紙の本
お金の本質
2024/04/29 22:10
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投稿者:UMA1001 - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供には少し難しい内容かもしれないが、少し違った視線からお金のことを考えるきっかけになる。お金を稼ぐために働く、お金の奴隷になるのではなく、誰かのために役立つために働くことを意識しよう。
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「働くとは、お金を稼ぐことではなく、誰かの役に立つこと」
お金のために働いているから、仕事が嫌になっているんだと思った。お金のためでなく、誰かに、その人にとって価値のあることを提供できる働き方をしたい。そのために知識や技術を身につける。自分が働いて作り出した価値はもしかしたら、自分には見えないところにまで貢献できる可能性もある。
逆に自分がお金を払ったものには、生活を豊かにしてくれる価値があり、物でもサービスでも、顔は見えなくても感謝をしたいと思った。
お金や働くことに疑問を持った時に読み直したい。
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小説として読むとイマイチだけど、大切なこと、田内さんが伝えたいことを子供の年代にもわかってもらおうとすると、このように物語にするのがいいのかも。(最後はウルっときたし。)
働くことは、お金を稼ぐことではなく誰かの役に立つこと。だから、その人の働きでどれくらいの人が助かったか、どれくらいの人の役に立ったかで受けとれるお金の量がかわるということなのかなと思った。
こんな解釈であってるのかな。
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お金に関する経済教養小説。概念的なことは単純には説明しづらく、ストーリーを絡めての説明が理解しやすいし考えやすい。お金に関する物語、おもしろそうなので読みたい
#きみのお金は誰のため
#田内学
23/10/18出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/3tLxHNa
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お金の考え方を変えてくれる本。みんなで貯金しても意味がない、お金で解決できる問題はない、お金自体には価値がないなど深い話が多く勉強になった
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学校の教科書にした方が良いレベル。ラストの手紙のメッセージは最も心に響いた。お金があるからこそ助け合える社会が存続している一方で、人々の仲間意識が薄くなった。仲間意識が薄くなるというのは、昔はお金ではなく物々交換や協力によって支え合ってきたが、今はお金による売り買いによって支え合っているため、仲間意識のような実感は伴わないということである。貨幣経済の今、仲間意識を持つには「ぼくたち」の範囲を広げることである。「ぼくたち」の範囲を広げるために、「他人事」をなるべく減らしていきたいと思った。
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物語として最後のまとめが良いので満足感はありますが中学生に勧めるにはやや難しいかな、と。
経済活動は贈与。与えた人、水溜りに溜めないで動かした人がバカを見ないような世の中にしなくては行けませんね。
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さっき読み終えたばかりで、興奮しながらこの感想を書いています。
「お金を貯めても意味がない」というポップのコメントに惹かれて、手に取りました。冒頭で「お金には価値がない。お金では問題解決できない。お金を貯めても意味がない」という言い切るお金持ちの老人が挑戦的で、ぐいぐい引き込まれていきました(その主張には半信半疑でありましたが)。
先生役の老人に対して、生徒役の二人(少年と投資銀行で働く女性)が、読んでいる自分の代わりに反論してくれるのですが、老人によってどんどんひっくり返されてしまうんです。「お金ってこういうことだったのか、とか社会ってそういう仕組みなんだ」って感じで、初めの挑戦的な老人のセリフも納得できました。学生のころに知りたかった内容でした。
表紙に経済教養小説と書いてあったので、お金と社会について小説形式で学べる本だとは思いましたが、小説部分にはあまり期待していませんでした(ごめんなさい)。わかりやすくするために小説にしていて、「先生と生徒役がでてくるパターンね」と思って読んでいたんですが、最後に裏切られました。
ネタバレになるので詳しく書けませんが、最終章の最後のセリフを読んで、「あれ?読み間違えていた?」と思ったんです。あわてて話をさかのぼって見返しても、間違えていないんです。
その答えは最終章のあとのエピローグに書かれていました。これまでの伏線が全部回収されて、お金と社会の物語ではなくて、愛の物語だったことに気づきました。未来を考えるためには愛がどうして必要なのかを証明してくれた本でした。
お金の本でまさか号泣するとは思わず、カフェで読んでいたことを後悔しました。母親だったら、この本を読んで泣かない人はいないと思います。お金や社会の話は高校の教科書にしてほしい内容だし、すべての人が読んだら、社会が変わる気がしました。まずは夫に読ませたいです。
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田内さんのnoteをたまたま読んで、興味をもったのでこの本を購入しました。(出版するまでの経緯と本文の冒頭が記載されていて、出版するまでのストーリーも面白かったので本書が面白かった方にも是非読んでみてほしい。)
めちゃくちゃ面白かったです!
