表紙イラストがそんなに気味悪くないので助かる
2023/07/31 18:04
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投稿者:たけとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
単行本でも購入しているけれど、解説が芦花公園さんだったのと、ラストページのアレを文庫本と単行本とで見比べておきたかったのでw
第一部の終盤はかなりスリリングで面白かった。最初から順に読んでいて、ラストページを捲った時の恐怖感が良かった。終章で世知辛い出版事情も出てくるけれど、そういや読書メーターでもそういう感想をちょいちょい見たなぁ…w メタすぎるとそういう弊害もあるのか…w
家に関するホラー作品が作中でも色々上げられていたけれど、大林監督の映画「ハウス」を思い出した。自分の世代だと「スウィートホーム」かなぁ。
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今回もホラーを堪能させていただきました♪
読んでいる間に何も増えなかったし、何もなくならなかったので安心ですね。
幽霊屋敷ものにこうした描き方をされると更地を歩くのが嫌になるかもですねぇ。
でも、最終巻まで楽しませていただきましたので、次は別な仕掛けで楽しませていただきたいです(*^^*)
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蔵から発見された三つの記録。それらはすべて「家そのものが幽霊」だという奇妙な内容で――。最凶「幽霊屋敷」シリーズ最新作!〈解説〉芦花公園
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単行本からの再読。シリーズの総まとめという印象が強かったです。ぜひとも作中で言及されていた残り2作も書いてほしいです。ラストが単行本から加筆されていて良かったです。
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“家の幽霊”って聞いてもパッと怖さを実感できないけど、それが意思を持っているとなると途端に恐ろしさがムクムク。
三つの“家”の記録のうち「新社会人の報告」からは、ターゲットを何とかして家の中に呼ぼう呼ぼうとする家の不気味な意思が感じとれて背筋が寒くなる。
一息つける幕間の編集者の三間坂さんと三津田先生の会話も、どんどん怪異の核心に迫っていく会話の中で前作の後日譚や烏合邸の『黒い部屋』との繋がりが急に明かされたりするから油断できないなぁ。
ラストの仕掛けは心臓に悪いwもしかして減るのはこちらの寿命なのか!?
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久々にホラー小説を読んだというのもあって、一気に読んでしまった。
冒頭はやたら他作品のタイトルとあらすじが紹介され、興味がそそられる作品もあったのでメモしたものの、紹介される作品数が多すぎてちょっとくど過ぎると思った。
いざ始まってみれば、新社会人の報告は面白かった。そして幕間では、この表紙は顔が1つと目が3つだが???とよくわからなかったり、この本はシリーズ3作目らしいので(1作・2作目未読)、前作らの比較の話など、読み飛ばす箇所もありつつ。
3つの話を経て、それぞれの関連性を検討してみると時系列になっており、全て繋がっていると判明する。そこらの考察がミステリーっぽい。
しかし、個人的には新社会人の報告と、自分宛の私信が1番面白かった。精神科医の記録は江戸川乱歩っぽさがあった。
最後の1文字ずつ減っていくページは凄いし、追記にはふふっとなった。
あの家に呼ばれる 新社会人の報告
その家に入れない 自分宛ての私信
この家に囚われる 精神科医の記録
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まず初めにこの本は幽霊屋敷3部作の最終話のようだ。(自分も知らずに購入したが…)
序盤で作者から説明があるように、この話から読み始めても問題ない内容になっている点は安心してほしいが、シリーズを通しての伏線もあるようなので、折角なら「どこの家にも怖いものはいる」から読まれることをお勧めしたい。
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とりあえずたった今読んだ新鮮な気持ちを
最後のアレで「バッキャロオメェ!!!」って本投げそうになった
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こっっえぇ〜((((;゚Д゚))))!!!
