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尊いってこれか?
岡野先生は、本当に、イイモノを描いて下さる。
こりゃ、百合の良さに気付いてしまった漫画読みが増えそうだ。
元々、雑食である私ですら、改めて、百合は貴い、と感じ入ったんだから、この『生徒指導の百合先生』の影響力はパない。
もう、表紙から、いきなり攻めてるっつーか、百合の良さを堂々と喧伝しとる。
岡野先生のファン、百合好きじゃなくても、この表紙を見たら、思わず、手に取っちゃう。
人間、いや、ゴリラだろ、と思っちゃうような容姿の男が、百合カップルのリボン交換に萌えてるってインパクトが有りすぎ。
この百合先生、ガタイもデカイが、それ以上に、同性愛に対する寛容さが凄い。
人が人を好きになるってのは、実に素晴らしい事なんだな、と三十路を超えている男が思うには青臭い感想を抱いてしまうが、作品が実に良いので、全く恥ずかしくない!!
『ギャルがシルバニアファミリーを溺愛したら。 #ギャルバニア』の執筆にも力を入れて欲しいけど、この作品も続きを描いてもらいたいなぁ、ファンとしちゃ。もっと、百合先生の、百合っプルへの男らしく、愛に溢れたサポートを魅せてくれぇい。
この台詞を引用に選んだのは、私的に、百合先生の強い人間力が如実に出ているなぁ、と感じたものなので。
正解か、は解らないが、最初の聞き方、これは正しいような気もする。
誰かを好きになる上で、性別は、あまり重要ではない。
男か女か中性か、それは、背の高さ、髪の色、好きな食べものと同程度の要素じゃなかろうか。
そこも重要だろう、と言われたら、確かに、そうです、と言うしかないんだが、性別くらいで、自分の「好き」を諦めたり、変だと思うのは間違っている。
また、クラスメイトを好きになっている所を賞賛しているトコも、見事だ。
百合先生の言う通り、クラスで同じ時間を過ごしていれば、相手の短所も目に付くだろう。
その短所も含めて、好きになったのなら、その感情は、実に美しい輝きを発するものだ。
大体さ、同性愛を許容しようって風潮っつーか、考え方がおかしい気もする。
何か、同性愛者に色々な権利を与えましょうってのは、そういう人たちを見下しているって言うか、世界に馴染めない可哀想な存在だから、救いの手を差し伸べてあげなきゃ、みたいな濁った善意を感じちゃうのは、私が異常だからか?
「好きな人はできたか?」
(そういう聞き方されたら否定できないじゃん)
「ワシはいなくて怒られちまったよ」
「・・・いる」
「同じ学校の子か?」
「同じクラス」
「そうか、そりゃ、すげぇ」
「? 何がすごいの?」
「同じクラスで生活してりゃあ、嫌なとこも見えてくるだろうに、それでも好きなら、すげぇだろ」
「・・・!」
「でも、あんまり良くない」
「何でぇ」
「・・・その子・・・女子だから」
「ライバルが多いのか?」
「は?」
「お前は保育園の頃から面食いだったから・・・ちゃんと、中身も好きか?」
「うん、いや、え? 駄目って言わないの?! 変って言わないの!?」
「あ��なぁ・・・狭い世界から知らないから仕方ないが・・・ワシの周りじゃ珍しくないぞ」
「そうなの!?」
「大体、帰ってくるたびに、好きな人がいないって説教されてんだぞ、ワシは・・・好きな人がいる照は駄目なんかじゃないだろ」(by百合猛、照)