なんだかサブキャラのほうがよくなって、そろそろ奇策士とがめさまにはご退場を願わねば、ってな雰囲気ですがいかがでしょう。ま、最初からドーでもいいかなとは思っていたんですが、維新物語史上最も魅力の無い主要キャラでした
2007/12/01 18:06
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ええ、毎度バカバカしいお笑いを、ではありませんが、シリーズも九作目ともなれば、読者も慣れます。だから、目次を書き写すにしても自分の以前の書評からコピペ、なんて安易な方向に流れる。ところがです、今回は激震です。全12巻(予定)中、九話目にしてなぜか、今までの五章構成が六章になってしまった!目がテン、長女の目・・・
序章
一章 心王一鞘流
二章 汽口慚愧
三章 門下生
四章 真庭鴛鴦
五章 王刀楽土
六章 目隠将棋
終章
画:竹
筆:平田弘史
本及ビ箱装幀:ヴェイア
版面構成:紺野慎一(凸版印刷)
本文使用書体:FOT-筑紫明朝 Pro L
ね、突然、六章構成っていうのが驚きです。しかもです、前話もそうでしたが、主人公の一人だったはずの奇策士とがめ、ますます影が薄くなります。ま、もともと大したキャラではなくて、「チェリオ!」一本だけ(この「一本」ていうのがミソなんです)の女でしたから、沈没して当たり前ではあるんですが、この消滅振りの速さは秋の夕日です。
逆にサブキャラがますます良くなってくる。今回はやはり汽口慚愧でしょう。巻末の対戦相手プロフィール、今までも何度か引用してきましたが、今回始めて気付きました。sex の項目がない。げげ、なんていやらしい、っていうのは落語の前振り。海外に行く時の書類に sex とあったので、月1回、って書いたっていうオチのやつ。
いえいえ、私はそんなお下品な下ネタ葱みたいなことは言いません。単純に性別のこと。絵見りゃ分るだろ!って言う声もありますが、汽口慚愧、ってきたら先入観的には男でしょ、やっぱ。ま、第八話の日和号はどっちに分類すんだよ!おりゃおりゃ?なんて声も聞こえてくるんですが、人形だって性別あっておかしくないし・・・
で、汽口慚愧。女性です、多分(読み間違えていなければ・・・)年齢24歳、職業 剣士、所属 心王一鞘流、身分 当主、所有刀『鋸』、身長 五尺八分三寸、体重 十二貫、趣味 素振り、必殺技一覧は載っているけれど、五つとも分り難い。で、この人の印象は真人間。なんていうかとっても教育的な存在で、今まで登場した対戦相手中、鑢七花にもっともお似合いの女性。二人の問答がとってもいいです。
とはいえ、べた褒めとは行きません。尾張幕府直轄内部監察所総監督補佐左右田右衛門左衛門と真庭忍群との戦いが、メインの話と全く融合していないのです。無論、平行線ではなくて交わりはするんですが、殆ど別の流れ。で、お話としては家鳴将軍家直轄内部監察所総監督、本名不詳、経歴不明の否定姫と左右田右衛門左衛門のお話のほうが面白い。
これでいいのか?次回対戦相手は彼我木輪廻、蒐集対象 誠刀・銓、決戦舞台・百刑場なんだぞ、よく知らないけど・・・
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋の聖地でもある天童が舞台。超がつくほどの真面目に見えた汽口慚愧も 実はお茶目な一面を持ったりしていてとってもかわいかった。七花ととがめは表紙からお察しの通り、いつにもましてラブラブでございました。
投稿元:
レビューを見る
「この二十年の間に本当に無名になっちまったんだな、虚刀流って」
出羽は天童将棋村−−−。
無刀の剣士・鑢七花と奇策士・とがめは、王刀『鋸』を振るい、心王一鞘流をたった一人で守る汽口慚愧の道場を訪ねる。
とがめがめぐらした奇策に、全身全霊で攻め入る汽口!一方で、否定姫配下の元忍者・左右田右衛門左衛門による真庭忍軍への残忍な粛清は静かに続く−−−!
刀語、第九話の対戦相手は、心王一鞘流当主、汽口慚愧!
衝撃の12ヵ月連続刊行企画
“大河ノベル”第9弾!
西尾維新が挑む時代活劇!こんな物語を待っていた!!
「ちゅー」
真庭人鳥は相変わらず可愛い。可愛い!
投稿元:
レビューを見る
皮肉にも王刀における刀の毒は、異常なくらいの正しさを
持ち主に与えることだったようで……。
融通が利かないくらいの正しさと謙虚さ、
地平線のようなまっすぐさを持った彼女は確かに四季崎の刀の毒にあてられていたんだろう。
その馬鹿正直な真人間さの為に大ピンチに陥った七花ととがめ。なんという皮肉なことか…。
正々堂々、平等に、形式どおりの試合。
それは刀を持たない七花にとって枷以外のなにものでもなく防具をつけ、竹刀を持った七花はまともに竹刀を振り下ろすことすらままならぬ、最弱の刀になってしまう。
戦力外となった七花に代わり、今回その腕前で刀を手に入れたのは、実質とがめ一人の功績と言っても過言ではない。将棋の盛んな街での将棋勝負。ココへ来て何気に初の頭脳戦?!
