人と関わり合うことの大切さを伝えた本
2012/10/31 17:35
12人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:星の砂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
<私は、特定の人としか付き合っていませんが、だからといって冷めているわけではない> と、本書のタイトルに(心の中で)ツッコミつつ、特定の人としか付き合えていないと何か問題でもあるのだろうか? と気になり、本書を手に取ると、自分の意に反して? じんわり心が温まり、まるで、“カイロ”のような本であった。
本書は、人とうまくいかない要因は、相手や自分の性格だったり環境だったりいろいろあるが、根本的な原因は、性格や価値観などではなく、「結局、あなたの心がさめているからだ」という。「心が冷めていると、いつの間にか自分のまわりの人の心まで冷ましてしまうのです。そうならないよう、冷めてしまった、もしくは冷めかけている心を温め直そう。そして人生を100倍楽しもう」というメッセージがぎっしりと詰まっている。「誰でも必ずできる、しかし誰もができていないこと」をコンセプトに、今日からすぐできるアクションを心理学や脳科学などのエッセンスを加えながら、【第1章 冷めた心に火を灯せ:Episod01~07】~【第5章 打たれ強くなれ:Episod38~47】、全部で47Episod。
《Episod01:なぜ、僕たちの心は冷めてしまうのか?》に、人が人と距離を取ってしまう理由を解説している。自分と趣味や価値観が合うなど、特定の“話が通じる人”とだけ人間関係をつくってしまうことを、「必要最低限のコミュニケーション」だという。無駄な接触を避けることで、自分を守ろうとしているのだそうだ。ところが、この度が過ぎると、“冷めた人間”になってしまうらしい。「冷める」ということは、実は人間の防衛本能だといっている。ちなみに、私は、<冷めかけの一歩手前>にいるから、冷めたら温めるように努力しなければ・・・。
《Episod13:恋愛が長続きしないわけ》に、心理学者の西平直喜氏が、「恋とは、「この人のどこが好きなのか?」と聞かれたときに「やさしいから」「顔がいいから」といった他人と比較したときの条件で答えるもの。一方の愛とは「この人だから」以外に答えようがない。つまり、他の人と比べることを超えたものだといっています」と言っている。「もちろん、子どもを育てるとき、部下を育てるときも同じで、どこがいい悪いではなく、すべてを受け入れること。それこそが愛なのです」と。すべてを受け入れるということは、逆に相手からも受け入れられるということなのだ。愛って、深いなあ・・・。
著者は、「「心が冷める」というのは、結局、「自分」に執着しすぎた結果おきてしまう一種の現代病」だという。そして、「結局、人は1人では生きてはいけない。だからこそ、自分以外の人を大切にしてほしい。それは、結果的には自分を助けることになる」と。
出版不況の昨今。唯一といっていい売れているジャンルが、自己啓発系。
2013/01/13 17:25
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
出版不況の昨今。唯一といっていい売れているジャンルが、自己啓発系。本書は、その代表例ともいえるものです。
まずタイトルの付け方がうまいです。どんな人でも苦手とする人がいますので、実はこの本のタイトルはほぼ全ての人に当てはまるはず。そして、タイトルを見て共感すると、読みたくなるもの。
また、項目のタイトルの付け方も上手です。
例えば「僕たちが「ガンダム」「北斗の拳」「ワンピース」に熱狂したわけ」や「最初のキッスと最後のキッス」、「プーさんとブータン」など。どのタイトルも、おや?と思い、ついつい読みたくなるようなものばかりです。
本書の内容は、外部の人とうまく付き合うため、自分の人生をより豊かなものにするためのヒント集と言ってよいでしょう。
タイトルに惹かれて読んで行くと、内容もかなり柔らかく、分かりやすく書いているので、なるほどと思うものばかり。
でも、読んで行くと、結局、当たり前のことばかり書かれていることに気が付きます。
別に本書だけが、そのような内容になっているのではなく、自己啓発系のほとんどが「言われてみれば当たり前」の内容です。違いは、そのアプローチの仕方や切り口で、本当に著者たちが言いたいことは、一般常識として定着しているものばかり。
本書に限って言うと、そのアプローチの仕方が現実に起きているような事例を使い、アニメなど身近なものを説明の道具としているのがユニークだと思います。
あっ、と言う間に読めてしまう本でした。
龍.
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接客業に就きながらコミュニケーションが苦手で、タイトルに納得したから手に取ってみました。
各エピソードとも軽く読めてあっという間に読了。
人にもっと興味を持つために「ここさめ度」出来るところから変えてみようと思う。
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ドキッとさせられる題名ですね^^;
スラダンやワンピースなど馴染みのある漫画を例に挙げて説明されているため、フランクな文章で読みやすかったです☆
また、心理学用語等を用いて内容もしっかり説明されている印象を受けました。
各項目の最後に、ここひえ確認表が設けられているので、読後もたまに開いてセルフチェックが出来ます^^
以下覚書
◆きれいな言葉がきれいな心を作る・・・口に出す言葉だけでなく、頭の中にイメージする言葉も美しく!
