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投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛猫のもみじちゃん語りで、ご主人様の村山先生を観察し、しかも関西弁が妙に滑稽で笑えるけれど、17年という寿命で他界してしまう悲しさもあり、喜怒哀楽の1冊。
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
村山由佳氏の作品を久々に読んだ。
ネコメンタリーもツイッターもまったく知らない、サラの状態で読んだからこそ、驚くことばかりの内容だった気がする。
全部読み返してから、掲載されている写真を見返すとじんわりとクるものがあった。
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単行本にまとまるのはものすごく久しぶりな、村山由佳さんのエッセイ。
村山さんと苦楽を共にした愛猫・もみじとの最後の1年が綴られています。
「晴れ、ときどき猫背」で生まれたときの様子が綴られているもみじ。もうこんなに年月が経っていたなんて。。。
WEB連載時の、リアルタイムに近いもみじの様子にも胸が締め付けられましたが、半年経って単行本にまとてられたものを改めて読むと村山さんも整理をつけようとしているけれどそんな簡単に振り替えられるものでもないということが伝わってきて、また胸がきゅうっとなりました。
でも、作家だから書いていくしら世にも出していく。ほんと凄いことだなと……
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私は今現在
私のお腹の上で香箱座りをしている
ミーちゃんが世界で一番可愛い猫だと思っています。
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軽井沢に移り住み、愛猫5匹と、パートナー〈背の君〉さんとの日々を綴ったエッセイ。
村山由佳さんと〈もみじ〉さんのことはWEBサイトやTwitterで読んではいた。
しかし、書き加えられたエピソードを読み、改めてその結びつきの強さに驚かされた。
NHK「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」の裏話も書かれている。
多くの人に愛された〈もみじ〉さん。そして、今も村山由佳さんと、〈背の君〉さんのそばに寄り添っているんだね。
銀次くん、サスケくん、楓ちゃん、青磁くん、みんな、元気で長生きしてね。
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村山さんが いとおしく時間を過ごしているんだな
愛情が伝わってくる本でした
ここまで 何かに尽くされたり
つくしたりできる何か
(彼女にとっては すべてにおいて
そうなのかもと 感じる
が 羨ましいな という気持ちがわいた
暖かな温度の 本でした
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元々村山由佳さんの本はちょこちょこ読んでいましたが、ネコメンタリーからこの本に辿り着きました。
猫飼いとしては涙なしには読めないお話ですが、読んだあと、ふっと気持ちが軽くなる感じがしました。
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村山さんが猫たちに抱いている思いが私のそれとそっくりで、今まで看取った4匹のことを思い出しながら読んでいました。
病気の発覚、治療と延命の決断、看取り、お骨にするまで。あぁあのときの私の気持ちを代弁してくれる人がいた…という気持ちでした。
「猫の身体は液体だ。だから、狭いところにも入り込めるし、どんな隙間にもぴったりおさまる。もちろん、心の中の空洞にも」
ほんとうにそのとおり。心の空洞を満たしてくれた猫たちに、ありがとう。
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ページの半分は泣きながら読む。もみちゃんの姿にやがてくる我が子たちを投影してしまうから。「ネコメンタリー、猫も杓子も」の村山由佳編は軽井沢にあるご自宅の素敵さとそこにいる猫たちの生活が穏やかで保存版にしていたのだけど、もみちゃんの状況がそんな時期だったとはつゆ知らなかった。17年生きたもみちゃんの歴史を紐解くと、由佳さんのパートナー歴も披露せねばならず、なかなかに赤裸々で、そんなヒトの事情も覗けたり、三代目パートナーさんとの懸命な看病の記録でもある。読みながら時々挿入されている写真も見返してわざわざ泣く。
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エッセイと言うよりもドキュメンタリーのよう。
