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かずのさんのレビュー一覧

投稿者:かずの

12 件中 1 件~ 12 件を表示

紙の本N・P

2001/10/19 11:19

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 血の繋がりの濃さを濃密に感じました。生きている中で、血が繋がっている人間って数としては少ないはずなのに、その見えない絆が蜘蛛の糸のように絡み合っている小説でした。血縁関係の男性とセックスするって、どういう感じがするんだろうと、好奇心ではなく普通の疑問として思ってしまったのは、著者の書く文章が放つ独特の匂いのせいかもしれません。それは私に不快感を感じさせず、「こういう愛の形もある」と思わせてしまう力を持っていました。「小説NP」、読んでみたいです。

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放課後の音符

2001/08/28 12:11

恋をすると胸が痛い

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 短編集なのですが、どの作品にも恋の甘さと切なさとその素敵さが盛り込まれている。私も高校生の頃はこんな風に恋ができていただろうか、ともう随分前の自分に思いを馳せてしまった。これほど素敵な恋はなかなか難しいかもしれませんが、今でも恋をするなら、こんな想いのできる恋をしたい。
 うちの母親の化粧台にも「ミル」という香水があったことを思いだし、少し切なくなったのは母には内緒です。

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紙の本はてしない物語

2001/08/11 02:23

小学生だった私が夢中で読んだ本です

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 母親にねだって買ってもらったこの本は、ずっしりと重くケース入りでページをめくると文字が二色刷りになっていました。さっそく読み始めるともう止まらなくて、布団に入ってからも懐中電灯を照らして寝ずに読み続けました。
 主人公バスチアンも「はてしない物語」をろうそくの明かりの元で読んでいましたね。私の心は少年のいる倉庫に飛び、少年と共に物音に驚き、物語の中のアトレーユのに声をかけました。まるで私が主人公になったかのような気分で。「はてしない物語」を読む私。本の中で「はてしない物語」を読むバスチアン。「はてしない物語」の中でおさなごころの君を救う旅に出るアトレーユ。私たちは不思議な輪の中にいたのです。
 大人になった今でも、本棚にはこの本が並んでいます。何度も読み返し、その度に登場する彼らと一緒に、読む私も「はてしない物語」の一員になれるのです。

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紙の本きらきらひかる

2001/10/20 02:46

愛のかたち

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 この小説は何度も繰り返して読みました。何度読んでも、これは深い愛の物語で、笑子も睦月も紺も、それぞれが真剣に様々なかたちで愛を紡いでいるのだと思い、その真剣さに羨ましい想いを抱いてしまいます。客観的に見れば、ホモの夫、アルコール中毒の妻、夫の愛人(男性)の3人が幸せだなんて言えないかもしれません。けれど、3人とも自分に正直に生きているし、必死で自分の愛を守ろうとしているのです。誰かを思いやる気持ちは3人とも同じくらいに大きく、読んでいると時に悲しく切なくなります。その切なさが愛なのだと、私は思います。
 自分にとっての愛のかたちを問われているような気がする小説です。

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紙の本神様

2002/04/10 15:50

温かい物語

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 表題作「神様」が一番印象的でした。隣の家にくまが越してくる、という設定が全然不自然に感じないのは、やはり著者の不思議な魅力であり、文章の流れの上手さだと思います。くまとののほほんとしたやりとり、続編ともいうべき「草上の昼食」で二人(一人と一匹?)の心のつながりが、読む方の心を温かくしてくれます。大人の絵本という感じがしました。

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紙の本冷静と情熱のあいだ Rosso

2001/10/26 00:55

たったひとつの約束

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 10年も前にたった一度交わした他愛もない約束を、ずっと心に持ち続けたあおい。完璧な恋人マーヴにどんなに愛されても、許されても、あおいの心の中には順正がいた。
 江國さんの書く小説はいつも切ない。気持ちの描写ではなく、あおいの目に映った空や、雨の音や、アンティークのジュエリーや建物の色。その全てが、とても切なく胸に広がる。冷静と情熱のあいだに何があるのか、私には分からない。そこにあるのもは言葉にはできないものだと思う。言葉にできないからこそ、どうしても忘れられない。そんな気がする。

