投稿元:
レビューを見る
「栄花物語」を読んでみたいと思っていたらこの本の中に沢山でていて、嬉しかったが・・・。
平城天皇、陽成天皇、冷泉天皇、花山天皇
この4人の若い皇統の天皇様は、成し遂げたかったこともできず、貴族の権力者から皇位継承を狙わられて 「暴虐や狂気」に仕立てられる。
正当な皇統を、嘘で歪曲し天皇を退位させられる。
この本は、古文書を照らし合わせることで、
史実はどうだったのか?が 書かれています。
まだ若い少年・青年期に精神疾患を患っているように古文書に残され、上皇として長い時間過ごされた。歴史を歪曲され後世に読みつがれてきたなんて たまらないですね。
王統が断絶しかけたときに、越後から大男迹王を探しだして前皇統の王女と結婚させた時など随分と年月をかけたことなど、疑わしいな?と思った。しかも後にその名を継体天皇として、そのままの天皇のお名前だったので笑ってしまった。 「本当の系統なのかな?」と怪しく感じたことを思い出した。
おそらく、それも史実ではないのだろうな、と思う。
歴史好きな人には是非読んでみて欲しいですね。