投稿元:
レビューを見る
久々の星5。
第0章を読んだ時から「これは良い本だ!」と確信した。印象的であった部分について、いくつかに分けてまとめる。
今話題の非認知能力の育て方に関する内容。
状況に依存されやすく、見取るとなると主観的かつ感覚的にならざるを得ないという非認知能力の特性を理解した上で読み進めると良い。
レベル1にあたるチャンクダウンは、非認知能力のみならず、何かのゴールを決める際にも有効であると感じた。結果としては、これまで当たり前に言われている目標になったとしても、「たくさん話し合って自分たちで決めた!」という事実があり、自分ごと化する。
レベル2にあった即時的/適時的フィードバックこそ、教師の力量が試されるものだと思う。ここに学級通信や語りといったものも繋がると感じる。
育てたい非認知能力を教師間だけでなく、子どもとも共有することで、意識を高めることができる。これは菊池省三先生の価値語や渡辺道治先生の語りとも通ずるものがあるように思う。
いつまでも反省的実践家でありたいと思う。
この本に出会えたことに感謝!