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ミステリ研究部(k)さんのレビュー一覧

投稿者:ミステリ研究部(k)

6 件中 1 件~ 6 件を表示

黒魔術小説決定版!

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前作では仲間のシモンを救うべく、悪魔崇拝者の呪術師と対決。今回ではド=リシュロー公爵、レックス、リチャード、マリー=ルー、そして前回救出に成功したシモンの5人がナチスの放ったブードゥー教の呪術師と対決するため、ハイチへ赴く冒険譚。まるで荒木飛呂彦先生の『ジョジョの奇妙な冒険(第3部)』を彷彿させるお話です。勿論、スタンドは出てこないですが、悪霊やら霊魂やら…五芒星(魔方陣)などオカルティズム満点で楽しい作品でした。まだまだ未訳作品、絶版状態の多いデニス・ホイートリーですが、これからもっと新訳など紹介されないだろうか。。。と、切に思うところです。

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紙の本九つの解決

2016/12/03 12:43

黄金期の本格推理小説

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間違いなくそう云える探偵小説だったと思います。濃い霧が立ちこめる夜に、旧友の訪問をうけていた代診医が一件の往診の依頼を受け、また偶然にもその往診先がその旧友と既知の間柄の邸宅で、その天候の悪さもあって、その友人の案内でその往診先へと向かう。しかし途中で友人と別れた医者はその晩の濃い霧のために、本来訪れるべき邸宅の隣家を訪れる羽目に陥る。そこでは肺に銃弾を受けた瀕死の青年が謎の言葉を残し絶命。その家には電話がないため、隣の本来の往診先にてかつて知りあった警察本部長ドリフィール卿に連絡し、また殺人現場に戻って彼の到着を待つことにする。そしてまた、往診先の患者が気になって戻ってみると…先の女中の死体が見つかる。翌日、ドリフィール卿のもとに《ジャスティス》なる謎の情報提供者により二つの殺害現場近くのバンガローにおいてさらなる殺人事件を発見。。。と、かなり急なストーリー展開に加えて、暗号、ダイイングメッセージ、最後にドリフィール卿によるロジックな推理と…読者に対する著者の旺盛なサービス精神が窺える。まさに往年の本格探偵小説の逸品だと思います。これを機会にまだ、10作以上のドリフィール卿の長編小説の翻訳がでないかと、期待するところです。

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紙の本寝ぼけた妻

2016/12/02 11:04

ペリイ・メイスンシリーズ 第27作

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ある土地の権利をめぐって、依頼人のために奮闘するものの、殺人事件に巻き込まれたり、名誉毀損で訴えられそうになったりと…相変わらず悪戦苦闘するペリイ・メイスン。しかしいつもの機転の持前で危機を脱する。お馴染みの登場人物…メイスンに思慕の念を持つ秘書のデラ・ストリートとの会話や探偵ポール・ドレイクとの軽妙な会話が本作品でも魅力を添えている。常々思うことながら、メイスンの頭の回転の速さに驚嘆させられる作品でもある。残念ながら現在では、このシリーズはほとんどが絶版状態であり、かつての《スーパーセラー作家》E・S・ガードナーの名声が惜しい気もする。できれば、復刊させてほしいと思うのは僕だけではないだろうと信じてる。

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紙の本メグレと運河の殺人

2017/03/22 12:05

メグレ警視シリーズ第4作

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初期のシムノンの作品には当世では難しい用語は頻繁に出てくるのですが、この作品にも『馬曳道』という言葉が出てきます。1800年代では河の狭い水路を使ってモノを運搬するのに馬や人が船を曳いていた模様です。現在では想像しにくい場面ですが。。。また、この作品ではありませんが、他の作品には『褐色砂岩ー』という言葉もよく見受けられます。そして、主人公のメグレの役職は翻訳された年代によって『警視』だったり、『警部』だったりもします。これは日本の警察機構とフランスの警察機構の差異によるもので、必ずしも間違ったものではないようです。さて、この作品におけるメグレ警視ですが、とにかく自転車で忙しく動き回ります。(笑)ストーリー展開は地味ですが、シムノン作品はある意味どの作品もノワール的な雰囲気を醸し出してて、僕はむしろ他作家にはないこの重厚さのシムノン作品が好きです。

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紙の本証拠は眠る

2016/12/29 19:27

ソーンダイク博士の長編初読了

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ソーンダイク博士譚は以前に創元推理文庫より2冊の短編集が出ており、数珠の掌編だと思いました。さて、この度は初めて長編を読んでみたのですが、書評にあるよりは少し残念でした。これはある意味、僕の期待が大きすぎたのかもしれません。かといって、程ほどには楽しめたと思います。後半部分にちょこっとだけジャーヴィス医師が登場するので、思わずにんまりさせられました。

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紙の本フレンチ警部と漂う死体

2016/12/02 11:40

初のフレンチ警部シリーズ☆読了

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クロフツ作品では『樽』を読了。本作品はキャリントン家を襲う家族間でのトラブル、毒物殺害未遂事件、そして殺人事件へと発展してゆくストーリーを地中海での旅行記を織り混ぜながら綴られてゆくというもの。主人公のフレンチ警部は物語の中盤ないしはやや後半部分より登場し、ある時は地中海の航海を豪華客船で楽しみつつも、その旅行中に起きた難事件に頭を悩ませながら、船長や機関士などの助けをかりて事件解決に勤しむ。タイトルのとおり、僕にとって初のフレンチ警部シリーズではあるが、事件の仮説の立て方や最後の事件解明の場面、真犯人の明示にやや難が残ると思われる。しかし本書の魅力としては地中海沿岸地方の描写、キャリントン家の人物描写、フレンチ警部やそこで働く人々におけるリアルな人物描写など卓越している部分もあることも忘れずに書き添えておこうと思う。

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