竜使の花嫁 新緑の乙女は聖竜の守護者に愛される みんなのレビュー

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投稿者：ラ・レーネ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

義母､義姉､実父からも虐げられていたアリーシアが、幼い頃出会ったグラントリーに助けられて正式な婚約者に収まるまでの物語。冒頭から他国から駆け落ちしてきた実母を亡くし、それをアリーシアのせいだと実父から酷い言動で責められたのを､発端に義母､義姉､使用人にまでがアリーシアに対して､もう酷くて酷くて腹が立ちました。結局､グラントリーに嫁ぐことを嫌った義姉の代わりにアリーシアが婚約者になって､やっとあの地獄のような家から出られたと一安心した途端にまたアリーシアの身に不幸が…。本当にこの国の女性たちは､自分より身分が下と思った人間には酷い言動を､さも当たり前のようにとる。王女ですらそうなので､こんなのを他国へ嫁がせて大丈夫なのか心配になってしまいます。でもグラントリーの活躍でアリーシアへの悪い噂も消えそうです良かったと思います。まだまだお互いに形から入った婚約者同士という感じだけど、これから先がどうなるか､とても楽しみです。アリーシアには何か隠された秘密がありそうで、それがどんなものか凄く気になってます。もしかして､他国の姫だったりしたりするのかなぁ〜などと想像しています。とにかく､続きが楽しみな一冊です！