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tomoharaさんのレビュー一覧

投稿者:tomohara

6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本くまのコールテンくん

2002/12/29 22:34

娘がぬいぐるみを大事にするようになりました

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

おもちゃうりばのかたすみで、誰からもかえりみられることのないくまのぬいぐるみのコールテンくんの孤独感と、そのコールテンくんをいつくしむ女の子の気持ちがじわーっと伝わってくる絵本。この本を読んでからというもの、娘(3歳)はぬいぐるみを大事にするようになりました。

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コーチングの全体像を知るにはおすすめ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「わが国におけるコーチングの第一人者による公式コーチング・マスターブック」という帯の言葉につられて、手にとった。理論から実践的なスキルまで、コーチングの全体像がぎゅっと凝縮されており、最初に読む一冊としてはおすすめだと思う。また、各セクションごとにポイントが要約されているので、折に触れて手にとってポイントを再確認することもできる。この本を読んで、コーチングのスキルというのは企業だけでなく、学校や、あるいは家庭でも必要だということを実感した。

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紙の本まどのそとのそのまたむこう

2002/12/29 22:27

細部まで描きこまれた独自の世界

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『かいじゅうたちのいるところ』、『まよなかのだいどころ』とならぶセンダックの大傑作絵本。娘(3歳)も大のお気に入り。娘と一緒に読んでいると、こちらが細部まで描きこまれたセンダック・ワールドに引き込まれてしまう。『かいじゅうたちのいるところ』も『まよなかのだいどころ』も、もちろん傑作だけれど、この2冊と違って、『まどのそとのそのまたむこう』では、「実は夢の中の世界でした」というよくあるストーリーの型を超越した不思議な世界が展開されている。

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金銭教育とは「生きる力をはぐくむ」こと

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 この4月から施行される新学習指導要領では、子どもたちの「生きる力をはぐくむ」ことに重点が置かれている。そうであれば、子どもたちにお金のことをどう教えるかということが、もっと重視されてしかるべきではないか。しかも金銭教育は、学校と家庭がうまく連携をとることで、高い効果を期待することができる分野ではないか。本書を読んで、以上のことを強く感じた。

 金銭教育とは著者の言葉をかりれば「子どもたちが、どんな状況におかれても生き抜いていくことができる力」をはぐくむことに他ならない。しかし現実には、学校に金銭教育を期待することはできない。まずは家庭で始めるしかないであろうし、金銭教育は家庭教育の柱となるべきであろう。
 金銭教育は、けっしてお金とのつき合い方を教えるということにとどまらない。「自立心」、「自尊心」、「積極性」、「責任感」、「思いやり」など、社会のなかで生き抜いていくために重要な価値を金銭教育を通じて養うことができるのであり、むしろこれらの価値を養うことこそが金銭教育の主眼なのだ。
 そしてもっとも重要なことは、これらの価値をふくむ明確な価値観を親がしっかりともち、それを子どもたちに伝えていこうとする姿勢だ。金銭教育では父親が大きな役割を果たすという点もふくめて、金銭教育が「家族の再生」にむけた確かな一歩となりうることを確信させる書であった。
 本書と出会ったのは、bk1の店長セレクトショップ「ブックス安藤」でであった。こうした良書と出会うきっかけを与えてくれたことに感謝したい。