◆セルフハンディキャップを設けて、やらない・出来ない理由を自分で作り出さない。
(2012.11購入)
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目から鱗は落ちないけど、FBのレビュー見て思ったのは、こんな悩み抱えてない人はいないんやなあと。
モットーは人類みな兄弟やけど、腹の中では、損得勘定しながら人付き合いしとる。良くも悪くもやなーって考えた本だった。
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タイトルにぐっと掴まれて手にとった一冊。
まさに自分のことを指摘しているようなタイトルだったからだ。
内容は、なんか色んな自己啓発本とか、そういう系の本の中身をそのまま移植した感じかなと思った。
本書に書いてあることは他の本でもっと説得力を持って語られている気がする。
だが、良く言えば色んな本に書いてあることがこの一冊にお手軽にまとめられているとも言える。
だが、やはり本書の魅力は内容よりもタイトルにあるだろう。
タイトルを見て「はっ!?」となった人は、内容は読まずとも自分の中に答えがあることは分かっているだろう。
そんな、自分に向き合う機会を与える一冊(一文)
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巻末の参考文献やその著者の本を読んでいたため内容は簡単に理解できました。
身近なものを例にして工夫されており、難しい印象もなく、学問的知識がなくても読み進めやすいと思います。
読んでいると自分でもドキッとすることもあり面白かったです。
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題名に釣られて買ってしまったけど、面白かった。
気になった記事を抜粋
・新しい人に会うとき、目の前を観ているようで、実は記憶の中にいる誰かと重ねている。
・役割が性格を作る。
・人に触れることで安らぎを得ることが出来る。
・会話を記憶ゲームだと思ってみる。
★飲み会には這ってでも行け!
★後でやろうは、バカやろう。
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http://staygold1979.blog.fc2.com/blog-entry-293.html
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極めて簡潔に、人間関係と個人の性格や行動パターンについて書かれていて、具体例も分かりやすいと思います。頭の整理に役立ったかな。特に、「『感動』と『カンドー』」は「そういうことか」と納得。「薄い」vs「本物」ではなく、全く別の作用だったんだね。
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心が冷める=①人の話に興味がない②人と積極的に関わろうとしない③そのため世界がどんどん狭まっていく。
そんな人生楽しくないよ、と伝える本。
最近こういうながーーいタイトルの本が流行りみたいですね。インパクトあるからかな。。。
この本、ブクログで登録しただけでFBで何人かコメントいただいたんですよね。フックがあるというか気になるタイトルですよね。これは作戦勝ちだなあ。
内容としてはごくフツーのコミュニケーション論です、極端に熱くもなく。
共著ですが著者の1人が大学の教授ということもあってか、学生に向けて、という内容が多い気がします。、もっともごく基本的なことなので社会人にとっても参考になる点はあると思いますが。
著者のゼミの教訓は
「飲み会には這ってでも行け」と「あとであろうはバカヤロウ」なんだそうです。
うーん。。どうだろう。。。と今の私は思うわけですが、若いうちに熱い価値観に触れておくってのはいいかもしれませんね、ほら、年取るとなんと言っても体力的についてけなくなっちゃうからね(笑)
人と関わっていくというのは時にはしんどい事ですが、関わらないとどんどん自分の世界が狭くなっていく、なんと言っても自分が何者なのかっていうのは人とのかかわりでしか見えてこなかったりもしますね。
心が冷めすぎていないか、時にはチェックする必要があるかもしれません。
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実践的かつ具体的なので明日からはじめられることが満載。題名は取ってつけた感がある。興味を引くためにつけたか?
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確かにタイトルの通りなんだよなーとおもい。タイトルにつられて買ってしまった。全体通して、冷めてーじゃねーよ。そういうところなおそーぜっていうメッセージはわかった。自分としては、そんなことわかってる、もっと具体的な解決策教えてくれよ。と思った。まあ、読んでると、自分の冷めた部分を再認識できるから、それだけでも読む価値はあるかな。
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短時間で気軽に楽しく読める本。
マーケティングして売る気マンマンな印象の本だけど
それはそれで面白い雰囲気を醸し出している。
【特に学べた2点】
・セルフイメージを高くしすぎると周りを遠ざける結果になる。
・身体を動かすと淡蒼球が活発になりやる気になる。
◆淡蒼球(たんそうきゅう)やる気スイッチ⇒つけるには?
①身体を動かす
②いつもと違うことをする
③ご褒美を与える
④なりきる
特に①が大事。
◆あしたやろうはばかやろう
⇒年をとってやらなかったことを後悔する
◆場面に応じて自分を演じ分けられるようにする
そうすると結構ラク。
◆性格は変えられないが行動は変えられる
~ができない、~が苦手 ⇒ セルフハンディキャップ
飲み会が苦手なタイプ ⇒ 飲み会につい行ってしまうタイプ
◆理想の自分をイメージしすぎる弊害
心が冷めるのは自分に執着しすぎる結果
プライド、自尊心、嫌われたくない、馬鹿にされたくない、
ここは自分がいるべき場所ではない など
理想と現実のギャップが自己嫌悪に繋がり、
相手に対する嫌悪に繋がる
⇒自分で自分を認められるようにハードルを低くする
自分を認められれば自然と周りも認めてくれる
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印象に残ったところ
自分らしさは他人との関わりの中で生まれる
故に人に応じてバランス良く顔を変える
そして役割が人を作る
ネガティブな言葉がパフォーマンスに与える影響
読書療法→1人で体験できないことを本の中で体験する内に感情の機微が読めるようになる
要は慣れ
総評
読みながら自分の現状についても当てはめて考えることができたのと同時に
緩やかに身近な例を使いながら進んでいくので心理学的な本でも飲み込みやすかった。
心、少し温まりましたよ(*^^*)