結局はお客様目線になれるかどうか
2016/08/30 17:20
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投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
感性工学に基づいたマーケティングの本。といっても難しい理論はでてこない。要するにキモは、お客様目線になれるかどうか。このお客様目線というのが、非常に具体的な行動の細かいステップのこと。後半お客様の主観に働きかけるというような話もでてくる。面白かった。この本を読んで商売の仕方を変えて売り上げが上がったというような人は実際のところどのくらいいるのかな、と思った。
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マーケティングに感性工学の知見を応用し、鋭い視点で書かれた一冊。
しかし、著者の論じる「感性」は客観的なものらしいが、私にとっては主観的なものでしかないように感じられる。
また、著者の論じる「感性」とは、「感情」とどのように違うのかも分からない。
行動を読み解くならば、感性を読み解いたことにはならない。
定義が曖昧なまま議論が進むため、かなり戸惑った。
ビジネス書特有の何度も繰り返し同じことを言うという手法も、慣れていない人には厳しいかもしれない。
ただ、着眼点や具体例は面白い。
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小阪裕司さんの著書。
小阪さんの著書は氏が「ワクワク系マーケティング」を提唱されていた頃(今もこの言葉は使われているが)からよく読ませていただいているが、この著書は非常に重要な本。(と思った)
すっごくたくさんの気づきをいただいた。
いくつかメモ風に著者の主張のポイントを記しておきたい。
−これまでの「企業力」とはいわば「競争力」だった。しかし、これからの企業力は、いわば「伝道力」というものになるであろう。
−これまでの顧客サービスとは、手取り足取り「解決策」を教えるソリューション型のサービスであった。これからの顧客サービスは、「あなたは思ったこともなかったかもしれませんが、このようなことをやるととてもいいと思いますよ」と新たな目的やビジョンを提示して、それに共感した人にその実現を手助けしてあげる「マイスター型」のサービスとなる。
−これまでの顧客との関わりは「交渉・説得」をして獲得したお客さんを「囲い込む」という行き方だった。これからは、交渉・説得ではなく、「伝道」により「共感」をいかに生み出すか、という方向となる。
−これからの顧客の選択基準で最も重要となるのは「関係性」、つまり「誰から買うとうれしいか」である。
−「伝道力」とは、こちらが「これがいい」と考えるものを、いかに信念をもって相手に伝えられるかということ。
−これからは「顧客コミュニティ」の規模が収益を左右する。
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あくまでも顧客視点で考える。どうやったら人は物を買うのか?あたりまえのようで、実践できていないことが多く、勉強になりました。
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極めて読みやすく、一気に読了。ダニエル・ピンク著「ハイ・コンセプト」でも主張されていたが、これからの世の中では、「ストーリー・テリング(物語をくみ上げる)」力が求められるとのこと。これが発揮される一例としての、「感性」マーケティングなのかな、と思う。つまり、顧客となる人々に対しては、「物語」を提供することで商品・サービスを訴求しその対価を得るという考え方であれば、これまでデータに基づいた分析では売れなかったものが売れる時代であるという主張が著者の主張でした。過去7年ほど、コンサルティングをしていて、その仕事の中で個人的に意識してきた「ストーリー・テリング」という考え方が、図らずも時代にあってきているというのは、うれしい限り。実際、提案書やプレゼンテーションにおいては、「ストーリー・テリング」を意識した構成をすることで、お客さまへの訴求力は段違いにあがると実感していたので、こういうまとめの主張についても、かなり共感するところです。これまでに受注した案件においてもリピートのお話がよく来るのは、「ストーリー・テリング」を通じて伝えた内容はお客さまの感性を刺激して、記憶に根付いていることの表れだと思います。実行面での効果の程を体感しているので、どこかすっと頭に入りやすかったと感じてます。
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著者は、「ワクワク系マーケティング」など、独自のマーケティング理論を持つ小阪裕司氏です。
人の「感性」を中心に考えることで、仕事を楽しみながら売上も伸ばしていける、という内容です。
売上が前年比30倍になったお酒
「廊下の幅」で顧客を満足させるホテル(リッツカールトン)
地元の店よりも愛される全国規模の大企業(再春館製薬所)
「住人」を増やし続ける居酒屋
など、事例が豊富で、ぜひこれからのマーケティングの参考にして欲しいと思う本です。
小売業、サービス業の方々には、特におすすめの1冊です。
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面白い。