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紙の本ぼくは勉強ができない

2001/10/18 13:52

勉強ができないのがなんだ

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 勉強ができず、家は貧乏でおまけに母親は浪費家。けれど、この少年はとっても格好がいい。年上の素敵な彼女もいる。勉強なんかできなくったって、人生の中に素晴らしいことは山程あるし、生きていくのにちっとも不便じゃない。頭の善し悪しはテストの結果だけで計れるモノではなく、勉強ができないことは素敵な恋になんのデメリットもないのだ。
 この少年の良さ、分かって欲しいなあ。

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紙の本いくつもの週末

2001/08/10 14:11

愛情というものはある種の病気

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 江國香織さんは本文中でこう述べる。それがあるためになにもかも厄介になる、と。
 結婚して毎日を二人で過ごす中で、楽しさや嬉しさ、不便さやうっとおしさ、淋しさ、そして幸福を感じた事を書いたエッセイなのだけれど、まるで「いくつもの週末」というタイトルの小説を読んでいるような気になった。
 江國香織の世界の匂いを濃厚に嗅ぎとれるエッセイだと思う。

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ミザリー

2001/08/09 16:59

迫り来る恐怖

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 恐怖に蝕まれていくような思いをしました。以前映画も見たのですが、映画よりもはるかに怖い。限度を超えたファン心理。次に何が起こるか分からない狂気が、そこかしこに溢れています。
 文章の持つ魔力にひきつけられて、「怖い、もう読みたくない」と思いつつも最後まで一気に読んでしまいました。後味はあまり良くありませんが、怖さを求める方にはお薦めです。

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紙の本みんないってしまう

2001/12/18 12:56

山本文緒の魅力

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 山本文緒さんの作品は、読んだ後いつも少し淋しくなる。楽しいだけの話ではなく、ハッピーエンドでもない。切なくて胸をつかまれるほどに苦しくなる時だってある。それはきっと読んでいる方も、話の中の登場人物と同様に、どうしようもなく淋しかったり惨めだったりした事があるからだ。思い出すと辛くなるのでフタをしてしまった記憶を、著者は無理矢理私に思い出させる。それでもその名前を見るとつい本を買ってしまう力が、山本文緒さんにはあるのだ。

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紙の本白い犬とワルツを

2001/10/12 14:43

それはうつつか幻か

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妻を失い病魔におかされたサムの前に現れた白い犬。
サムと踊り、サムを癒やし、サムの支えとなったこの犬は、もしかしたら彼の幻覚もしくは幻想なのではないかと読み手に思わせるように描かれている。
こども達にも見える事で”現実”だと表現されているが、それでもなお、読む進むほどに私にはその存在が”寂しさ故に産み出された夢”のように思われて仕方なかった。
それほどまでに妻を愛していたサム。
彼は白い犬を「あれはお前達のママだ」と子どもに向かって言う。・・・・本当にそうだったのかもしれない。
いずれにしても、白い犬は彼のためだけに存在したのだ。

サムと白い犬の交流は、温かく優しい気持を私の中に運んできてくれた。

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紙の本水に眠る

2001/08/28 12:28

不思議な空間

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 北村薫という人は、女性の心情をどうしてこうも細やかに描くのだろう。表題作もしかり「植物採集」しかり。収録されている他の短編も不思議な話ばかりなのだけれど、私は特にこの二作品が好きだ。愛や恋、好き嫌いの直接的な単語を使わずに、それでいてこの女性達は相手の男性を好きだったんだなぁ、と思わせる。これが本当にすごい。
 作者は男性なのに…不思議だ。

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