物語の展開も、主人公の出世も早い
2024/05/31 19:07
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投稿者:ーグッチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
警官ウォーウィックを主人公とする犯罪捜査シリーズ4作目で、とにかく物語の展開が早く、読み応えあり。進みが早いため、時には 「この人物の設定は?」 と、読み返すこともしばしば。
また、主人公は 巡査→巡査部長→警部補→警部 と出世もメチャ早い。今後も毎作ごとに階級が上がりそう。
著者ジェフリー・アーチャーは超一級のストーリーテラー。最近まで一番と思ってた 故シドニィ・シェルダン(「真夜中の向こう側」「ゲームの達人」など)に劣らじ。
運命の時計が回るとき ロンドン警視庁未解決殺人事件特別捜査班(ハーパーBOOKS)
2023/12/09 19:21
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウォーウィック警部が宿敵フォークナーを捉えて監獄に送りこむ今回はとても展開が面白かったです。中世の絵画、カラバッチョやルーベンスの絵画が出てくるところも興味があります。今回からまだ続くとのことでこれから出る新刊楽しみにしています。
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投稿者:けん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジェフリー・アーチャーの著書は愛読し続けています。毎作、期待を裏切りません。なお、著作の一つに「プリズン・ストーリー天国編」があり、原著のペーパーブックを読破しましたが、日本語訳が発行されれば良いなと願っています。
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目新しさはないけれども安定の面白さではある。結局続きも読むことになりそう。
クリフトン年代記の最後の方は翻訳版が出るのを一年待つことが出来ずに原書を先に読んだけどこちらは一年待てるくらいの熱量でした。
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相変わらず面白い。
今回は脇役(と言っていいかどうか)の1人が、かなり主役級の位置にきているので、また違った面白さも合ったり。早く次の作品も読みたい。
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ウィリアム・ウォーウィックシリーズ四作目。アメリカへの船旅の最中に起こる殺人事件を解決し、懸案の逃亡中極悪人マイルズ・フォークナーの捜査に注力。スペインにいることは分かったが難攻不落の要塞のような所にいる。他にも難事件を抱える。
面白い。面白すぎる。深夜にもかかわらず後半一気読み。囮捜査官だったロス・ホーガンがチームに加わり、ストーリーに大きく関わる。ウォーウィック以上かもしれない。事件に対する態度は、ウォーウィックよりもホーガンの方が好み。フォークナーを捕まえられるのか、めちゃめちゃドキドキした。これほどワクワクさせられる日本の小説を読みたいものだ。
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このシリーズになってから、
J.アーチャー氏の作品がつまらなくなってきている。
(全ての作品が最高に面白いなどということは不可能なのだが)
まわりくどくなってきたというべきか…
ただし、ロス・ホーガンが抜群の存在感を放っている。
ロス・ホーガンが主人公といったところか。
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第4弾。
これが最終章かと思いきや5,6と続くとは楽しみ。
今編は、テンポよく次々と爽快に事件が解決していくという異例の展開。
さてさて、今秋の発売が待ち遠しい限りである。
原題と邦題が毎回違うが、今回はまあこれもありかと納得する。
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シリーズものらしく、それに気づかず残り50Pのところまで読んでいた。所々話がわからない点があったのは、そういうことかと納得。それを加味すると面白い作品だと思う!けど、前作を読んでなかったので⭐️3つ
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面白いのかどうか、いまひとつわからずに終わりました。。
