サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

戦艦武蔵の最期 みんなのレビュー

新書

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー3件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (1件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

『戦艦大和ノ最期』と対をなす、凄惨な戦闘現場を描いた一書

2024/02/17 22:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る

書店でたまたま見つけ、『戦艦大和ノ最期』を読んだ評者としては、読み比べてみようと思い、昨日購入して本日読了。一気読みというか、怒涛の二日読みでした。

「直撃弾を受けたというならまだしも、水線下にくった魚雷一本の振動ぐらいで、あっけなく故障するような方位盤を、どうしていままでそのままにしておいたのか。」(142頁)
「自分の着たいものを自由に着られるっていうのが本当の世の中よ」(151頁)
「武蔵はもともとトン数の大きさだけが目的で造られたではなかった。これは大和の場合もそうだが、まだ外国にもその例のない口径四十六サンチ(十八インチ)の主砲九門を搭載するために、ただそれだけの目的のために、その大きさ(満載排水量七万二千八百トン)を必要としたのである。つまり日本の海軍が欲しかったのは、大きな艦ではなく、どこまでも大きな大砲だった。」(204頁)
「いまは死もおれにとってひとつの安らぎだった。おれは死ぬことによって、一刻も早くこの地獄の戦慄を脱したいと思った。」(223頁)

『戦艦大和ノ最期』は美文で、内容的にいかにも将校が書くべき作品であるのに対し、本書は文章は荒削りだが現場の厳しさ・悲惨さが伝わる一冊。両方合わせて一書であると思うこと大。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

夫人公認「ノンフィクション・ノベル」第一弾

2024/05/29 23:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

勢古浩爾の「大和よ武蔵よ」によると「砕かれた神」なる偽日記は昭和50年頃に書かれたとあり、「渡辺清の自伝的三部作を、夫人は「ノンフィクション・ノベル」といっている」とある。渡辺の妻が嘘つきか勢古浩爾が無意識に筆を曲げてなければ昭和天皇と海軍を批判しているはずの渡辺の本はフィクションという事になる。
 この本に出て来る人物の「経歴」で昭和19年当時の短現は短期現役士官を指して師範卒が入団する短期現役兵制度は昭和14年に廃止されたそうだ。29歳で戦死した事になっている上級兵曹は「十二年にわたった」とあるので17歳で入団した事になるが、これは陸軍の志願兵の話だ。「日本陸海軍総合事典第二版」によると海軍が海軍年少兵制度を導入して15歳以上なら水兵として志願出来るようになったのは大正14年生まれの渡辺が入団した事になっている「昭和16年5月1日」より後の7月5日。何でも水兵団教育を終えた渡辺「四等水兵」は何と砲術学校で3か月学んだとか武蔵の前に沈められた駆逐艦で終戦を迎えたとか称しているので実は海軍の軍歴自体がないのではないか?「大和よ武蔵よ」には渡辺の水兵姿の写真が掲載されているが自称グリーンベレー大尉の柘植久慶が「ザ・グリンベレー」などに掲載した安っぽい軍装品で決めた「グリーンベレー姿」みたいに見えてくる。
 「軍艦武蔵」の著者の手塚正巳は講演で渡辺について質問されると強い口調で批判していたが「『軍艦武蔵』取材記」には実際に武蔵に乗り込んでいた元水兵の遺族から送られた「どれも「武蔵」本としては広く出回っているもので」、「多くの個所に赤線が引かれていて、余白には訂正の文字が踊っていた」、「何気なく裏表紙を見ると、そこにはこれも赤色の太いマジックペンで、『ウソばっかりだ!これでは死んだ者も、戦った者も、浮かばれない!』と、大書してあった」とある。多分、渡辺の「海の城」や「戦艦武蔵の最期」もあるだろう。
 さて旧軍の専門家らしい埼玉大の一ノ瀬俊也と担当編集者は手塚正巳の著書や「大和よ武蔵よ」を読んでいないのか?一ノ瀬さん、あなたの同僚の岡崎勝世氏が「皇軍兵士の日常生活」なるものと同じ講談社現代新書から刊行した「聖書vs.世界史」のような何度も読み返したくなる本を書かれたらいかがでしょうか?夫人公認の「ノンフィクション・ノベル」だろうと昭和天皇や海軍を批判すればよしなら「キメラ」の著者が児島襄の「満州帝国」に書かれている熱河省の悲惨な農村光景を読んで設定上、チチハル郊外という事にしてそっくり引き写した「聞き書き ある憲兵の記録」を鵜呑みにしたのと同じだ。
 7月に「海の城」が出るそうなので多分、偽日記「砕かれた神」も出るだろう。軍歴詐称者が書いた「ノンフィクション・ノベル」三部作を楽しく読ませてもらいます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2023/11/11 20:14

投稿元:ブクログ

レビューを見る

3 件中 1 件~ 3 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。