叛臣
著者 多岐川恭 (著)
「おれは逆賊にはなりたくない」と叫ぶ足利尊氏を歴史に翻弄される愚直な武将として描く『叛臣』。家康の筆頭家老でありながら、裸の愛情を注いでくる秀吉に走った石川数正の、武士の...
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商品説明
「おれは逆賊にはなりたくない」と叫ぶ足利尊氏を歴史に翻弄される愚直な武将として描く『叛臣』。家康の筆頭家老でありながら、裸の愛情を注いでくる秀吉に走った石川数正の、武士の倫理と自己の感情のせめぎ合いを活写する『異端の三河武士』。上下関係の厳しい武家社会にあって、あえて背いて生きることを選択した人間の性格と揺れる感情を丁寧に追った傑作7編。(『異端の三河武士』改題)
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新奇な切り口はないが
2024/04/03 08:19
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
7つの短編が含まれている短編集である。題名の通り、謀反 反乱 暴動などを起こした人物を扱っている。それほど新奇な解釈やうがった見方があるわけではなく、従来通りの伝統的な描き方が各人物に対してなされている。従って味わうべきは語り口である。7つの話の中では、取り調べに対する供述のような、由比正雪の話が一番面白かった。