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満月珈琲店の星詠みシリーズの第五弾、秋の夜長と月夜のお茶会のサブタイトルがついています。この独特な世界観がいいんですよねぇ~♪表紙も、見開きカラーページのデザートもさすがの桜井千尋さん、何だか癒されるぅ!満月珈琲店には決まった場所はなく、そしてお客様に注文をうかがうこともしない…大きな三毛猫のマスターが、とっておきのスィーツやフード、ドリンクを提供するというコンセプトです。そして、今回の作品は読書好きにはたまらない作品になっています。
ストーリーの方は3編の短編にエピローグを加えた連作短編集になっています。
第1章)木星と銀河のカッサータ
母一人子一人であった百花が母を看取り、今までの人生とこれからの人生について考える作品。
第2章)水星のお茶会とベテルギウスのプリン
百花と母違いの総悟、母の過去を知りショックを受ける。その直後に知り合った人と同じ職場に勤務することに。
第3章)金星と三日月りんごのアップルケーキ
総悟の従姉妹姉妹、松浦果歩・沙耶の恋愛…妹の沙耶の恋人を好きになってしまった果歩は…。
エピローグ)総悟のこれから…。
印象に残ったのはやっぱり、松浦姉妹のお話…姉妹で同じ人を好きになることってあるのかな??ちなみに私にも妹がいるけれど、同じ人を好きになった経験はないけどなぁ…。各章に共通していることは、主要登場人物がみな、生きにくさを感じているということです。でも、満月珈琲店に立ち寄れたことがいいきっかけにになり、前向きにこの先の人生を考えていけるようになるということだと感じました。やっぱり、満月珈琲店、好きです(*'▽')
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シリーズ5作目。
やっぱり癒されてホッコリできる作品です。
今回のイラストもとても素敵で美味しそうなものばかり。
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人と人の繋がりはやっぱり奇跡なんだと思いました。今ある縁を大切にしなきゃ。親子の関係はやっぱり複雑ですね。
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今回もよかった。何か、語りかけてくるものを感じる。登場人物のいろんな経験と思いが自分にも部分的に重なるところがあったりして。本との出会いも人とのつながりも人生を豊にしてくれる。
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望月麻衣『満月珈琲店の星詠み~秋の夜長と月夜のお茶会~』
2023年 文春文庫(文藝春秋)
『満月珈琲店の星詠み』シリーズ第5弾。
すっかり虜になってしまったこのシリーズ。今回も優しさと愛に溢れる作品でした。
西洋占星術をモチーフになっていて、本作は惑星年齢域がテーマになっていました。
とても慈悲深く、優しく、恋愛や家族やつながりの〝愛〟が紡がれています。
辛いこともあるけれどもそれも吸収期の糧として進んでいく登場人物たち。ずっと読んできて改めて思いますが、みんな〝満月珈琲店〟を心のどこかに持っているんだなと。そのような存在や思いを持っているのだなと思います。実際に満月珈琲店を体験できると一番嬉しいけど。
また本作は展開ストーリーと星詠みのバランスが確立したようなイメージ。星詠みの感じが一番いい意味で落ち着いた感じで、さらなるシリーズ化が楽しめそうな予感でかなり楽しみになりました。
#望月麻衣
#満月珈琲店の星詠み
#秋の夜長と月夜のお茶会
#桜田千尋
#文春文庫
#文藝春秋
#読了
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今回は西洋占星術についての記述がすくなめだったため、すんなりと読み終わった。西洋占星術が悪いというのではなく、私が理解できていないだけなのだけれど。そして、あとがきにもあるが読書をテーマにしているとのことで、いくつかの本のエピソードを用いていたので解り易く、あ~なるほどと言う感じ。今回は前巻の桐島さんの会社の総悟君の物語、という事は桐島さんの「musubi」の社員全員(といっても3人しかいないんですけど)が満月珈琲店に呼ばれた人達!? そして総悟君の義理の姉や従姉達も。そしてこの流れで行くと次巻は総悟君と小雪ちゃんの物語になるのかな。次巻も是非読みたいです。
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満月珈琲店のシリーズでいちばんすきかもしれない。
最初の冒頭からもう、すきです。
亡きお母様の書籍を整理する主人公もなんだかすてきだし、
途中で息抜きでホットドリンク飲む姿がなぜだろう、普通に見える。
この本を読んだ次の日にわたしは、一見普通のバスに乗車し、バスのなかは、まるで男の子の子供部屋のように星柄のバスで、そのときにマスターがわたしに珈琲をいただいた夢までみてしまった。満月珈琲店は、心が落ち込んでるときもそうではないときでもいつでも味方してくれる物語。
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今回は北海道、淡路島、広島を舞台に
猫と出てくる人たちの人生の物語が
ゆるーく繋がっていてあっという間に
読み終えてしまいました。
今回のテーマが読書なだけあって
いろんな本が出てきてたけど、
やっぱり満月珈琲店で出される飲み物や
食べ物の方に興味がわきました。
内容自体は百花の再スタートは素敵な事だし
応援したい。総悟の恋も応援したいし、
総悟のいとこたちの恋も当然応援したい
いい感じのほっこりとした話だったけど、
総悟の両親の話はちょっと無理だったかな?