自分の内面やねこちゃんとの日々をびっくりするくらいに赤裸々に綴っている。
そこは作家さんの言葉選びの巧みさがキラリ。情景までもが浮かんできて涙を誘う。ねこちゃんを飼っていなくてもこんなにも感動するくらいなのだから
実際に接している人はどんな感想を抱いたのだろう。衝撃的だろうなぁ。
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良かった。好きな作家のエッセイとしてもとても面白かったし、同じように猫を見送った経験があるので、途中からずっと自分の猫が死んだときのことを投影して読んでた。正直な感想としては、もみじと村山由佳はいいな、こんなにもして言葉を尽くして悲しみを大勢の人に共感してもらって、って思った。飼い猫とのことはそれぞれ超個人的な体験で、それぞれが言い尽くせない物語を持っていて、みんなが同じ思いをしてて、だから嫉妬してしまったのかも。こうまでの想いを作品として読まされたことに。それでも、この本の内容を借りるとかなり「同化」してしまっている自分の猫との思い出を振り返れて、また悲しみだったり色んな気持ちを思い出せて良かった。自分も猫とふたりで何年も暮らしてたのを思い出して、村山由佳の気持ちに色々共感を覚えた。もし自分の猫を見送った経験がなかったら、全く違う読書体験だったのかもな。しかしそれにしても、「息もできない」は猫好き過ぎだろーレベルが違うわw
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もみじの言い分。を先に読んだ。
村山さんのTwitterは、ずっとフォローしていたが、リスト化をしてツイートを読むというよりも、タイムラインに偶然あったもんを読む派の自分は、もみじの闘病記を詳細には知らなかった。
亡くなった時だけは覚えている。
おつかれさま、もみじちゃん。と、コメントしたことも。
ただ、亡くなる前のツイートを振り返って読もうとしなかったのは、読みたくなかったからだったのかもしれない。
本著前半は、もみじと村山さんとの楽しいステキな生活に、時にニヤニヤし、時にほんわかしながら読んでいたが、最後は泣いた。
最後の最後まで本当によくがんばったね、もみじ。
もみじは、猫ではない。
村山さんにとって、子供でもあり、同士でもあり、友達でもあり、戦友でもあり。。。
本当にかけがえのない存在。
そう思ったからか?
もみじの亡くなる過程は、自身の身内の姿と重なってしまい、その光景を思い出し、余計に泣いた。
自分も幼少期から、猫と暮らしていたが、どの子も、最後は姿を消した。
なので、もみじのように、しっかりと見送ることができていない。
いつか、帰ってくるのでは?と待っていた時期が長かった。
人間も猫も、ガンになって最後をゆっくり時間をかけて迎えるのと、さっきまで元気だった人が突然亡くなるのと、どちらが後悔が少ないのだろう?と、ふと思ってしまう。
まだ、泣いた余韻を引きずっていて、自分が何を描きたいのか、よーわからん。
でも、最後に思うのは。。。
もみじちゃん、もう少ししたら、村山さんの前に戻っておいで。
みーんな、待ってるで。
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読み終わるまでに時間が要りました…
涙なしでは読めんかった…!!!
もみじは17年も生きたんだなぁ、長いなぁ
自分の家族であり恋人であり友達である猫や犬を失う辛さって本当に耐え難いことだと思う。(犬猫に限らずか
村山さんの文章を初めて読んだけど、とても読みやすくて綺麗でした。
表現の仕方が好きだと感じたけど、エッセイだからまた小説になると違うんかな?
この他のもみちゃんの本も読もうと思う。
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2018年、テレビでネコメンタリーを見たそのあとすぐ縁あってネコを飼い始めた。そして読んでいる間ずっとそばで寝ころび、じゃれている姿がもみじと重なり愛おしさをしみじみと感じてたまらなかった。
何度か胸がつまり、もみじの最後には切なさがこみあげてくる。いつかは必ず訪れる旅立ちに自分も覚悟しなければいけないし、今そばにいるネコを精一杯可愛がり向き合ってやろうと思う。
村山由佳さんの本はこれまでもたくさん読んで好きな作家さんだけど、この本はほんと読んで良かった。
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愛猫との別れはつらく切ないですね。我が家の愛猫ゆずは6歳(40歳)、20歳(96歳)まで長生きして欲しいです。私もあと10数年、頑張ります! 村山由佳 著「猫がいなけりゃ息もできない」、2018.10発行。著者と著者の愛猫もみじとの「あうん」「以心伝心」の17年有余の年月を語ったエッセイ。