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大学教授も大変。
自分が研究したことを生徒に教えたり論文にしたりとばかりではなく、それ以外の雑務が多い。
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この日記シリーズも、ついに大学教授まできたのね!
著者の身バレが心配になるくらい大学教授や大学事情が詳しく語られていた。
自分の大学時代や先生を思い浮かべながら読んだが、知らないことばかり。
大学教授にも悲喜交々あるんだね。高収入でインテリな職業というのは偏見だった。
なかなか興味深く楽しく、そして最後はほろりとした。
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大学教授といっても、就職先によって随分と待遇が違うものだ。
事務仕事までこなして薄給な大学もあれば、研究環境も整っていて且つ高給な大学も。
印象としては、大きな大学になると職員人数も増えるから学閥のようなものが生まれるのかな、と。
大学の裏の仕組み(?)も知れて面白かった。
このシリーズのお約束のタイトル付けだが、『こそこそ』の意味がよく分からなかった。
ただ知ってしまったばかりにモヤモヤした事が一点ある。
学生時代、科目担当教授の共著の分厚くて立派な高価なテキストを購入させられたが、授業で使ったのはその教授が担当した、たった数頁のみ。歴代学生に購入させてそのテキストを使わせたのは、そういう意図があったのか。
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Audibleで読了。
大学生として、大学教員の本音などを知ることができて興味深かった。
想像より雑務が多くて大変であったり、教員としての在り方も人によって違ったり。
第4章は人生、という感じだった。少し寂しい感じもしたけれど、人との別れはこれからの人生と不可分なんだろうなと思う。
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国際政治が専門の先生のお話。
著者は大学業界で2度の転職を経験している。1度目は30才過ぎに短大から理系が強い国立大へ、2度目は30代後半に文系が強い私立大へ。
1度目の短大は待遇が低いことに加え、学校運営の雑務が多く研究に打ち込めないため積極的に他を探しての転職。2度目の国立大はより良い待遇の公募を目にしたための転職。
短大時代は割と辛そうで、研究活動自体あまりできていない。しかし大学業界での転職には募集に足る業績を示す必要があり、著者は苦しい環境ながら行動力を発揮して何とか業績作りをしておりすごいと思う。
著者はしっかりした研究者で、研究業績も残されているが、著書には研究内容への記述は多くなく、職場で自身が関わった方々との悲喜交々を書かれていた。これは本シリーズの特徴故かもしれないが、62歳の著者がこれまでを振り返った時に思い出すのは、研究(仕事)それ自体よりも、その時々に関わった方々との思い出の方が強く思い返されたためかな?とも思った。
仕事は楽しいが仕事それ自体が自分を幸せにするとは言い難く、仕事を通じて得られる環境こそが幸福感を得られるかなと思う。そのため、仕事への没頭はそこそこに留め、個人の能力(業績)、社内の人間関係、家庭での過ごし方、をそれぞれ良い所に収めるような過ごし方が大切かなと思った。