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『本当に大切なのは何かに責任転嫁することでも他者の承認を得ることでもなくて、生きづらさにもがく自分を、自分自身で、ありのまま認めてやることなのに』
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「カワイソウ」「w」からの勝手な印象で、サブカルかな?若い子向けかな?と思っていました。それでもなんとなく気になって、あらすじも全く求めずに読み始めたらびっくり。おもしろい!
大学時代からの女友達5人の関係。心理描写がとても生々しい。自分を見透かされているような気持ちになりました。
私、40歳を過ぎたパート従業員です。
同世代の友人にも薦めたい。
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タイトルに惹かれてずっと気になっていて、読む前に期待しすぎてしまい、普通くらいの面白さだった。でも読みやすかった。
5人の女性がそれぞれ全く違う性格で、全く違う生活をしているけれど、みんな「生きづらい」と言っている。それぞれの苦悩に、少しずつ共感するところがあった。
最後は、簡単に「生きづらい」という言葉を使わないようにしようと思った。
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生きづらいなって思うことは悪いことじゃないし、実際私自身も思うときがある。でも、その生きづらさを他人や社会のせいにしたってどうにもならない。変えられるのは自分自身だけだから。
私って生きづらいな、じゃあ私はそんな自分を変えたいのだろうか、どうすればいいのだろうか、どう生きていきたいのだろうかって考えるのが大事なんだと思う。
ただ、本当に他人や社会が生きづらくさせている人もいるのが難しいところ。
物語はとてもおもしろくて、先の展開が気になって読む手が止まらなかった。でも、復讐の動機が少し引っかかったな。樹に関してはまだわかるけど、他の4人は…それほど凛にとって葵が大切だったってことだろうけど。
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思ってたのとは違う展開だったけど、まぁ面白かった。
生きづらいって確かに軽く言っちゃってるかもな。
でも他人から見れば些細なことでも、本人には耐えられないってことあると思うし。
ただそれを振り翳して悲劇のヒロイン気取ったら終わりだよね。
そんな人が多い世の中だろう。自分も含めてw
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皮肉のエッジが効きに効いてるミステリー。
とはいえ、「生きづらさ」を表明することそのものに対して罪悪感を抱くことが強制されるような感覚もして、モヤモヤしました。
確かに「生きづらさ」を隠れ蓑にして
思考停止してしまったらダメ。
更に、それを他人への攻撃や押しつけに転じてしまってもダメ。それは分かる。
でも、作中での解決方法は、果たしてそれでいいの?と、疑問に思いました。
傷付いた人、傷付けられた人がいて
それを見ていた人が 傷付けた人を断罪する。
それって、本当に正しいの?と色々考えてしまった。
伏線回収もしっかりあって
エンタメや物語としては楽しめました。
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おもろかったー!
こんながっつりミステリーや思ってなかったからびっくり
いろいろある中で結局、“生きづらさは暇やから”っていやそんなシンプルな答えあるかい!思った笑まあ核心ついてるんやろけど
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最高だった。
時間を忘れて一気読み。
大学時代からの仲良し5人組。
30歳になった彼女達の女子会は一見楽しそうだが、心の中では嫌悪や嫉妬などのドス黒い感情が渦巻いている。
「繊細さん」「バリキャリ」「専業主婦」「インフルエンサー」「漫画家」
それぞれが置かれた環境の中で生きづらさを訴えている。
繊細なテーマに、ミステリ要素が合わさり、エッジが効いた文章で先へ先へと読まされる。
彼女達に次々襲い掛かる魔の手。
この復讐の動機は一体?
合間に挟まれる犯人と神父の語りが核心を突いて来る。
これからは迂闊に生きづらいなんて言えない。
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5人全員の「生きづらさ」と、それぞれの傲慢さと自己愛の高さが、そのまま自分のことを言われているようで辛かった。身につまされるというか…。彼女たちの不幸を自分も喰らいそうと思って震えた。自分の嫌なところをむき出しにされた感じ。
テンポの良いミステリーでとても面白い!先を読み進めたくなる構成も最高!
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誰かが抱えている困難や理不尽に寄り添っているのか、嘲っているのかどちらにも取れるように感じました
登場人物それぞれの感じ方を書くことで自己認識と他者の目の違いを描いている
1番幸せな人、1番不幸な人はいない。個人にとっては自分から見える世界が全てで、人の数だけ世界の見え方がある
読む人によって好き嫌いがわかれるかも
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う〜んグサグサくるなぁw
しかし登場する5人みたいな人は世間にうじゃうじゃいる訳で。自分もそうではないと言いきれないし。誰しも心の中にあの5人を飼ってるんじゃないかな(知らんけど)
普段はあまり読まないタイプで、最初少し抵抗感ある本だったけど、読んで良かった!
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連作短編かと思っていたらミステリータッチの復讐劇。大学卒業後も続く5人の友情と元は6人だった1人の自殺の過去。それぞれの人生の生きづらさを嘆きあう5人に忍び寄る影。心理描写が巧みで引き込まれて一気読み。
盗作はあんまりだと思ったけれどそれ以外はそんなことでと感じ、犯人の異常性が際立っていた。