とがめ、ちぇりおー!とか言ってたくせに賢いじゃん!
七花ととがめ、まさかの××エピソードもありけり。
趣向を変えた第9話!
投稿元:
レビューを見る
<内容>
西尾維新×竹が放つ、待ってました!の時代活劇絵巻!
木刀 vs. 無刀
「この20年の間に本当に無名になっちまったんだな、虚刀流って」
出羽は天童将棋村――。無刀の剣士・鑢七花と奇策士・とがめは、王刀『鋸』を振るい、心王一鞘流をたった一人で守る汽口慚愧の道場を訪ねる。とがめがめぐらした奇策に、全身全霊で攻め入る汽口!一方で、否定姫配下の元忍者・左右田右衛門左衛門による真庭忍軍への残忍な粛清は静かに続く――!刀語、第9話の対戦相手は、心王一鞘流当主、汽口慚愧!
衝撃の12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”第9弾!
西尾維新が挑む時代活劇!こんな物語を待っていた!!
投稿元:
レビューを見る
また変わった雰囲気の対戦で、でも悪意のない清々しい相手でわりと穏やかな気持ちで読めた。いつもながらにとがめの奇策は冴えているし、二人の仲が着々と親密になっているのもいい感じ。それにしてもペンギンたんかわいいよペンギンたん。
投稿元:
レビューを見る
王刀。ネーミング、特性ともに久しぶりに納得のいくものだった。 ちょっとこれまでのあらすじがしつこくなった感があるが、―この巻から読む人なんていないと思う―この論理で戦うアイデアはすごいと思う。 前巻よりはおもしろかった。 二人のいちゃつきが少ないなと思ったら、そう来たか・・・・・・。 汽口さん、いいキャラしてます・・・・・・。
投稿元:
レビューを見る
どうやって慚愧に勝つんだろう‥と思いつつ読み進めたら‥なるほど、そういうことか!まさに奇策ですね。慚愧のキャラクターにかなり好感が持てたし、戦っているけどどこか和むような第9話でした。意外な形での、二人の例のあのシーンにもときめきました‥。
投稿元:
レビューを見る
無刀の剣士・鑢七花と奇策士とがめは、王刀『鋸』を振るい、心王一鞘流を
たった一人で守る汽口慚愧の道場を訪ねる。とがめがめぐらした奇策に、
全身全霊 で攻め入る汽口!
投稿元:
レビューを見る
将棋の盛んな村で平和な時代にはそぐわない武道をひたすらに磨き続ける王刀『鋸』の所有者汽口慚愧。そのマジメさゆえにとがめと七花は苦労することに・・・。そして木刀を持つと恐ろしく弱い七花がどうやって汽口慚愧に勝つのか。とがめの奇策は・・・?
投稿元:
レビューを見る
第9話、王刀・鋸。舞台は出羽、将棋村。汽口慚愧の道場を訪ねるが、木刀で戦うことに。刀剣を扱う才能のない七花はどうするのか。
今回の奇策は汽口が真面目だからこそ活かされた策でした。炎刀もでてきてました。ラストの旧将軍が刀集めに失敗した理由というのが何なのか気になります。
投稿元:
レビューを見る
刀の面白さも、勝負の派手さも、無し……。
前回辺りで「かの刀こそ王」とかほざいてたような気がしたんですけど、あれは何?
薄刀は見せもしなかったのでどうか知りませんが、変体刀としては暫定一位の詰まらなさでしょうに。
王って字掲げてるんだからもっと頑張りましょうよ……。
まにわには相変わらずの噛ませ犬っぷりですし。
なんだかなぁ……今更ながら、これ千円って高過ぎ。
その半額でもっと良い本買えます。
投稿元:
レビューを見る
王刀−。
微刀が唯一の人間らしさで女王ならば、こちらはすなわち王である。七花にとってもとがめにとっても想定外の生真面目すぎる真人間が鋸の持ち主だった。
そして裏では左右田右衛門左衛門と真庭忍軍の戦いが行われる。
投稿元:
レビューを見る
○2009/04/18
これは…何だろう。どうなの?ちょっと前から間空きすぎた?あと3冊だっていうのにまだ加速が始まらない感じ。
登場人物が女の人だらけってのはまぁ色々楽しかったのだけども、刀の力もなんだかなーって言う感じ。こじつけ感がどんどん増してきている(笑)
しのばずさんの銃も火を吹き…まにわに、あと1人分枠が余ってるんですけど。大丈夫ですか。ペンギンさんいつ死んじゃうんだろう。やっぱり最終巻でシノバズと鳳凰さんも対決ってことになるのかな。それとも前座だから最終巻は七花たちで終わり?うーん。
鴛鴦さんがとてもいい女でした。まじ回転式とかふざけんなよシノバズ(笑)蝶々さんはこんないい女を奥さんにもらう予定だったのね…。
振り返ってみても、七花ととがめのやりとりにあんまり新鮮味を感じなくなってきた気がしてならない。
投稿元:
レビューを見る
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
いけね、忘れた。
多分読んでみたら分かると思うんだぜ。