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麻宮さん、吹邑さんキャラがいいですね!
結構ホラーぽいのかなと思ったけど、結果は少し肩透かし。
でも、結末はちょっとびっくり要素があったりして、まぁ楽しめました^_^
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殺人鬼の咆哮が轟き、村人がまた祟り殺された
岡山県津山市姫野村。
人口 300 人にも満たないこの限界集落には、令和の現在も70余年前の呪縛を恐れていた。
村人 6 人を惨殺した巌尾利兵衛の呪いにより、数年に一度、村にある鬼哭山から利兵衛の咆哮が轟き、仇なした者を殺すというのだ――。
新型コロナ感染症でパニックに陥る最中、一人の男が東京から移住してきたことをきっかけに、呪いの犠牲者と思しき死者が出てしまい……。
想像できない結末が読者を待つ本格伝奇推理!
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コロナ禍の山村が舞台。
と言うことは令和のミステリーのはずなのだが、そうは思えない出来事の数々。私が都市育ちだからかもしれないが、その辺りから今ひとつな感じ。
麻宮のバックボーンは想像したとおり。
最後のどんでん返しも、予想どおり。
ちょっと期待ハズレだった感が否めない。
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時代にそぐわない慣習の村(村民たちに自分の両親)に辟易する。自分が裕也の立場だったら同じことを感じるのだろうと思った。あと麻宮さんみたいなキャラはやっぱり好き。
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舞台設定は地名からみても「津山三十人殺し」にインスパイアされたものと思われる。プラス横溝正史作品の影響も。病的な閉鎖空間で起こる祟り起因の事件を、科学で解き明かすストーリだが、プロットも含め中山作品らしくない薄っぺらさで、完成度は低い。
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岡山県姫野村の限界集落では、令和の現在も70余年も前に起こった村人6人惨殺事件犯・巌尾利兵衛の呪いを恐れていた。
数年に一度、鷲尾が逃げた鬼哭山から咆哮が響くと村人が死んでいる…というまるで呪い殺されたかのような伝説が今も噂されている。
新型コロナ感染症の最中に東京から一人の男が移住してきたことをきっかけに、呪いの犠牲者と思われる死者が出て…
すべてを余所者のせいだと決めつけられ…。
東京から来た麻宮と近所に住む中学生の裕也の交流、嫌がらせを受けている最中にやってきた麻宮の友人の吹邑。
心理戦に長けた株屋の麻宮と手先が器用でフィールドワークにも強い学者の吹邑のコンビが、とても良い仕事をしている。
最終、そうきたかぁ…と唸る。
すっきりとはさせてくれないところが憎い。
次々に新作を出す中山七里さんに読む方も追いついていかない。
シリーズ物もあるし、いったいどれを読んだのかわからなくなってしまう…
積み本、予約本ありなのに時間が…。
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中山七里作品としては少々テイストの変わった小説だった。
ホラー小説を思わせる冒頭の過去に起こった殺戮から、現代においてもその殺戮の怨念が残ると信じられている片田舎の姫野村。その村で次々起きる住人たちの死亡原因は…。
閉鎖的な村で異分子に対する根拠のない反発を執拗に描くので、読み手としては苛々が募る。
この対比として死亡事件の解明がされるのだが、一筋縄では終わらない結末が新たなこの村の暗部を浮き上がらせていた。
黒を基調にした本の装丁も表題を納得させるものになっていた。
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岡山の寒村 姫野村ー人口300人にも満たないこの村には、70余年前から伝わるおどろおどろしい伝説があった。
昭和23年8月13日、皆が寝静まった頃、姫野村の大地主である巖尾利兵衛は想像を絶する凶行に及んだ。それから数年後、利兵衛が逃げ込んだ山から、ある時、咆哮が轟くようになった……合わせてその時には、必ず村人の死体が出る。「鬼哭山の呪い」はこうして広まっていった。
新型コロナウイルスが出現した頃、村に東京から一人の男が移住してきたことをキッカケに、呪いの犠牲者と思われる死者が出てしまう……。
外の世界を断ち切り、村の因習に支配され余所者を排除しようとする村人たち。
移住してきた男の目的とは何なのか?
