紙の本
クスリ、ニヤリの連続。時に「エッ。」って。
2024/02/16 10:21
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投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらず面白い。盤面の前で対局する勝負師としての前名人のイメージが今回も覆される。どちらが素なのだろうと思うが、本コミックの読者からの質問欄に将棋は仕事と言い切っているので、やはり将棋を離れた方が根っからのものなのだろう。
見た目は近寄りがたいのだけれど、裏の顔を知ると親近感がわく。ぬいを抱く姿が目に浮かぶ(前は浮かべることができなかった)。虫嫌い、成程。顔パネルでの奥さん(=著者)との遣り取りの中で、夫婦の力関係も感じられる。
何かに徹して徹して徹し抜く人は、徹した分だけ他の部分が抜け落ちるのかもしれない。そうでもなければ、徹することは出来ないのだと思う。
ぬいを抱くのも、勝負の世界に生きるからこそ安らぎが必要なのだと思う。
ネタ探し大変だろうけれど、楽しみに次巻もお待ちしております。
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6巻ラストと同様、ストップウォッチで決めそうになる連載継続……。それはともかくとして、この漫画の肝は将棋がとても強いのにどこか常識のねじが外れている渡辺九段という設定(いや、事実だが)なので、渡辺九段にはこれからもタイトル戦に出てくる強さを続けてほしいなぁと思うのです(非公式レーティングでは最近6~14位集団に飲み込まれていて、気になるのです)
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藤井聡太名人が誕生し、渡辺くんが無冠となった2023年夏までを収録。その時の心境など、結構突っ込んだことも描かれていて、貴重な作品だと思う。
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将棋だけでなく、ぬいと昆虫の話も多め。
あと、顔出しパネルとか、色々。
地味かもしれないが将棋の話だけとか
”渡辺くん”の話だけでもええとは思う
ぬいの話は面白かった。
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昨日(3/11)の22:00からNHKの「グレーテルのかまど」という番組で、渡辺九段の特集が組まれた。番勝負の勝負メシ・おやつとして渡辺九段が大好きなチーズケーキが紹介されていた。先般NHKがクロ現で藤井八冠の特集をした際に、小澤征爾を義理の父に持つ桑子真帆から辱めを受けたことが大問題となったのが記憶に新しい。多分、そのお詫びとして今回の番組が企画されたのだと考えられる。まあ、しょうがない。ここまでされたら許してやるか!と渡辺九段も感じていると思われる。また、番勝負の勝負メシ・おやつの話題なので藤井八冠の名前が何らかの形で出てくると思ったが、さすがお詫び番組であることは徹底されていたようで、藤井と言う名前は一切出てこなかった。そりゃそうだろう。もし出したら、少なくとも私は激怒する、そして小澤征爾の義理の娘について今後もグチグチ小言を言い続けるだろう。
さて本題に入るが、今回も藤井八冠の話で始まり、それの引立て役として渡辺九段がコミカルに描かれている。だが、ちょっと笑えない。冠サーバーであることは事実なのだが、それをここまでネタにするとやはり笑えない。最後にちょっとはフォローしているけど、本人はそれ程気にしていなさそうに描かれているけど、本当のところはかなり心理的に追い詰められているのではと心配している。まあ、その様なネタでないと本書の意味が無いのかもしれないが・・・八冠ならぬ次回の第8巻は来年夏に刊行される予定だが、新しいアイテムが出てこなかったら、よもやよもやとなるかもしれない。渡辺九段御本人はマイペースだから漫画に対してスタンスは変わらないだろうから、伊奈さんがいろいろな人からご意見を伺って、切り口を変えて連載を進めることも考えてくれたらなと期待している。