個人的に好きになったら仕方がないってこと
はないとおもう。やっぱり引くことも大事!
それを後から何かにつけて一人で罪を背負った
かんじで悲劇のヒロインを演じてる人は
ちょっともう・・ダメだ・・受け付けれない。
今回で5作目になったので昔出てきた
人たちが今作に出てきてもちょっと
思い出せなくなってきたのでこれは復習を
込めて読み直さないといけないかな・・・
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このシリーズはとにかく大好きで、温かくて、自分を見つめ直して自分を大切にさせてるれる。
自分と同じ境遇ではないはずなのに何故か「頑張ったね」とどこからか聞こえてくるようなそんな気持ちになる。
1冊を通して登場人物が繋がっていて、なんだかこの本自体が一つの星みたいでキラキラした1冊。
たくさんの人がこの本を手に取って自分を褒めて大切にしてほしい。
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読書欲が一旦低下していて、買ってからすぐには読みませんでした。でも読み始めるとやっぱりおもしろくて、本の世界観に惹き込まれて一気に読み終えてしまいました。ちょうど、お父さん、お母さんと宮島の厳島神社に⛩️行ったばかりで、その場所が作中に出てきたことにも運命を感じました。この本を読んで、今まで宮沢賢治さんの本を読んだことはなかったけど急に読んでみたい気持ちになりました。時々涙してしまう、でも心が温まるお話でお気に入りの一冊になりました。
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年代が近めの人が多かったので心情などに共感しやすく、読んでいて自分も背中を押されたような気がして面白かった。
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今回も素敵な挿し絵と、浮気などのドロッとしたネタを入れながらも最後は幸せな感じでまとまるところが良かったです。本文中に登場人物が読んだ本の話題をすることが多々あり、短くまとめられた本の要点やあらすじを読むと、もう一度読み返したくなった。「モモ」「秘密(東野圭吾)」「銀河鉄道の夜」「セロ弾きのゴーシュ」「注文の多い料理店」「源氏物語」「夜のピクニック」「流星ワゴン」「西の魔女が死んだ」「マリアビートル」「百鬼夜行シリーズ」「カラフル」
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満月珈琲店シリーズ5作目。あとがきにもあったように、「秋の夜長」と言うことで読書をテーマにされており、各話で様々な本が登場する。物語を読み進めながら、出てくる小説が気になって、そちらをまた読んでみたくなる。
3話構成で、実は全員繋がっている。どれも家族の話が中心。1、2話は複雑な家庭事情が絡んでいるけれど、どれも最後は星からの学びを得て前を向いて良い方へと進んでいる。
読み終わった後にスッキリした読了感がありました。
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ティーンエイジャー向けかな?
結構好きな小説だったけど、この巻は………。果歩と沙耶の物語もどうなんだろう………。あの落とし所は………うーん
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星詠みなど、もうそれほど信じない年齢の私ですが、このシリーズはそれだけでなく、物語としても、さらに物語に出てくるカフェメニューの描かれたイラストが、とても美しく、第1弾からファンになりました。
今回は秋の夜長や月にふさわしく、もう一つのテーマが読書になっています。
出てくる作品も豊かで、ざっとあげてみるだけでも、ミヒャエル・エンデ「モモ」東野圭吾「秘密」宮沢賢治「銀河鉄道の夜」紫式部「源氏物語」恩田陸「夜のピクニック」重松清「流星ワゴン」伊坂幸太郎「マリアビートル」京極夏彦「百鬼夜行シリーズ」森絵都「カラフル」J・R・R・トールキン「指輪物語」など、このnote記事を読んでくださる皆さんも、一度は手に取ったことがおありになる作品が次々と読書体験として上がってきます。
それだけも嬉しくなってしまいますが、人の縁は思うようにいかないことも多いですが、この作品のようにいつか巡り巡って幸せが掴めるといいなと、心から思えるそんな作品です。
こんな温かい作品だからこそ、ここまで続き読者を掴んでいると思います。