「鬼が哭く夜に死人が出る」ーこの伝説は真実なのか?
『八つ墓村』さながらの呪縛に囚われた村を舞台に、「どんでん返しの帝王」が放つ衝撃の結末!
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人口300人ほどの小さな村。70年前この村では6人が惨殺されるという忌まわしい事件があり、いまなおその呪縛に囚われていた。限界集落という小さなコミュニティでの閉塞感。コロナ禍ということもあり村人たちの偏狭さは度を越えていく。呪いを科学的に証明するが、ここまで粗暴で他者の意見に聞く耳持たない村人がすんなり納得するものなのかなと疑問。何を感じればいいのかわからず淡々と読み終えた。
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人口の少ない田舎の農村では過去に恐ろしい事件があった。小作人の巌尾利兵衛が村人人を惨殺したというもの。
現代でもこの村では、その事件にまつわる恐ろしい言い伝えがあり、謎の不審死がおきている。
大好きなジャンルの話でわくわくしながら読み進めた。
村人の閉鎖的な考え方や余所者を排除しようとする様がリアルでイライラ。
理論的に反論しても結局は感情で動いてるから納得はしてもらえないし、自分が村八分になっているような気分になったけど、最後のオチがやっぱり中山七里さんといった感じ。
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人の心に巣食う鬼の存在を感じた一冊。
物語の舞台は、人口300人ほどが暮らす岡山県津山市姫野村。
終戦直後に起きた惨殺事件により、令和になった現在も鬼伝説が残る。
村にある鬼哭山から咆哮が聴こえるたびに人が死ぬ。
これは恨みを残して死んだ犯人の呪いなのかそれとも…。
折しも新型コロナ感染症が蔓延する中、東京から謎めいた男が移住して来たことで狂いだす村人達。
閉鎖的な村ならではの余所者へ向かう悪意が鬼伝説以上の恐怖だった。
新たにもう一人の男が加わり物語は科学的な展開に。
真相判明してからのラストに戦慄。
ここにも鬼がいた。
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帯に「終戦直後、中国地方の寒村で起きた惨殺事件」と書かれている。ん?これはどこかで見たような件だな、と古い記憶を絞り出した。そして天から降りてきた。それは、横溝正史の「八つ墓村」。舞台は岡山県の寒村と共通しており、八つ墓村の惨殺は大正時代、本作品の惨殺は終戦直後に起きたと少しタイムラグはあるが、非常に設定が似ている。惨殺の描写も非常に似ており、まるで八つ墓村のDVDを見ながら書いたのでは?遂に中山七里はネタ切れで横溝作品のパクリをするまでになり下がってしまった。麻宮が金田一耕助、裕也がコナン君?金田一耕助が後付けの原因究明しかできず殺人を防げないのと同じく、麻宮も後付け解明に留まっているのも非常に酷似している。そして、全体的にストーリーが直線的で、推理小説特有のうねるような繋がりがなかった。そのため短時間で読了。ちょっと不満。
空洞実験って書かれているけど一般的には風洞実験じゃないの?などと思いつつ、自分の予想通りの展開で終わりを迎える・・・油断だ。これは推理小説ではない。どんでん返し小説であることをすっかり忘れていた。No murder, No Nakayamaなのだ。最後の5ページ前までは心穏やかに読み進めていたのに。完敗でした。
本作品はたぶん単発作品だと思うが、それ故にとても悔しい結果となった。次は頑張る!
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終戦後、岡山の寒村で起きた惨劇、その亡霊が令和の時代に蘇る…。村に引っ越してきた麻宮、閉鎖的な村を嫌う中学生を軸にストーリーが進行する。帯には「“どんでん返しの帝王” が因習と伝奇の本格推理を現代に甦らせる! 圧巻の結末!!」とあるが、今回は展開も平板でそれほどひねりもなく珍しく期待はずれ。