紙の本
ピポクラテスの悔恨
2023/10/31 22:01
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
真琴と古手川の助教授と刑事りコンビニにキャシー、光崎教授といういつものメンバーが医療事件の解剖法医学から犯人を探し出すストーリーで中山先生の得意な分野なので医療表現も細かく楽しませてもらいました。
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2023/6/20 読了
次男蔵書から
テレビ出演時の光崎教授の発言に対して、不穏な書き込みが!
「これからわたしは一人だけ人を殺す。絶対に自然死にしか見えないかたちで」
光崎ご老体の活躍する場面は少なく、若造古手川と真琴先生、時々キャシー先生で話しは進みます。それぞれの話しが本筋への道のりになっているのですが、ご老体が懸念していた「貧乏」がしっくりきませんでした。
最後の渡瀬班長とご老体が全部持っていく場面は緊張感やらスピード感があり、一気に読めました。
最後の最後、後日談があるのかなーと思ったら、そのまま終わりでちょっと拍子抜けな感じになりました。次巻は後日談から始まって進んでほしいです。
楽しく読み進めました!
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ヒポクラテスシリーズ4冊目
短篇集のようで読み易いが、一つひとつの内容は重め。現代社会が抱える問題をピックアップしている。
古手川さんと真琴先生、そしてキャシー先生の掛け合いが面白い。キャシー先生、好き!
謎解き要素は少ないけれど、十分楽しめた。
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老人の声/異邦人の声/息子の声/夜蝶の声/子供の声
発端は法医学教室の教授への脅迫文
そして起こる人の死
警察も大変だ。古手川さん がんばって~~
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今回は、師匠と弟子の関係に重きを置く回でしたなぁ〜
ってことで、ハラハラドキドキ感は薄め
まぁ、二人の心はだいぶ通い合ってきたようなので
その点では、読んでて嬉しかったですね。
でも最後の古手川っちの言葉が・・・「はっ」とさせられました。
あら、そういうフェーズに入ってきたんだねって。
この先も色々気になるこのシリーズです。
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切っ掛けは通底するが,基本的には5つの異なる事件を扱った短編集といえる.どんでん返しがある訳でもなく,死因不明社会たる日本を題材にキャラクタを愛でるライトノベル的な作品と申し上げてよいのではあるまいか.
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「これから一人だけ殺す。自然死にしか見えないかたちで」
ん~結局のところ全部そうなのよね
ただ宣言した人間か否か、宣言したものが誰でなぜそうしたか
でもこの宣言が無ければ明らかにならなかった死で
死者の言葉を聞く機会を得られなかったわけで
物語は空振り空振りヒットだと面白くないだろうし
だからといって当たり当たり大当たりだと真犯人の印象は薄く
そこらへんの難しさを登場人物たちのキャラクターで
エンターテインメントに仕上げているという印象
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Amazonの紹介より
「これから一人だけ殺す。自然死にしか見えないかたちで」
解剖されない9割の遺体に、隠れた犯罪が潜む!?
真相とともに浮かび上がる、光崎教授の〝悔恨〟とは?
