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「生きづらい世の中だね」なんて会話を最近よく聞くけれど、あなたの「生きづらさ」は本物?
繊細さん、バリキャリ、専業主婦…そういうわかりやすい「生きづらい」グループに自分を当てはめて、「自分が一番かわいそう」と思い込んでいるだけなのでは?
そんな核心を突くような、オブラートをあえて破るような問題提起を孕んだ本。
挑発するようなタイトルから始まり、5人の仲良しグループの女性たちの、裏の姿が晒される過程が恐ろしくて、でも目が離せなくて、一気読みでした。
特に繊細さんと専業主婦の章は、性格の一致や子育て中という境遇の一致から、他人事としては読めなくて、すごくゾッとした。
久しぶりに読んだイヤミス、考えさせられたし面白いし、満腹です。
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今を生きる女性たちの『生きづらさ』だけかと思ったら、ミステリー要素もあり、とても楽しめました。
女性たちの生きづらさは共感する部分も多く、この物語がどう展開するのか楽しみで読む手が止まらなかった。
ミステリーならではの伏線もおもしろい。
最後に繋がった瞬間思わず「すごい!おもしろい!」と、声が出てしまいました。
ミステリー好きも生きづらさを感じてる人にもオススメの1冊です。
でも、生きづらさを感じる人が読のは覚悟がいるかもしれません。共感や友達の本心部分が見えてしまうので…
そして、最後まで読んでみて『カワイソウ、って言ってあげよっかw』の『w』はとても重要だと感じました。
嘲笑う感じの『w』ではないだろうか…と想像してしまいました。
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5人の大学同級の仲良し女子におこる『生きずらさ』の行く末。「今の時代ホント生きずらいよね」といいながら実は「自分が一番かわいそうなんだよね。こんな中生きるのは」と腹では『他の子は』と腹黒く思ってるイヤミス。と言うかこんな状況を『エゴミス』と言うみたい。1人目以降ドンドンイヤミス度が増していくスリルがあり目が離せなかった。表紙の子の子って!!その泣き顔は!!なるほど! タイトルもいい!!
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大学の映画研究会で出会ってからもう12年。
30代に突入した今も続く、5人の女子会。
バイト生活同棲中、バリキャリ、専業主婦、インフルエンサー、漫画家。
全然違う現在を生きる彼女たち。
私って、生きづらくて、カワイソウ。
それぞれの心の中にある鬱憤を聞いてたら、まあそれぞれしんどいことはあるよねって思うけど、、、そんなことやっちゃうー!???
いやいや、さすがにここまでは共感できないぞ…
突然のホラー展開に、
1人、また1人、いなくなる…。
繊細さん、なんてやさしめな言葉とは真逆の、本音うずまくどす黒ミステリー。
めちゃめちゃおもしろかった!
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女性の生きづらさをテーマにした話なのかと思って読んだら、1話の終わりで「え?」ってなった。
まさかのミステリ!
すごく面白かった!
