- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
8 件中 1 件~ 8 件を表示 |
紙の本
はじめて知ることの大切さ
2024/02/19 15:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バベル - この投稿者のレビュー一覧を見る
中井先生が出版された書籍は多くても、中井久夫先生のことを記した書籍は少ないことから手にしました。そのような意味で中井先生をすることができて良かったと思います。
紙の本
グッド・ドクター
2023/11/05 08:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いずみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
第11章に、中井久夫の洗礼(2016年5月29日カトリック垂水教会。洗礼名パウロ)のことが記されている。入門講座に月一回通って。
あとがきに、最相葉月が記す。ーおもわず、「先生、私、双極2型の診断を受けました」と打ち明けたところ、中井は一瞬のためらいもなく、「ほう、私と同じです」といった。「え、先生も2型ですか」「私も2型です。2型は休むのが下手でしょ」「ええ、そうですね」「悩みに悩むというところがあるね」
紙の本
中井久夫を知るための丁寧な入門書
2023/10/19 17:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶんてつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中井久夫さんが精神科医になるまでのいきさつから著者との最後の日までが、とても丁寧に描かれている。
著者の最相葉月(さいしょうはづき)さんは、『絶対音感』や『セラピスト』などを執筆した方。
気にはなっていたが、今までその著作を手にしてはこなかった。これを機に読んでみたいと思った。
中井久夫さんと言えば、もちろん精神科医として有名な方。
ただ、本人の著作だけを追いかけていると、中井さんの丸ごとを理解できないと感じてきた。
そんなとき、この本と偶然に出会った。そして、私にとって、とても良い入門書となった。
中井さんをより深く知るために、手がかりとなる記述がたくさん出てくる。
たとえば、「中井久夫には、二つの顔があったといわれる。一つは精神科医としての、もう一つは文学者としての。」という記述。
中井さんを知る人には、当然のことで、よく「いわれる」ことなのだろう。
しかし、私のようなにわかファンにとっては、大きな発見だった。
私は中井さんが精神科医として有名になったので、時事的な話題についても意見を求められて、書き継いできたものが本になったのかと思っていた。
しかし、そのようにして中井さんの本を読むと、見えてこない部分ができてしまう。
それを「二つの顔」の一つとして、「文学者」を「精神科医」と対等に置くと見えてくるものがある。
中井久夫という人にとって、文学的なものがいかに大切であったか。
文学的な考察が単なる感想ではなく、本当に切実なものであったということが、はっきりと見えてくる。
そして、そのような「二つの顔」が必要だった意味も、この本は丁寧に描き出している。
また中井さんの本を読む楽しみが増えた。そう思える良い本であった。
8 件中 1 件~ 8 件を表示 |