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しおり先生の一言一言が心に刺さる。
最後の方はじーんときたなぁ
ちゃんと伏線回収もあって素晴らしい作品でした。
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学校の図書室が舞台。それは読みたくなる‥‥でも自分が涙したときはビックリした。短編ごとに泣いていた。
自分も学生生活の中で辛い葛藤・戸惑い・苦しかった事あったなと色んなことを思い出し、重ねて読んでいたこともあり じんわりと心が苦しく切なくなった、と同時に温かな気持ちにもなれた。
司書のしおり先生のような優しさを持った大人や友人が身近にいてくれたら、逃げてもいいんだと受け止めてくれる人が1人でもいれば 生きやすくなるのかもしれないと、しみじみ思いました。
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「雨の降る日は学校に行かない」の続編ということで、買ってみましたが、やはりどちらも心を温めてくれる優しい本。
辛い時、なんとなく気が乗らない時、そういう時に読んでみると慰められて、希望になること間違いなし!!
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筆者つながりで文庫化されたこともあり、図書館で借りて読みました。
すでに学生生活のことは、ほとんど忘れてしまっていたけれど、部活引退後は放課後に図書館に通っていたことを思い出しました。
叙述トリックを使っているところも面白く、筆者の作品らしいが、さらに、それが将来への希望につながっているところが素晴らしい!
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ムスメが誕生日プレゼントにくれた小説。
読み終えて、今高1のムスメにこそ読んでほしいと思った一冊。
学校司書の「しおり先生」と、6人の中学生の女の子たちの物語。
居心地の悪い学校の中で、図書室だけが息のできる場所。私も似たような経験がある。こんなに教室が辛い子が多いって、学校のシステムどうにかならんのかと余計なことまで思う。
「どんなにつらくて、しんどくても? 今がつらくて、絶対に思い返したくないときでも?」
「信じられないかもしれないけれど、いつか懐かしめるときがくる。つらい思い出だとしても、その時の気持ちをバネにできるときがくるよ」p83
そんな励ましの言葉も、届かない時がある。だって彼女たちは「人生に詰んでしまっ」p233 て、「自分が大人になれるなんて、欠片も考えられない。」「絶対に、うまく生きられないって、知っているから」p72。
そんな少女たちに、しおり先生は物語の力を説く。
「物語から持ち帰れることって、たくさんあるんだよ」p281
「物語は嘘かもしれないけれど、全部は嘘じゃない。物語のように美しい世界を願う人たちはたくさんいる。」p299
ほんとうに。だからしおり先生も、私も、大人になることができた。物語がいつも側にあって現実世界に空いた穴を埋めて、私が立っていられるように支えてくれていたから。
「わたしたちは物語を通して、そこに生きる人たちと出会うことができる。その言葉と優しさは、きっと本物だよ。」p306
たくさんの勇気や優しさに触れて、たくさんの温かい涙を流してきた。今も、しんどい時には頁を捲る。教室から図書室に逃げ込むように、物語の世界に避難する。自分の居場所がそこにある。
世界中の物語と、そこにメッセージを込めて送り出してくれた作者たちに、心から感謝して、2023年の読書納めといたします。
ところで…
作者の相沢沙呼氏だが、可愛らしい名前と既刊書の華やかな表紙の数々から、何の疑いもなく30代女性作家(キレイめ)だと思っていました。しおり先生みたいな人かと。wiki見てびっくりです…
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本屋で見かけて、タイトルを見て手に取ってしまった作品。
各連作の主人公たちが、各々の悩みを抱え、苦しみ、向き合っている様に心を動かされました。主人公にならなかった登場人物達も、それぞれに悩みを抱えていたはずで、彼や彼女はどうだったのだろう、と考えさせられる作品です。
自分自身が中学生の頃に感じていた感情を、もう一度振り返ってみたいな、とそんな風にも感じさせられました。
中学生はともかく、高校生以上の方でも、自身の経験と照らし合わせて読める、読みやすい作品だと思います。
自分は、また誰かの感情に触れたくなったときに読みたいなと思います。
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はじめ、文体などちょっと入り込めない感じがあって躊躇したけど、次第に慣れた。
短編ならではの、あの子とあの子が繋がってて〜展開が後半ドドドと押し寄せ、後半は結構涙腺ゆるゆるに。