紙の本
予想をこえるスゴさ
2024/06/01 13:36
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
オビにひかれて手にした。岸本さん、朝井さん、フワちゃんがすすめるならと。
期待以上だった。
こんなに不思議な人がいるなんて。
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日常の一コマを面白がって、これでもかってぐらい広げてく。エッセイっていうよりファンタジー読んでるみたいでワクワクにやにや楽しかった!
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Aマッソとの出会いは、2015年にNHKで放送されていた『笑けずり』という番組だった。
無名な芸人がお笑い合宿しながら、有名な先輩芸人の講義を聞き、ネタで対決し、面白くない人から脱落していくという企画で、Aマッソは最終日まで生き残る活躍をしていて、当時からとにかく印象に残っていた。
無名な芸人とはいうが、いや、確かに当時は無名だったものの参加者10組の中にはとんでもない逸材がたくさんいて、「ぺこぱ」「(のちの)ひょっこりはん」「(のちの)岡田康太」「(のちの)ダイヤモンド小野」。2ndシーズンでは「男性ブランコ」「ハナコ」「オダウエダ」まで排出している。
そんな未来の逸材だらけの参加者の中で、加納愛子という人はとにかく異彩を放っていた。尖りに尖っていたネタの内容はもちろん、他のコンビが協力したり時にはケンカしながら必死にネタづくりしている中、むらきゃみが遊んだりぼーっとしてるのにはお構いなく、「それでええねん、相方は楽しく機嫌よく過ごしてくれてたら」という感じで心から嬉しそうに、ひとりでネタを黙々と練っていたのだ。
ああ、なんかいいコンビだな、と思ったし、(ネタは尖っているけど、)いつか売れてくれたらいいな、って直感的に思えた。
そんなAマッソが、数年を待たずして徐々に売れていくそこからのシンデレラストーリーは、この本を読んだ方ならすでに知っていると思う。あちこちでAマッソの名前を見るたびに、活躍を知るたびに、嬉しい気持ちになったし、ああやっぱりなって思った。
だからこの本を読んだとき、まっさきにあの時の「それでええねん」の笑顔が思い浮かんだ。ひとつひとつのエッセイはもちろん楽しいし、心地よい時間をくれた。それはきっと、あの笑顔がもつ彼女自身の魅力があるからで、そこから今のように売れるまでの数年間の彼女の人生に、どうしても思いを馳せずにはいられない。
とても素敵な、読んでいて幸せになれる、すばらしいエッセイでした。
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加納さんと言えば__YouTubeの本ツイ!企画の印象が強烈で、この本を見た時もそれが真っ先に浮かんで購入。記憶に残るって大事!序盤から大阪出身なのに青森での青春話(妄想)をしててツボでした。ゆるさと独創性が相まった世界観好きです。