私は経済学部出身なのでミクロマクロをはじめ経済に関する本を読んで来たはずなのにこれほど貨幣や経済に関する本質をついた本は今までなかったと思います。(私が真面目に勉強してなかったからかもしれませんが…)
お金の3つの真実
1.お金自体には価値がない
2.お金で解決できる問題はない
3.みんなでお金を貯めても意味がない
最初に見たときは、どうせ綺麗事や言葉の揚げ足取りのような説明がされるのだろうなと思いましたが、とても納得のいく説明でした。
これからの時代を作るのは政治家だけではなく、国民ひとりひとりなのだと前向きに捉えることができました。自分が誰の為に働くのか、自分が社会に貢献できる仕事は何なのか、を考えるきっかけになりました。
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「お金の向こうに人がいる」を小説仕立てにした内容だった。登場人物たちの議論を中心に話が進むのでより理解はしやすかった。
著者が到達した「お金の正体」には説得力があり、日々のお金の使い方や自分の価値観を見直すよいきっかけにもなる。
例えば流行りの海外ブランドのバッグを買うとき、そのお金はどう流れるのかを考える。効用以上のお金を払うとき、それは自分の意思表明でもあるのだと思う。
日々お金に困る生活をしていると理解のハードルが高くなる内容ではあるが、より多くの人に読まれると良いなと思った。(小説としての味わいを求めると裏切られるとは思うが。)
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作中に出てくる3人の登場人物がとても魅力的で、かつ、この世の中のしくみや働く意味について深く考えるきっかけにもなり…この本に出会えてよかった。
帯にある通り、本当に世界の見え方が変わった気がする。
そして最後の展開に涙.....。
自分が働いて稼いだお金を出して購入する物・食べる物・楽しむ物、etc… その向こう側にいる「人」に思いを馳せて日々過ごしていきたいと思いました。
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2023.11.23に購入して、やっと読み終わりました。
序盤は「お金自体には価値がない」、「お金で解決できる問題はない」、「みんなでお金を貯めても意味がない」という謎について各章進むのですが、私の頭ではイマイチピンと来ず。。各章ごとに目からウロコになるかと思っていた私には期待外れで、正直読み進めるのがしんどかった。(3章まではほぼ1日1章ずつ読んでいた感じ)
が、4章から面白くなります。というか4章の投資の話が一番面白かったかな。
「お金自体には価値がない」は私も同感で、それはどんなにお金があっても過去が戻ったり、死んだ人間が生き返るわけではないと思っているからですが、それをこの小説風に表現すると「過去を戻してくれる「人」や、「死んだ人間を生き返らせてくれる「人」がいない」ってことでしょうか。
後半の、どら焼きを「200円で手に入れた」と感じるか、「作ってくれた」と感じるかの違いはちょっと考えさせられました。
小説的な観点だと、最後の方は宮部みゆきの『魔術はささやく』を思い出しました。
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お金については個人はどうしてもミクロな自分を中心にしてお金の価値や判断をしてしまうが、この本を通じてお金をマクロ的な視点で見ることができるようになる。
個人としての私にとってお金とは何かではなく、社会の一員の私にとってお金とは何かを考えることができる。
つまりお金を稼ぐこと、儲けること、貯めること、使うこと、すべてが自分にとってどのような価値があるかではなく、社会的にどのような価値があるのか(ないのか)を知る良い機会になった。
お金は人と人をつなぐ潤滑油にすぎない、社会を作るツールでしかないことが感じられる。
この手のビジネス知識を得るための物語としては、知的に得るものもあるが、物語としての最期の結末も秀逸だと思う。
備忘
税金がお金の価値を作る
政府がお金を使うから循環する
お金は社会全体で見れば価値はなくなる
お金で人が支え合う
問題はお金ではなくお金を受け取る人が解決する
お金は解決する方法を選ぶ力でしかない
お金は移動するだけで増減しない
未来に向けての蓄えは社会基盤や設備技術しかない
格差のない豊かな生活を作る人がお金持ちになる(格差の象徴的に扱われている)
消費と投資で未来が選ばれている
税金は再配分
借金する国ではなく、働かない国が破綻する
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お金のこと、経済のこと、社会のこと…。
読後感は視野が広がった。
それと同時に、身近な人、物、事を大切にしようとも思った。
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私が気になっていたことが詰まってた。何で?って思うこと自分では調べるつもりのなかったことを説明してくれた。