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戦争とデータ 死者はいかに数値となったか みんなのレビュー
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紙の本
まさに「戦争とデータ」を語る本
2023/08/23 13:53
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争では何人が死んだ、というデータはつきものだが、その出どころやどうやって出されたデータかにまで心を寄せて、報道を受容している人は少ないだろう。本書は、戦争全体を把握するために必要なデータ収集がどう行われ、そのデータがどこまで実際の現象を反映しているか、について論じている。
確かに「世界のどこかで誰かが戦火に苦しむなか、そのデータは誰かが体験している戦争をどこまで性格に表象しているのか」という著者の問いには共感する。
非常に細かく具体的な事例、データ収集の実際、人道的なネットワークの活動などが紹介されているが、
結局、戦争データというのはそれ自体が生成が困難であることがよく分かる。そしてわれわれ、その示されたデータを見る側のリテラシーが求められているのだと再確認させられる。
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