投稿元:
レビューを見る
時代に関係なく、夫婦の形や絆はそれぞれ。心を揺さぶられる思いやせつなさや深い情愛を感じさせられる作品ばかりだ。編者の解説も、とても良かった。個人的には浅田次郎氏の『女敵討』が一番好きだ。
投稿元:
レビューを見る
【収録作品】
「乳付」 青山 文平
「蓬萊」 朝井 まかて
「女敵討」 浅田 次郎
「夫婦茶碗」 宇江佐 真理
「泣かない女」 藤沢 周平
「西應寺の桜」 山本 一力
武家と町人、それぞれの夫婦の情愛を描いたアンソロジー。
「乳付」乳が出ないというのはかなりこたえるので、妻の焦りに共感。
「蓬萊」見初めた妻の思いがいじらしい。姿を消した女性の思いは辛い。
「女敵討」その場で冷静になり、人の命より大事なものはないと判断できた貞次郎に拍手。
「夫婦茶碗」女性の立場の弱さが腹立たしい。
「泣かない女」夫婦の不思議。
「西應寺の桜」老老介護。身に沁みる。
投稿元:
レビューを見る
青山 文平「乳付」/「つまめとらば」
朝井 まかて「蓬莱」/「草々不一」
浅田 次郎「女敵討」/「お腹召しませ」(読了)
宇江佐 真理「夫婦茶碗」/「高砂」
藤沢 周平「泣かない女」/「驟り雨」
山本 一力「西應寺の桜」/「八つ花ごよみ」
浅田先生、ひとり勝!