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生きづらいってなんだろう
私も生きづらいって思ってた
でも、生きづらいもどきだった。
暇人なだけだった。
5人それぞれが感じていた生きづらさ
全くタイプが違うのに
それぞれに共感できた
生きづらいって、ただ自分がうまく生きられない言い訳にしたかっただけ。
ちょうどいい言い訳だったんだ。
一人づつ消えていくというミステリーも
とても惹き込まれた。
最後の神父さんとの会話
あれは死刑に向かう時ということかな
とにかく、これからは生きづらいって思うのやめようと思う。
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生きづらさを抱えている人へ
もっとわがままになればいい
これはとても共感した。
真に生きづらさを抱えている人へは
救いになりうる答え
だけど“生きづらいモドキ”は答えにはならない
なぜなら
最初から、ないものねだりで自己愛に溺れた
わがままな人間だから
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読み終わってまず思ったのは5人ってそんなに悪いことしたのかな?ってこと。みんな傲慢なところはあるけど(盗作はさすがに最悪)
、あれくらいなら誰でもあるんじゃないかなぁって。
今はLGBTへの理解も強まって、すんなり受け入れる人も多いと思う。けどあまり馴染みがなくて唐突で驚いただろうし、受け入れてもらえない反応はカミングアウトする側も想定しておく方がいい。すごくすごく勇気をだして話したのだと思うけど
サスペンスとしてはすごく面白かったです。ハッとする名言も多かったし、生きづらさは暇から来るものっていうのは本当にその通り。しかし、そうした生きづらさを抱える現代人を題材にする時、その人たちを責めすぎたり罰しすぎたりするのはナンセンスだと個人的には思う。5人も、周囲の人と調和を取りながら自分とは何なんだって必死に考えて生きてるから。自分かわいそうって思わないとやってられない、そういった自己陶酔がストレス解消とだったりもするし。もちろん生きづらいんだよわかってよ!!って他人に期待しすぎる人はもっと成長すべきだけど
樹の「心穏やかで過ごせてるなら平凡でも良いのにね」って言葉から、生きづらさは感じるその本人が人生を勝手に複雑に難しくしてるだけなんだなって感じた。人との関わりを通してじわじわそういうことに5人が気づけるような、温かい世界線での展開が気になります笑
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負の力に引き込まれそうになり、2章を読み終えたところで読むことをやめようかと考えたが、少しミステリー要素もあり気になったので読了まで行きついた。
ミステリー作品としては複雑性はなかったが、様々な視点で人物をとらえられており、考え深い作品でした。
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お前の「生きづらい」はホンモノか???
「生きづらい」って言って、生きやすくなろうとしてるだけじゃないのか?
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とても読みやすく最後にハッとなる展開も含まれていて、サスペンスとしても現代社会の描写としても面白い本だった。
ただ、生きづらさの定義については、現代に生きる人間の不安や不満は人それぞれ価値観や感じ方に差があるので、些細なことで辛さを感じても、それを受け入れてあげて欲しいとも思った。
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全ての現象に名前が付き、ラベリングされる昨今をよく表した話。
ミステリーベースでいろんなラベリングの登場人物にフォーカスが当たるので面白い。
最後の10ページくらいに、自分の言いたいことが詰まっててスッキリした。
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現代における生きづらさをそれぞれ違う生い立ち、環境で表現している作品。ミステリーな要素も相まってとても面白かった。
最後に犯人が語っていたこと全部にとても共感してしまう。特に本当の繊細さんについて。
〜本当の繊細さんは、自己肯定感が低くて、自分に期待しない人。自らを繊細さんと言っている人は、自己肯定感が低いわけでも、他人に気を遣っているわけでもなく、ただ自分をよく見せたいだけ。〜
いるよなあ〜こういう人。と笑ってしまった。
女の辛辣な部分が共感出来た作品であった。納得の⭐️5つ。
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生きづらいということについて、改めて考えさせられた。
最近はXなどで、子供を育てる母に対する冷たい世の中で生きづらいと嘆く人が多く、子持ち様と揶揄されているが、この本を読んで一番にそのことを思い出しました。
「ワンオペが大変。ベビーカーなのに〇〇してくれなかった、された!」という過度な被害者的な姿勢には常々疑問に思っていたのでなんだかスッキリしました。
私自身、難聴持ちのハンディキャップがあるので、本当に生きづらい人には分類されると思うのですが、安易に生きづらいと言ったり考えたくないなと思った。
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共感できる所もあったけど、こんな世界があるのか!と驚く所もあり、先が気になりのめり込んでしまいました。サスペンス要素もあるけど、実際にありそうなラインだったのでぞくっとしました。
自分の仲のいい友達が物語に登場する主人公のような感情を抱いていたら...と考えましたが、すぐにそれはないかなと思えたので、いまある関係性をこれからも大事にしていきたいと思いました。