どうせなら図とか、写真とか入れてくれたら、もっと視覚に訴えて、わかりやすかったのにと思いました。
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2007/5/13購入。読了。
著者の書籍を初めて読みました。
著者を知るきっかけになった本です。
自分の「仕事」について考えなおすきっかけを作ってくれた書籍です。
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▼ 100文字感想 ▼
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感性ってうまれもったものじゃないんだ、いくらでも身に
つけられるものなんだ。と自信が持てた。ようするに、
感性が豊かだというのは、いかに事例を知っているか
ということ。小阪さんの本はガツンと胸に響くなぁ〜。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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■お客さんにどういう行動をしてもらえば、最終的に
「売れる」のか、それを考える力、具体的に成し遂げる
力が感性消費行動のデザイン力
■情報量が重要、もっとも重要な情報は事例
■感性とはうまれもったもの、センスとは全く関係の
ないもの、情報量(事例)で補えるもの
■デザインとは設計すること、シナリオを構成すること
■ビジネスに奇跡も奇策もない、画期的な成果をあげる
決め手は、感性フレームと実際の行動
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人が行動して初めて売上が発生する。
人が行動して『購入する』というプロセスに至るまでには、いくつもの動作・思考が発生する。
困っていることの解決策を提供するだけではなく、新たな目的・ビジョンを提案して具体的にそうだな。と感じてくださった顧客のマスターとして 新しい価値観への道筋を提示していくことが大切だな。
と認識した。
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モノが売れない時代だからこそ、
人間の本質を見る必要がある。
マーケティングの原点というか、
消費者が持つ心の核心に迫るための
マーケティング手法の一つ。
心理的なマーケティング分野なので、
気軽に読みやすい。
マーケティングの新たなアプローチとして、
参考にしてもいいと思う。
実際にこれを実践している企業は、
成功しているのではないであろうか。
特に小売りとかね
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「そうそう、これが欲しかった」のほうが
体系的に整理されているので、最初に読むならそっちかな。
さらに、この本を読むことで、理解が深まる。
特に、感性のメガトレンドのところで、
感性は振り子のようにいったりきたりする、というのは面白かった。
クールな関係 ⇒ ウェットな関係
みたいに。
ロジック ⇒ エモーション
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まぁ、感性マーケティングを文字ばかりで読んでも、なかなか分かりにくいけど、しっかりと説明されている本ではある。
こうしたことを理解するには、神田昌典さんの書籍がいいだろう。
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[ 内容 ]
「売れる商品がないから売れない」「値段が高いから、立地が悪いから売れない」…こうした考えはすでに前時代的なものである。
「感性」を軸にすることで、どんな商品でも、どんな立地でも、あなたの思い通りに「売上を創る」ことは可能なのだ。
本書は、1千社を超える企業の会を主宰し、独自のマーケティング論で絶大な人気を誇る著者が、今話題の「感性工学」をベースに全く新しいマーケティングを説く。
現場を知り尽くした著者だけに、具体例・実践手法も満載。
[ 目次 ]
第1章 「感性」を扱うマーケティングとは
第2章 「感性フレーム」で見えてくる新たな世界
第3章 感性でビジネスを組み立てるためのモジュール3+1
第4章 「感性」のビジネス活動を左右する六つのインパクト
第5章 今、結果を出していくための三つの重要な取り組み
第6章 これからのビジネスパーソン個々人に必要なことは
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
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☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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人の心の動きに注目してマーケティングをしようという本。
商品開発やその他の要素を不可変なものとして、販促にこういったアプローチの仕方があるのだという内容。
同時に人間工学というファクターを用いれば、新たな観点からマーケティングができます。
日ごろから、自分の心の動きに注目している人からすれば、確認の本ですね。