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今回も一気読み。はじめちゃんが来る前の話しかぁ。私、雪哉が外遊に行く前に奈月彦が「外遊から戻ったら話したいことがある」って雪哉に言ってたのがなんだったのかずっと気になってるんですけど、今回はそこらへんの回収なし!(笑)あと、やっぱり茂さんが生きてたらな〜なんか違ったかな〜とずっと思ってる。
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待ちに待った新刊は、帯の文言に軽い衝撃を受け最後の数ページで時の流れを衝撃をもって知る。
読後すぐに楽園の烏を引っ張り出して再読。
楽園の烏が初読と違う感想に…
間違いないのはラストがいつなのか、どうなるのか全く分からないけどこれだけは分かる。
その時わたしは絶対に大号泣する!
その時まで読み続けていきたい。
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澄生かわいい。澄尾が久しぶりに出てきて嬉しい。奈月彦が藤波に刺された場所が出てきたときは息が止まった。凪彦は今は無力だけど至極真っ当なやつだった。澄生の理想は甘く思えるけどそれに動かされる人も間違いなくいるよな、とかいろいろ感じた。でも最後に全て持って行かれた。
澄生の正体は予想できたとはいえ、それが雪哉の口から「私があの子を見間違うはずがない」と明かされたところで何もかも吹き飛んだ。雪哉にとって、紫苑の宮と桜を見に行ったことは大切な思い出だったということが改めてわかって胸が締め付けられた。
終章の語りの部分の名前が雪斎でも博陸侯でもなく、雪哉として書かれているのが彼の孤独感を表しているように感じた。
時系列的には追憶→望月→楽園だったことも明らかになり、そうなると楽園のあれこれも感じ方が変わってきたり気になるところが出てきたり。
新刊出たばかりでお疲れかとは思いますが、続きもお待ちしております、阿部智里先生。
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ようやく役者が揃った、という印象。
第一章とあまりに様子の違う山内を描いた『楽園の烏』。そこに至るまでの悲劇を追った『追憶の烏』。長束や路近サイドを綴った『烏の緑羽』。
そして本巻では金烏代となった凪彦に、新たに落女の澄生が登場します。もちろん博陸侯である雪斎も出てきますが、私的にちょこっと出た真赭の薄と澄尾夫妻が束の間の至福(笑)
八咫烏シリーズは奈月彦の代の登殿の儀で始まりましたが、今回は凪彦の登殿の儀。勿論兄上みたいにすっぽかしたり、殺人事件が起きたりはしませんですが……、権力の誇示ときな臭いのはいつの時代も同じ。ただ大紫の御前となったあせびの雰囲気が変わらなくて、やっぱり怖い。(てか、誰が前回の登殿であせびが大紫の御前になると思った……)
ネタバレにならない程度に長く語ってますが……、いよいよ物語が動き出すんだなという感想です!
タイトルにもある望月、有名な和歌になぞらえて出てきますが、ラストの雪斎の一言にハッとしました。
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雪哉が大好きな私。第二章に入って、雪哉が変わった気はしたが、あくまで雪哉は雪哉であったようだ。全てを見通すほど頭脳明晰であるがゆえ、苦悩もやはり大きいようだ。
雪哉の葛藤がわからない人たちによって、雪哉の敵が増えていくのがなんだかいたたまれない。
皆が納得する政など、所詮理想でしかない…
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ずっと息を詰めて読みきった。
読み終えた瞬間そうか!これは楽園の前の話か!!
と、もうすっかり楽園の話が前すぎて頭から抜けていた。これでとりあえず地盤は固まったから、次辺りから今度は楽園の後の話が動き出すのか?
と、個人的には感じたけど、正直阿部さんの性格からするとどうしても本当にそうだろうか…また何か仕掛けられて我々を阿鼻叫喚の奈落の底に突き落としてくるのでは…と疑ってしまう。
雪哉は情も涙もない奴だとは分かっているけど(酷い笑)
シゲさんによってちょっと人の心が分かってきた所を山神に奪われて、それでもその後紫苑の宮によってもう一度この子の為に山内を守らないと……
そう誓って心も立ち直り掛けてたのに、この話を読んでると、益々雪哉が何を目指すのか、どうしたいのか、怒っているのか、山内を憎んでいるのか愛しているのかが分からなくなった。
本を読んでいると話しによってはなんとなく先が見えて、オチはこうなるのだろうなと言う時があるけど、烏シリーズに関してはそれが全く無い。
この先どうなるのか、何処に連れていかれるのか…
展開がまるで予想出来ないファンタジー程最高なものは無いと個人的には思っているから続きが楽しみで堪らない!
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治真羽記と博陸侯が話してる場面が来ると、嬉しくてちょっとにやけるの私だけかな。
そして登殿の儀に還ってくるのいいよね……しみじみ噛み締めている。
八咫烏シリーズは大好きだから評価なんて星5つに決まってるんだけど、あえて4。
だって不完全燃焼。
2年半待った。追憶から2年半。
なのに!
謎だらけ。消化不良。
楽園に帰ればなんか新発見あるかあ?
楽しみすぎて発売日に買ったのに、もったいなくて読めなかったんだ。
1週間後、気づいたら読み終わってたけどさ。
わっかんねえなあ、博陸侯のこと。
こっちはこんなに推してるのによお。
水浅葱の短袍だけで苦しい。
博陸侯と澄生のマッチアップ吐きそう。
次、いつ発売なん?
あ、そうだこれは言わせて。
鶴が音。お前まじ許さんかんな。
(こいつ…このあとなんか重要な役待ってるかい?)
