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開かれた社会とその敵 第2巻下 にせ予言者 下 みんなのレビュー
- カール・ポパー (著), 小河原 誠 (訳)
- 税込価格:1,573円(14pt)
- 出版社:岩波書店
- 発売日:2023/10/16
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文庫
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紙の本
至極真っ当な主張
2024/03/10 04:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マルクス・アウレリウス - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポパーの主張は、そのプラトン、ヘーゲル、マルクス批判の舌鋒の鋭さにもかかわらず、穏当で至極真っ当なものだ。語弊を恐れずに言えば、つまらない、と言ってもいい。プラトンを愛読する者としては、その天才的なひらめき、流麗な文体、哲学的な理想と構想力に惹かれるのであるが、同時にその危険性(特にその亜流の)への指摘ももっともだと考える。ポパーのような批判者は必要であるし、批判を通じて進歩があるのだろう。ヘーゲルやマルクスは専門外だが、素人でも何とか読めた。膨大な注も含めて大作だが、味わい考えて読める価値ある書物だと思う。
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