後半、ロス・ホーガンが突っこんでいくー、とテンポが上がったところで、また別の場面になり、のりきれないまま、引きずられて終わった感じです。
読んでいる途中で感じたのは、アルセーヌ・ルパンのシリーズを思い出すなあということ。
集めた絵画を密かに飾る隠れ家、しかも秘密の隠れ場所。
変装して逃亡。
主人公であるはずのウィリアム警部の部分を読むより、敵対するマイルズが逃走する場面や、部下のロスが、糸が切れた凧のように独自の行動で犯人を追いつめていく場面の方が、面白いんですね。
冒頭の、主人公が船旅をする部分は、本編にはまったく関係がないようで、私には必要でないようにさえ思われるのですが。
終盤、犯人と警部、ロスの追いつ追われつが楽しめるかと思いきや。思いがけずあっさり終わってしまったし。
コレだけ、違法と思われる捜査を、しかも故意に行ったロスは爽快ではあるものの、警察という枠組みのある小説で扱ってしまって良いのか?とも思います。
いろいろな要素があり過ぎて、それが楽しめる方には満足感があると思うのですが。
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ウォーウィックはまたも昇進。新しく未解決殺人事件の担当に。ところがこれは周辺事情であって結局本線はまたもフォークナーとの争い。ちょっとマンネリ気味。ただし後半はやはり読ませる。一気読み。
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イギリスの政治家・作家ジェフリー・アーチャーの長篇ミステリ作品『運命の時計が回るとき ロンドン警視庁未解決殺人事件特別捜査班(原題:Over My Dead Body)』を読みました。
ジェフリー・アーチャーの作品は昨年9月に読んだ『まだ見ぬ敵はそこにいる ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班』以来です。
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スコットランドヤード警視総監への道を歩む刑事ウォーウィックが豪華客船の死体と未解決殺人の謎に迫る!
巨匠アーチャーが放つ、英国警察小説。
〈ウィリアム・ウォーウィック〉シリーズ第4話。
「著者インタヴュー」と「ウィリアム・ウォーウィックの極秘ファイル」を特別収録!
ロンドン警視庁のウィリアム・ウォーウィックは警部昇任後、豪華客船に乗り、束の間の休暇を妻と過ごしていた。
だが一族を引き連れた老大富豪が後継者争いの最中に死亡。
ウィリアムは真相究明に乗り出す。
一方、彼の留守を預かる同僚たちは5件の未解決殺人の再捜査を開始。
まもなくウィリアムも合流し、敵対する犯罪組織の報復殺人事件を追うが??。
巨匠が放つ、至高の英国警察小説!
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2021年(令和3年)に発表された作品……ウィリアム・ウォーウィック・シリーズの第4作です、、、
本シリーズは第1作『レンブラントをとり返せ―ロンドン警視庁美術骨董捜査班―』、第2作『まだ見ぬ敵はそこにいる ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班』と順番に読んでいたのですが、今回は第3作を飛ばして第4作を読んじゃうことになりました。
ロンドン警視庁のウィリアム・ウォーウィックは警部昇任後、ピルグリム・ラインの豪華客船オールデンでニューヨークに向かい、束の間の休暇を妻ベスと過ごしていた……だがピルグリム・ラインの経営者一族を引き連れた老大富豪フレイザー・ブキャナンが後継者争いの最中に急死、、、
ウィリアムは真相究明に乗り出す……一方、彼の留守を預かる同僚たちは5件の未解決殺人の再捜査を始動。
まもなくウィリアムも合流し、敵対する犯罪組織の報復殺人事件を追うが……巨匠ジェフリー・アーチャーが放つ、至高の英国警察小説!
シリーズの作品毎に昇任しているウィリアムは、本作では捜査警部……未解決殺人事件特別捜査班を率いて、過去の未解決事件を解決しつつ、未読の第3作で死んだことになっていた美術品の大物窃盗詐欺師マイルズ・フォークナーが姿と名前を変えて生きており、その弁護士ブース・ワトソンとの対決が平行して描かれる展開、、、
たまたま乗り合わせた豪華客船オールデンでの殺害事件も描かれ、慌ただしく感じましたね……元囮捜査官のロス・ホーガンの活躍が目覚ましく印象に残りました。
多くの事件が描かれている影響で、全体的には物語に深みを感じなかった印象……ウィリアムの活躍よりも、犯罪側のコンビ、フォークナーとワトソンが悪知恵を絞って謀を駆使して捜査側を騙し、出し抜こうとする姿の方が印象に残る作品でした。