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お気に入りは「崖の下」
中々出てこない凶器がまさかの物で驚きました。
葛警部の手腕が見事でした。
短編集でしたが、ぜひ長編も読んでみたいです。
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米澤さん初の警察ミステリー。短編ものなので読みやすい。けど…今野さんの刑事ものとあまり変わらないような気がしますけど。このミスは高評価なのですね。
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K 2023.8.17-2023.8.19
とても読みやすい。淡々と事件が始まり、刑事たちの地道な捜査と最後は葛警部の鮮やかな推理で解決。もう少し葛警部の内面がわかったり、部下の人物像がわかったほうが好みだけど、読んでいるとこの感情を表さない淡々とした語り口がクセになる。
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作者初の警察モノとのこと。理路整然と捜査=話しが進み好印象。部下のキャラや人間関係などを必用以上に掘り下げないのも、スッキリしててこれはこれでアリ。
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面白かった。
米澤穂信が警察小説を書くとこうなるのか。
「崖の下」だけは、アンソロジー『神様の罠』に収録されていて既読だったが、こうしてシリーズ化というか連作化して、葛警部の活躍を読めるのは嬉しい。
文体や、葛のキャラクターなどから、何となく北欧ミステリと主人公の中年の警部を連想させる。捜査一徹なところ、部下を容赦なく使うところ(それゆえに嫌われている)、けれども優秀で、必ず結果を出すところ。
文体も、まるで捜査報告書を読んでいるかのような(本物を読んだことはないが笑)、余分な描写や葛の感情を削ぎ落とし、手触りとしてはひんやりしている。
5作収録されているが、とりわけ好きなのは表題作と「ねむけ」だ。文章で抑えているからこそ、犯人の心情や心理が浮かび上がってくる。
そして、表現されていないからこそ、読者の心に残る余韻というものもあるのだと思う。
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3.5くらいかな
ミステリー部門4冠と、めちゃめちゃ期待して読んだがちょい期待はずれ。
5篇からなる短編集。
全てに葛警部が出てきて、分析力、判断力、部下への適切な指示で事件を解決していく。
あらゆる状況証拠がそろってるにもかかわらず、確定逮捕には踏み切らず、冷静な分析で以外な犯人逮捕や犯行方法をあぶり出す葛警部のキャラ立ちが良い。
本のタイトルつけるとするなら葛警部の事件簿といったところか。長編で読んでみたいな
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寡黙でストイックであらゆる視点から答えを導き出していく葛警部が兎に角カッコよかったです。
痺れました笑
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米澤穂信先生初の警察ミステリ。
連続放火事件の見えざる共通項を探り出す表題作を始め、葛警部の鮮やかな推理が光る5編…
葛警部の頭脳がとにかく凄い。普通じゃ考えつかない真相にただただ驚きました。
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警察小説の短編集。
どれも葛警部の推理が冴え渡っていて、テンポ良く読めて面白かった。
証言や物証があっても、何かおかしいと思う自分の感覚を信じていて、プロフェッショナルという感じがした。
シリーズ化してくれたらいいな。
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群馬県を舞台にした5編の短編からなる警察小説。
圧倒的な捜査能力のある葛警部は寡黙で愛想のないザ・刑事(昭和)。
組織からの評価は高いものの、部下や上司からは絶妙に距離を置かれています。
そんな葛警部の元に一筋縄ではいかない事件が起こります。
実際に自分も捜査に加わったような感覚で事件の謎を解明しようと試みましたが、
どれも予想していた結末と異なっておりました・・・。
自分が部下だったらもう葛警部には呼ばれないだろうな・・・苦笑
最後はもやっとするお話ばかりで、それがなんとも言えない気持ちになります。
個人的には表題でもある「可燃物」と「命の恩」がゾクゾクともするし、
ミステリー要素もありで面白かったです。
次回作は是非とも長編で葛警部の活躍を見たいです・・・(続編希望!!)
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すべての章立てで予想を裏切られました。
この洞察力、私も自身の仕事をしてる上で被る部分が多く、多くの案件を早く片付けるために憶測でことを進めがちになりますが、最後まで疑う。これを忘れずに精進したいと思いました。
一つだけどうしてもいいたいのは、1話の見つからない凶器はずっとツララだと思ってました。
凶器そのものは消えるし傷跡の口からも絶対そうだ!ってこれは当たったやろうって思ったけど、違う展開だったのでモヤモヤしましたね。みなさんどうでしょうか?
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群馬県警刑事部捜査一課、葛警部登場。
外見とか年齢とかの描写もほぼなく、フルネームも年齢もわからない。
最小限の言葉で部下を動かし、また部下であれ事情聴取の相手であれ、言葉の曖昧なニュアンスを見逃さない。
“お前の捜査手法は独特だ。どこまでもスタンダードに情報を集めながら、最後の一歩を一人で飛び越える。“
かあぁぁ〜、クーーーール!
5篇の作品それぞれに、謎を剥ぎ取られたあと、冷たい真実が晒され…鮮やか。
事件が解決したのちの事については“警察は関係ない”とだめ押しでふれて、さらに陰翳が際立つ。
また楽しみなシリーズが始まった。
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米澤穂信さんの本格刑事物の作品です。
短編5編からなる作品で、
自分は最後の「本物か」という話が好きでした。
主人公の葛警部の頭のキレは必見です!
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犯人を見つける洞察力がすごい。同じ情報を持ちながら1人見え方、考え方が違う葛警部。犯人が分かった時スッキリ感と普通の人はそこまで推理に厚みを出せない力の差を感じました。推理の勉強になりました笑
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穂信ちゃんの作品かつ今年度のミステリ関係各紙で3冠達成という事で、少し辛い評価に。
文章は相変わらず整っているし、それぞれの事件も意外性が見られて悪くない。しかし、主人公?話の進め役?であるところの葛警部に寄り添う事が難しく、まだまだ続きがあるのではないか?という期待が出てしまう。自分の読みが甘いのだろうか?