紙の本
もう少し身近な組み合わせがでていたら。
2023/09/05 15:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
共生する生きものを大きなイラスト付きで解説する。
わりとよく知られているクマノミとイソギンチャクを始め、様々な組み合せが登場する。
分かりやす解説と大き目のイラスト。雰囲気は「○○ないきもの」という日本の動物研究者の現わしたシリーズを一寸想起させるもの。「相利共生・偏利共生」や「絶滅危険度」を説明項目に挙げてあるのは、少し読者の年齢層を高めに設定しているのだろうか。
これから生きものをいろいろ知りたい人の入門向けには面白いと思う。ただあまりなじみのない生きものも多いので、もう少し身近な生き物が紹介されていたらもっと理解しやすかった気がする。
投稿元:
レビューを見る
●なぜ気になったか
クマノミとイソギンチャクの共生、これはキレイだし微笑ましいし、みてほっこり。でも、実際はおどろおどろしい共生のほうが多いのでは?確かめるために読みたい
●読了感想
今まで共生は主に寄生のイメージと捉えていたことに気づかされた。お互い利益を得るもの、お互いがいないと生きていけないものなど、いろいろな共生の形があることを知ることができた
#共生する生きもの図鑑
#サミ・ベイリー
23/8/17出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
https://amzn.to/3KNsQAV
投稿元:
レビューを見る
自然が見せる奇妙な関係
①相利共生②片利共生③寄生
②ジャッカルとベンガルトラ
①狼と渡烏:共犯者
①ツパイとウツボ葛:トイレ
①ワニとチドリ
②マンタと小判鮫
②吸血フィンチと鰹鳥:怖
投稿元:
レビューを見る
"(共生は)大きく次の3つに分けられる。
相利共生――その関係からどちらの側も利益を得る。
片利共生――その関係から一方だけが利益を得て、もう一方は影響を受けない。
寄生――一方が利益を得て、もう一方は悪影響を受ける。
これはさらに次のように分類できる。
絶対的相利共生――どちらももう一方がいないと生きていいけない。
任意共生――どちらもそれだけで生きていけるが、一緒にいるほうが利益になる(条件的相利共生)。
住み込み共生――一方が永続的にもう一方の巣は体をすみかとする片利共生。
運搬共生――一方がもう一方を移動手段として利用する片利共生(便乗共生ともいう)。
ミュラー型擬態――一方が有毒あるいは嫌な味の動物や植物にそっくりに見えるように進化して、それ自体は危険ではないのに生き残れる。
捕食――一方が、通例、主たる食料源として、もう一方を殺して食べる。" はじめにより
共生というと、相互に利益のある状態を指すのかと思っていたが、捕食も共生の一種だとは。専門用語は迂闊に使ってはならないということか。
内容としては、オーストラリア周辺の動植物に関するものがほとんどを占めている。
著者は文章だけではなくイラストも手掛けているようだ。余談だが、これほど邪悪に描かれた猫というのもめったに見れるものではない。
投稿元:
レビューを見る
《実例多く面白い。》
共生や擬態についていくつかの例を載せた本。一応、海外の事例が多いので、初知りのものもある。ちなみに日本語訳がおかしい点がちょっとあった。