望むもの、望まれるもの
2009/09/06 14:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
皇位継承者が暮さなければならないカデーレ宮殿に入るカリエ。そこに待っていたのは、あからさまに敵意を向けてくる、一つ年下で西公の後見を得るミューカレウス、そして年長の二人の兄ドミトリアスとイレシオンだった。
ミューカレウスとは良きライバルとして切磋琢磨しながら、ドミトリアス達を仰ぎ見て暮らす、充実した生活。しかし、後継を争う鞘当ては、本人たちの思惑の外でもうごめき始め、意外な破滅をもたらすことになる。
本格的に始まる物語の、序章といった位置づけの作品の様だ。
投稿元:
レビューを見る
再読。やっぱ容赦ないわこのシリーズ。少女小説でありながらしっかり現実の歴史の血生臭さを再現してる。だから読んでるんやけど。しかし、あたしは主人公がとっても惚れてるザカリア人の生臭坊主がどうも好きになれない。(20051201)
投稿元:
レビューを見る
重い病に臥せっている皇子アルゼウスの代わりに皇帝の教育を受ける為、皇子宮にやってきたカリエ。個性的な兄弟達と王座を争うのかと思えば無邪気(?)に弟と兄弟喧嘩したりしているのを見た後のラストは衝撃的。だけどまだこれが始まりなのだからホントにすごい作品だと思った。
投稿元:
レビューを見る
皇子の身代わりとして、カデーレ宮に乗り込んだカリエ。3人の皇子と王座をめぐり競争する日々だった。だが、そんなカリエに暗殺者の魔手が!? 陰謀渦巻く王宮ロマン、第2弾!
投稿元:
レビューを見る
前編に続き、とめどもなく読んでしまった。何度か、読みいってしまい、駅を通りすぎてしまいました。カリエと3人皇子が集合。一人一人の異なる魅力的な皇子たち。皇子として存在するカリエと皇子たちのやり取りが、ハラハラしつつ進んでいく。皇子の身代わりになった当初からのカリエの努力や、成長ぶりが、元気をくれる。
投稿元:
レビューを見る
皇子の身代わりとして、カデーレ宮に乗り込んだカリエ。カデーテ宮にはすでに3人の皇子がいた。なんとか、女と見抜かれることなく、日々を過ごすカリエだったが、暗殺計画は着々と進行していて…。
まだまだ続くー。
投稿元:
レビューを見る
ミュカがいいよ!
兄上たちよりエドよりミュカ押しの私です。いやロイも素敵だけどさ……初登場時からの成長ぶり(+やせw)ならミュカが。
そんな私の心の声は届かず、カリエは誰ともひっついたり離れたりしてくれなかったわけですが。
おもしろかったです。
投稿元:
レビューを見る
あまり読まないコバルトの少女小説。
人に勧められて今更ながら読みました。
ミュカがいつの間にか皇子としての誇りを身につけていたのが素敵です。
未回収な複線も色々あるけど、シリーズ物ってことで……
投稿元:
レビューを見る
読むと元気を貰えます!カリエの逞しさを私も見習いたい!!攫われる→身代わり→命を狙われる→逃亡の旅へ…と前後編で怒涛の展開(この後に比べたらまだマシだけど…)。否応なく巻き込まれていくカリエですが、何だかんだ言いながらも「そこ」で生き抜こうとしていくのが凄い。普通なら、萎縮して不安定な精神状態になりそうなのに、彼女の場合、憤慨したり文句を言ったりはするけれど、決して後ろ向きにはならないのです。十二国記の陽子も、あの状況下を乗り切れたという意味では同じく精神的に強い人だと思いますが、図太さでいえばカリエが数段上だと思います(陽子は結構悩むもんね)。シリーズの第1、2作目ということで、登場人物たっぷり&伏線がっつり。久しぶりに再読したので、最初の頃ってこうだったのねー、と感慨深いものがありましたね。エディアルドがいっぱい出てるし、ツンデレっぷりも楽しめたので満足満足。そして何より、ドーン兄上!!格好いいよう、大好きだ!今後の展開を知っているだけに切なくなったりもしましたがね…。実は、まだ最終章の【喪の女王】を読んでないのでドーン兄上がどうなるのか不安。早く読まなくては。
投稿元:
レビューを見る
カレーデで他の皇子達と競い合いながらもそれぞれの一面を知っていく様がいい ミュカが一番成長したのでは?ここからのシリーズが長いのだが大変読み応えがある
投稿元:
レビューを見る
さすが某文芸誌企画でデル戦と並び称されただけあります。ライトノベルだ少女小説だという侮りを寄せつけない世界観。歴史、政治に関する事項も骨太で、とってつけたような上滑り感は全く感じられません。少女小説然とせず、淡々と連なる文章も過分なく書き込まれていると思います。何より、魅力的なキャラクター。魅力的なキャラクターというのは単純に「このキャラは好き」とかいうのではないと思います。もっと複雑な、現実に生きる人間に抱くような感情を持てる、つまりリアリティを感じられることがキャラクターに魅力を感じるってことなんだと思う。主人公カリエ、エディアルドはもちろん、四皇子やグラーシカやサルベーンもそれぞれすごく魅力的。前後編を一気読みできるどころか次の巻も手を出したくなること必須……すっごい長いですが……
投稿元:
レビューを見る
おもしろかった。思いは純粋であっても心に深い闇をもたらす。カリエが思った以上に行動的で真っ直ぐ突き進み、相手と正面から対峙できる娘で、女神の話も絡み新たな展開がありそうで楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
ただの田舎娘が身代わりになってるのではない,カリエ自身に謎がある.ラクリゼの登場によって背景に広がる闇のようなものが一気に広がったようで,次巻からが楽しみだ.
投稿元:
レビューを見る
なんともまあ。。。
カリエが来たことで、深く潜行していた陰謀が、表面化し暴発したということだろうか?
読みやすく、どんどん読み進めてしまうが、物語はまだまだ、これから。
投稿元:
レビューを見る
1999年執筆とのことですが今読んでも全く古臭くない大河ドラマでした。
偏見や生まれによるままならなさが実例とともにスッと入ってきて、陰謀の根底にあるのが情愛で主人公がそれを察してくれるため敵役にも感情移入できました。
俗な感想を言わせていただきますと、気高く聡明で美しい最強の女、超好き。
続きも楽しみです。
挿絵も美麗なので、事情があったのは理解しますがやっぱ電子版にないのは残念だなー!