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電子書籍
「日本」 国号の由来と歴史
著者 神野志隆光
『古事記』のなかに「日本」はない。『日本書紀』には、ある。これはいったい、どういうことなのか? そもそも「日本」という言葉は、古代中国において、日の昇る木・扶桑のもとにあ...
「日本」 国号の由来と歴史
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「日本」国号の由来と歴史 (講談社学術文庫)
商品説明
『古事記』のなかに「日本」はない。『日本書紀』には、ある。これはいったい、どういうことなのか? そもそも「日本」という言葉は、古代中国において、日の昇る木・扶桑のもとにある地をさした。中国の世界像のなかで生まれたのだ。それが、「倭国」を「日本国」と改めるというかたちで承認された。以来、近代日本に至るまでの国号の歴史をあとづける力作!
目次
- はじめに
- 第一章 「日本」の登場
- 第二章 古代帝国における「日本」
- 第三章 古代中国における「倭」と「日本」
- 第四章 『日本書紀』講書のなかの「日本」
- 第五章 「日本」と「やまと」
- 第六章 「日本」の変奏
- 第七章 「東海姫氏国」ほか
- 第八章 近代における「日本」
- おわりに
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紙の本
「日本」を表す国号を歴史的に丁寧に見た画期的で興味深い一冊です!
2020/03/02 13:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、私たちが住む「日本」という国の名称、すなわち国号がどのようにして成立したのかを明らかにするとともに、近代日本に至るまでの国号の歴史について詳細に語ってくれる画期的な一冊です。本書によれば、「日本」という国号は、もともとは古代中国において、日の昇る木、扶桑のもとにある地を指したということが述べられています。そして、その言葉が古来の「倭国」という呼び方から「日本国」へと改めるというかたちで承認されたのだと書かれています。このように国号には歴史的な背景があり、それを研究していくことはとっても興味深いことです。同書では、これ以降の近代近代日本に至るまでの国号の歴史を明らかにして、丁寧に教示してくれる非常に興味深い一冊となっています。
紙の本
ある意味驚きです。
2019/03/22 08:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
要約すると日本という称号は誰がどの様に決めたか、がテーマです。その答えはある意味意外でしたが、全体的な内容としては、ある程度納得はしたものの、文体が(特に終盤)かなり批判的だったり、自身の意見を正当化する証拠立を列挙するような感じがあったりで、ちょっと必死感が漂いました。
今テーマの結論はもう少しはっきりと確かな根拠が提示されていると、より判り易かったと思います。
紙の本
しっくりこない
2017/01/19 01:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栞ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
学者さんの本なので、その人の考えが主張されているのはあたりまえなのだが、どうもその説の論拠が、しっくりこない。
ただ、文章自体は読みやすくかかれている。