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タイトルと帯から最前線の事案、ドキュメンタリーを想像していたが、安全保障に意識高い系の方々の論点となる庁法25条に関する説明と背景がメインの書籍。
海上保安庁の準軍事組織化のメリット、デメリットに関して、これまでの様々な活動実績から冷静に意見を述べている。
我が国の安全保障、防衛力の強化・防衛装備品の増強に関する議論を行う前に、まずはこの書籍を読んでみることは新たな視点を得るためにも必要であると感じる。
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元海上保安庁長官が同庁のプレゼンスを上げるために執筆された本。法執行機関であり軍事機関でない(海上保安庁設置法第25条に確認規定がある)ことの意義と利益を繰り返し説明し、世界でも随一の高い士気を誇る機関であることが強調されている。いかにも長官らしい法解釈と国会答弁ネタが繰り返される本になっていて残念。タイトルどおり日本の安全保障において海上保安庁が果たしている役割を具体的に描くか(守秘上むつかしいか)、海上保安庁職員の実態を書いてほしかった。
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元海保トップの著作。
組織外の人間を対象に出版したものであるため、具体的な内容について言及されていない部分もあるが、読んでおくべき1冊。
海保と自衛隊の違い、海保の軍備化がなぜ果たされないのか(果たす必要がないのか)、海保の国内外での取り組み等について詳しく知れる。
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海保の存在意義、海自との違い、あくまで法執行機関であることの説明に大部分が割かれている。海保の種々の活動の具体的な部分の説明は少なく残念。
海保理解の取っ掛かりにはなる。
読了30分