完全に油断してた…
もう勘弁してください(༎ຶ⌑༎ຶ)
ーーーーー
もし何かが「一つずつ減っている」または「増えている」と感じたら、この読書を中止してください。(本文より)
ーーーーー
前作『わざと忌み家を建てて住む』が怖すぎて、アレを超えるモノはあるまいと完全に油断しきっておりました。
今回は『家』の怪異。
家は生物じゃないから、怖さもそこまでじゃなさそう。
でも三津田作品だし、シリーズ全部読みたいよね。
…てな事で、3作目も読みました。
なんせ1作目を読了後、あまりのおもしろさ(怖さ)に「シリーズ全部読もう!!」と公言したのですから。
2作目の途中で怖すぎて挫けはじめ、でも何とか何事もなく読了することができ、やはり続けて読みたくなってくるのです。
これはもう怪異に導かれてる?笑
『そこに無い家に呼ばれる』は、一晩、夜を跨いで読みました。
夜、途中経過のネタバレを友人Sと少しだけ話していました。
翌日の朝(今朝)続きを読み進めると、昨晩話していたネタバレ中の考察が(非常に)怖い形で作中に登場してきました。
背筋に悪寒が走った私は、すぐSにLINEしました。
「怖すぎる…!!!(༎ຶ⌑༎ຶ)」
三津田先生が読んだ『家』に関する資料は、前作同様、三間坂さんの蔵の中から発掘されたお宝。
木箱と缶に入っており、その上からお札のようなものと縄で封印されています。
中には1冊のノート、自分宛の手紙の束、精神科医によるファイルの3つが入っていました。
この『幽霊屋敷シリーズ』は、3冊全て読むことをおすすめします。
1冊、2冊しか読まないのは勿体無い。
全て読み終わった時……さらに怖い事請け合います。
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シリーズ3作、読了。
家自体が意志を持ち、幽霊屋敷として現れる。古今東西の小説でもあまりないケースという話を三間坂秋蔵としているが、訪れた者に富をもたらすという迷い家も幽霊屋敷の一種ではないかと思ったのだが、ちょっと違うのだろうか。
「そこにない家~」内に張られた伏線だけでなく、シリーズを通して張られた伏線もあり、内容についてだけでなく、その設定に関しても、どれだけ緻密に計算をして書かれているのか驚くばかり。おかげで怖さよりも驚きのほうが勝ってしまった…。
小説内で考察の種になっていた幽霊屋敷などに関する本も面白そうなものが多く、また読みたい本の積読が増えることになった。
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前回読んだ三津田信三先生の他作がとても好みでしたので、他にも読んでみたいと思い、ブクログで評価の高いこちらの作品を選びました。
早速読んでみて、先輩方の評価の理由に納得しました。
物語の進むのスピード感や各章の進みが何とも絶妙。
焦らされてる気がして、
早く読みたい早く読みたい…とどんどん読み進めてしまい、結果一日で読み終えてしまいました。
そして一日費やした甲斐があった…!と思わせてくれる、圧倒的結末。最後の三津田先生が見事な推理と伏線回収を書き上げています。
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今作もたっぷり楽しませてもらいました。
シリーズの2作目の前作を読んで無いのが悔やまれる。
繋がりはないとはいえ幕間でちょいちょい出てくるので読みたさUP。
探してるけどなかなかこちらではお目にかからず。
1章での屋敷の歓待ぶりはそれはもう厭なもの。
地下道でのシーンで厭さが頂点に!もう、最高です。
今作で幽霊屋敷3部作は完結らしいが、幕間でちらっとタイトルが出て来た今後の2作もぜひ読んでみたい。
と、思わせられてるのは実験のせいなのか?
今回も満足でした。
早く2作目と解説を担当された芦花公園作品も手に入れたい!
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シリーズ第3弾!
三部作の最終巻です。
前2作が夢に出るほど怖い本だとしたら、本作はこれを読むことによって自分もこの恐怖体験の一員にさせられてるのではないかと不安にさせられるものでした。
「これなら夜に読んでも大丈夫だったかな」って思いながら読んでいたのですが
ラストの不気味さったら
もう、、、、
さすがとしか言いようがありません。
怖すぎました笑
前2作に比べて派手な恐怖度は抑えられているものの、ものすごく不安で嫌な気持ちにさせられる名作です。
とても面白かったです。
そしてとても怖いシリーズでした。
もし再読するとしたら、今後は昼間にカフェで読むことにします。
怖すぎて家で読めません笑
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母が亡くなってから2週間と少し。こんな話を読む心境ではないはずが、三津田さんにはスルスルと吸い寄せられ、母の遺影に見守られながら読みました。巷で大ヒットを飛ばしているいくつかのモキュメンタリーも読みましたが、やっぱり私は断然こっちが好き。なんとも言えない余韻があって、深い。
何かが一つずつ減っていたり増えていたりしたら気をつけよって、わざわざそういうのを見つけて数えてしまうじゃあないですか(泣)。ラスト3頁は『逆転美人』並みの労力を感じました。というのは『逆転美人』の藤崎さんに失礼ですかね(笑)。怖かった。
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モキュメントは映画でも大好物です。
故に、すごく楽しめました。
作中では
「前2作を読んでいなくても〜」
と、ありますが
絶対、前2作読んでた方が
楽しめたなぁと後悔です。
同系統で言えば
芦沢央先生の
「火のないところに煙は」が
単作で読みやすかったかなと。