死体は雄弁に語る――法医学ミステリー第4弾
「一人だけ殺す。絶対に自然死にしか見えないかたちで」浦和医大法医学教室の光崎藤次郎教授への脅迫文がネットに書き込まれた。日本の解剖率の低さを訴えるテレビ番組での、問題の九割はカネで解決できるという彼の発言が発端だった。 挑発などなかったかのように、いつもの冷静さで解剖する光崎。一方、助教の真琴は光崎の過去に手がかりを求めると、ある因縁が浮上し……。
シリーズ第四作目。個人的には第一作だけしか読んでいなかったでのすが、前知識がなくても充分に楽しめました。
一つの脅迫を皮切りに、一見何も違和感なく普通に処理されるはずが、脅迫があったことによって、何でも司法解剖していきます。そして、そこから見えてくる真実に法医学の凄さを感じました。
色んな死者の「声」が詰まった連作短編集で、物語のメインとなる脅迫の真相も最後に明らかになっていきます。
ミステリーの面白さだけでなく、その背景にある社会問題も注目するところがあって、物語に深みが増しました。
少ない割合でしか司法解剖ができないことやそれぞれの事件で見えてくる背景も印象的でした。介護や外国人就労問題などうまく社会問題を取り入れつつ、意外な真実も垣間見えて、一つ一つの短編小説も面白かったです。
ただ、中山さんというと、最後どんでん返しの面白みもあるのですが、個人的にはあまり驚愕というわけではなかったのですが、意外な人物で面白かったです。
内容も面白かったですが、登場人物も魅力的でした。特に光崎教授の鋭い「目」と「口」が凄かったです。
解剖に対する社会問題に厳しく言ったり、見逃さない「死」に対する解明は高齢ながらも、存在感は抜群でした。
他にも癖が強い登場人物ばかりでしたが、きちんと軸はありつつ、程よいコミカルな部分もあって、楽しめました。
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天上天下唯我独尊の光崎教授がTV番組で「世の中の問題の九割はカネで解決できる」と発言。
その後光崎教授に脅迫文がネットに書き込まれた。
「一人だけ殺す。絶対に自然死にしか見えないかたちで」
今回5人の事件ですが、いかに事件性を立証して解剖に漕ぎつけるかが焦点でした。
古手川が暴走しつつも成長してました。振り回される助教の真琴も嫌々ながら良い仕事してますね。
光崎教授の解剖シーンはどれもアッサリで、残念でした(´ー`)
光崎教授の過去の因縁を解決するという少々毛色の違う内容に面白さは☆3つかな…
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光崎教授の職業観がすごかったです。
新しい命を守るための腕と死者の声を聴くための腕。
光崎教授がどんな気持ちで法医を選んだのか俄然興味が湧いてきました。どっかに出てましたっけ?
世の中の問題の9割は金で解決できるという光崎教授の言、大学病院においては7割くらいは解決できると思うので頷きました。
真琴先生が徐々に古手川さんを意識しててニヤニヤしてしまいますね。
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長編小説だけど独立した短編小説を読んでるみたいでどの話も面白かったのですが、最後はいきなり話が終わってしまい物足りなく感じました。
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久しぶりのシリーズ最新!
ちょっと出番少なない?光崎教授?
真琴さんと、古手川さんの活躍が目立った気がしたけど…
でも、結局、颯爽と現れ、メスを捌く(この表現でええんかな?^^;)光崎教授に、おいしいとこ取られてんのかな?
まぁ、2人とも、自分らの上役(真琴さん:光崎教授、古手川さん:渡瀬班長)に取られてる感じ。
若い頃には、失敗もあるし、後悔もある。それを糧に成長とはいえ、医療関係とか、警察関係とか、失敗したら、直、人命に直結しそうやから、簡単な後悔では済まんし、しんどい職業(−_−;)
「これから一人だけ殺す。自然死にしか見えないかたちで」
この宣言で、事故死とか、病死とか思われてる人を疑い、死者の声を聞くように頑張る古手川さん、真琴さん。
短編のように、5つの死者の声を聞く形で進む。
日本って、ほとんど解剖しなくて火葬されるけど、あるんやろな?実は殺しや!ってヤツが。
こんなに、疑った死者全員が、実は?ってのもどうかと思うけど…
予算ないのは分かるけど、出来るだけ、声は聞いて欲しい…
なら、こんな事件も起こらんし。
もっと無念を晴らせるかもしれんし!
一気読み(^-^)v
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衣食足りて礼節を知るが、正に真理をついた言葉だと感じました。
「量的な問題は、ある段階で質的な問題に変化する」
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今回も全体を通した満足度は高い。
ただ、解剖シーンに関しては前作よりあっさりしていた印象。どちらかと言うと真琴と古手川が奔走している場面が多めだった気が。
もちろん、この2人の関係性が今後どう変化するのか気になるところではあるけれど、その2人ばかり登場するのもつまらないので教授の出番増えるといいなあ〜
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ヒポクラテスシリーズ第4弾
相変わらずのメンバーだけど、真先生もかなり成長したんじゃないかな
古手川刑事とキャシー3人の絡みは笑えるw
マスコミに脅迫状が送り込まれた
今回は光崎教授がおかしい・・
過去において後悔していることがあった
あの時、もっと主張して解剖していれば・・
誰しも失敗はある
でもそれを糧に精進するかどうかで人生決まるのかな
犯人が捕まったのは良かったけど、どうしようもないグズ犯罪者はいるんですね・・
今も、過去も・・