寄宿学校のジュリエット（４） みんなのレビュー

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投稿者：Chappie　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

学園ラブコメディらしく、新キャラクターが続々登場。この巻の蓮季ちゃんはとても健気で、かわいいです。犬塚のことがとても大切なんだろうなあ。

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投稿者：♂猫Junn-Junn　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

第16幕「露壬雄とジュリエットと誕生日 II」
第17幕「露壬雄とジュリエットと誕生日 III」
第18幕「露壬雄とジュリエットと誕生日 IV」
第19幕「露壬雄と手李亞」
第20幕「海と露壬雄とジュリエット I」
の5話と、
巻末には、1ページのおまけマンガ「レックスのヒミツ」
と、見開き2ページのラフイラスト
「寄宿学校のジュリエット 身長早見表」
を収録。
あとは、第1～3巻と同様にカラーカバーを外した本体表紙部分に、
おまけのイラスト等…今回のには、
「犬塚露壬雄の設定資料」的なイラスト＆解説、
とカラーカバー表紙絵のボツカット＆一言コメント、とを掲載。
で、巻頭の登場人物紹介の相関関係図と、
最後のあとがきでも補足情報…今回は、学園の監督生について、
と、学園の授業内容について…
が語られていたり…というのが、この第4巻の構成内容。

…個人的に、一番ウルウルってなって心に響いたのは、
第16幕後半での、
落ち込む露壬雄を励まそうと蓮季が色々気を使って頑張ったものの…
「やっぱ　蓮季じゃ　ダメかぁ…」と涙する、
29ページ（第16幕25ページ目）のページ全部を使った1枚絵のとこが、
自分も泣いてしまいそうになるくらいに、
伝わって来る部分があって、よかった…第2巻収録の第6幕、第7幕での、
犬塚のペルシアへの想いの本気度を知った蓮季の切ない感情…
の部分でウルウルってなった自分には、
やはり、この場面でも、ウルウルっと…それ以外のとこは、まぁ、
それなりに、ハラハラ展開あり、お笑い要素あり、
露壬雄とペルシアが心を通わすロマンティックな場面もあり、と…
そこそこ、いい感じではあったけれど、
個人的に一番心に響いたのは、その第16幕後半での蓮季の描写だったな、
と…ただ、
第16幕後半の、その直後の描写での台詞…
「ちょっと喝入れてた！おかげで目ェ覚めたわ」
は誤用で、
「ちょっと活入れてた！おかげで目ェ覚めたわ」
が正しいんだけどな…
…座禅修業で集中出来てない時に、「喝」と、
（精神集中しろ未熟者が！って感じの意味合いで）叩かれる時以外の、
気を失ったり気力ややる気を失った人に対して、
元気注入活力注入、って感じで、元気を出させる、目を覚まさせる、
自分自身を取り戻させる、という意味の時は、
「活を入れる」…なんだよね…自分も少し前までは、漠然としたイメージから、
全部座禅のほうの「喝」でいいんじゃないかと思ってしまっていた時期が、
あったんだけど…よくよく冷静に言葉の意味を考えてみたら、
「喝」じゃなくて「活」だよな…
という、そこの1ヶ所のミスは…誤用か誤植か写植ミスか、知らないけれど…
ちょっと気になったというか、
勿体無かったかな…。
…そうそう、手李亞ファンは、第19幕、第20幕をお楽しみに！

新登場キャラとしては、
第16～18幕の一連の騒動から、
白猫の寮の監督生代表ケット・シィ、
と監督生のサイベル（庶務会計＆書記）、レックス（副監）
が本格登場…って感じで、
名前の付いてるキャラが少し増えたな…
と。

…とりあえず、監督生になることを決意した露壬雄、
という展開になりつつも、
次の監督生選抜は来年4月、という描写が第19幕終盤であり、
一方で、
第20幕からの臨海学校のエピソードは、7月半ば、という設定のようで…
今の物語のペースじゃ、来年4月という時点まで辿り着くのは、
まだまだ先っぽいな…という感じだけれど、
ともかく、今回もそこそこ楽しめたんで、次巻第5巻を楽しみに、
それ以降の巻も、気長に待って、
今後どんな展開を辿るのかを見守っていきたいな…
と、そんな感じです。