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ようこそ地獄へ
ようやくここまできた。長かった。
しかしどうにか雪哉を助けてやってくれ。頼むから。
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雪哉は雪哉だ。
救ってほしいけど
救える人がいてほしいと思うけど、
そう考えるのも傲慢なんだろうな。
でも奈月彦はそう思ってたんじゃないかな
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待ってました。
第二部がスタートしてから雪哉ではなく、雪斎として描かれているから雪哉として書かれているシーンがこれから増えて欲しいなと思った。かつての雪哉を知っているからこそ、今の雪斎を見るととても苦しく感じる。雪哉はきっと今でも奈月彦の臣下であろうとしているのだなと思う。そして、それは真の金烏の役割を自分が果たさなくてはならないと言う使命的なものもあるのだと思う。雪哉は孤独の中にいるのだなとおもう。そんな彼のそばに茂丸がいて欲しかったとおもう。雪哉のことを1人でお使いをしているように見えると言っていた茂丸なら雪哉の孤独を少しでも和らげてくれるのではないかとおもう。あと、紫苑の宮との関係も。雪哉は紫苑の宮のことをとても大切に思っているからこそわざと逃したのだし、紫苑の宮は雪哉の孤独をわかっているからこそどうにかして現状を変えようとしているのではないかと思う。長束も言っていたが、彼は必要性の奴隷。この状態の打開策を見つけて欲しいなと思うばかり。そして、治馬との関係。ちょっと怪しく感じるのは気のせいだろうか。かつての長束と敦房の構図が少し透けて見えるような気がする。治馬の回想シーン欲しいなとか思う。最後の章で「満ちた月は、欠けるのみなのにな、」とつぶやいた雪哉は誰かに自分を倒して欲しい、止めて欲しい、いや倒されるのだろうとわかっているのだと思う。それすらも計算済みな雪哉はほんとに恐るべしだし、そんなに1人にならないでとか思っちゃう。
凪彦は最初はあせびとあの先代の金烏の息子だから弱々しく、あんまり性格良くない金烏代なのかなとかおもってたら全く違った。なんなら、奈月彦にとてもよく似ているように感じた。山内の民を思い、どうにかしようと奮闘している姿は奈月彦そっくりだ。そして、この物語は凪彦の成長譚でもあるのではないかと思った。自分で直接知ったことについて、考え、どう行動するかを決めた凪彦はほんとに2人の息子だと思えない。雪斎に対して、兄上に会いたいのか?という問いを投げた時は、鳥肌が立った。雪斎はきっと会いたいのだろうし、凪彦はそれを見抜いてしまう頭の良さもあるというのがわかった。そして、
あせびはやっぱり何かをやらかしてくれますねぇ。ほんとに。出てきた時点で何もしないでは終わらないだろうと思っていたけど、澄生を側室にして殺そうとするだなんて、「なんて、かわいそうなのでしょう。澄生には凪彦のそばで支えて欲しかったのに、残念でなりません。」とか言っちゃいそう。あと、自分のせいで姉が登殿できなかったのに、それを凪彦の羽母にしてしまうなんて、、。そりゃ姉は仲良くしようとは思えないだろう。でも、本人はひどいと思ってやっていないのだろうな。自分が幸せになるために。自分の幸せのために真っ直ぐなんだろうな。
澄生がこれまで、どのような放浪をしてきたのかすごく気になる。そして翠寛はどうしているのか、2人の旅?の外伝とかをやって欲しいなあと思う。あと、気になるなのか。浜木綿はどうなっているのか、松高とはだれなのか。そして澄生を育ててくれた馬とは誰なのか。まだ、彼女については謎が多いからそのうち、明かされて欲しいなあと思う。あと、俵のの承��気づいてるのにはびくっとひた。
まさか、撫子と長束が繋がっているなんて、そして、蛍まで!!ほんとに激アツ展開。
こっからもう目が離せない。早く次読みたい。
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今迄の既刊とは作風が変わった様に感じたと同時に次への新しい展開を感じる作品だった。是非続編を待つています。
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雪哉の覚悟もとい諦めによって運営される山内、同じものを目指しながら真っ向からバチバチにぶつかり合う澄生。政治の難しさを凪彦と一緒になって痛感したんだが、月は欠けてもまた満ちるので、希望を失わず、最期まで見届けたい。刊行に合わせて「きらをきそう」を期間限定無料公開してくる公式は雪哉のこと大大大大大大大大好きなんだろうけどやってることが地獄でNo. 1張れるドがつく鬼なんよ
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漫画を読むようにするする読んだ。
ああこれであそこに繋がるのかとやっと府に落ちたがまたこの先を読む頃には忘れているだろう。
桜花宮の姫たちの中で今後蛍と山吹はどうなるのだとかいまみえる本来の性格が期待させる。
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物語終盤の真相が明らかになる時、また阿部さんやりよった!と思った。いつも、最後の衝撃の事実に驚かされる。
2期は派手な巻はないけど、着実に厚くストーリーを盛り上げていってる。雪哉ファンとしては悲しいけど、面白くてのめり込んでしまう。
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振り返れば、なんて遠くまで来てしまったんだろう…。あんなに幼く健気だった雪哉だったのに。誰しも人はいつまでも無垢では居られない。いや、烏だけど。雪哉が今の山内を思ってあれこれ手を回すのは仕方ない。ただ、私は雪哉は奈月彦と、奈月彦が大切にしていた人達を裏切らないと信じる。あせびは、ほんとに最初の最初から今に至るまで一貫して嫌い。今回の四姫と紫苑の宮が、道具などではなく生き抜いてくれることを願い次巻を待ちます。