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子どもとかかわるすべての大人の必読書

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 「総合的学習の時間」をどうつくるかに悩んでいる全国の先生方はもとより、子どもとかかわるすべての大人にオススメしたい。
 文部科学省が推進している「ゆとり教育」をめぐっては喧々諤々の議論が巻き起こっている。ゆとり教育を批判する論者の多くは、従来の詰め込み教育や受験競争、それらを通じて育成される基礎的な学力にもそれなりに意義があったと主張しているようだ。こうしたゆとり教育批判は、新学習指導要領が実施されようとしている今、いたずらに親たちのゆとり教育に対する不安感・不信感をあおり、正規の授業以外の補習や塾や私立校への志向を高め、その結果として、子どもたちをゆとり教育と詰め込み教育の狭間に追いやってしまうことになるのではないか。
 著者がすぐれているのは、制度としてのゆとり教育を真っ向から否定したり批判するのではなく、ゆとり教育を「換骨奪胎」しながら(「換骨奪胎」は本書の重要なキーワードである)、文部科学省が打ち出している「生きる力」というキャッチフレーズを、<コメント力>、<段取り力>、<まねる盗む力>という<三つの力>へと置き換えて、みずからの教育実践に裏打ちされた方法論とともに具体的に提示している点である。
 しかも、これらのコンセプトは、「生きる力」というキャッチフレーズとくらべて単に具体的であるというだけでなく、従来のゆとり教育や詰め込み教育が軽視してきた(もっと長いスパンで見るならば、明治以降の近代化のプロセスをつうじて衰退してきた)「相手や状況にたいしてレスポンスできる身体」、「日本語力」、そして「基礎の反復トレーニング」によって基礎づけられている。本書は、ゆとり教育に不安や不信を抱く教師や親にとって、大きな指針となるだろう。
 著者の斎藤孝氏は、最近、矢継ぎ早に著作を上梓しているが、本書を「自分の教育学の一般向けの主著」として位置づけている。斎藤氏の著作を読んだのは本書が初めてであったが、「気鋭の学者」とよばれる人の著作にしばしば見受けられるように欧米の最新の理論や難解な専門用語によりかかることなく、平易な文章で独創的な議論を展開する力量は並大抵ではないと感じた。
 ただ、本書を読んでいていくつか気になった点もある。まず、大学生も小学生もひとしなみに論じられている点だ。今の段階では、大学生も<三つの力>を身につけるための基礎的なトレーニングから始めなければならないのであろうが、大学というのは本来、小・中・高校の段階で養った基礎力をふまえて、より専門的かつ高度な知識を身につけ、さらには新たな知識を生みだすべくみずから研究に取り組む場であろう。本書のタイトルにある「子ども」に大学生はふくまれないはずだ(もっとも「冷えた身体」から「動ける身体」になるためのトレーニングなどは、すでに大人になってしまった私たちにも必要だと思うが)。また、著者は「朗誦」、「臍下丹田」、「型」などに代表される日本の伝統的な身体文化の復権を唱えるが、こうした主張は著者の意図をはなれて「換骨奪胎」されやすく、著者が挙げるような伝統的な身体文化は、子どもたちの身体の規格化と容易に結びつく点にも注意が必要だと思う。最後に、教室で<三つの力>のトレーニングを受けた大学生や小学生が、教室の外でも<三つの力>を活かすことができるようになっているのか、という点が気になった。ぜひ、今後、<三つの力>のトレーニングを受けた子どもたちの追跡調査をしてもらいたい。

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紙の本幼児教育と脳

2002/01/06 13:24

知性は遺伝する!?

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 巷にあふれる幼児教育関連本と異なる本書の最大の特徴は、脳科学研究者である著者が、最新の脳科学の成果にもとづいて幼児教育のあり方を論じている点だ。著者によれば、人間の知性は大きく八つに分類される知性と、これら八つの知性をコントロールする「超知性=自我」からなっており、これらの知性の実体は脳の神経システムであるという。そして、幼児教育においてはこれらの知性がまんべんなく発達することができる環境をつくることが基本であるが、とくに重要なのは、著者が「PQ」とよぶ「人間らしさ」を規定する知性、すなわち「自我+社会的知性+感情的知性」が発達する環境をつくることであるという。
 著者の主張は明快であるし、最新の脳科学の成果に触れることができるという点でも本書は一読の価値があるが、どうしても抵抗を覚えてしまうのが、「知性は60%程度遺伝する」というくだりである。なお、ここでいう「知性」には人格や性格もふくまれている。いったい人格や性格が「60%程度」遺伝するとはどういうことなのだろうか? 著者は同時に、「知性は遺伝するが、幼少期には柔軟に変化するし、大人になっても変化する」ことを強調しており(だからこそ幼児教育が重要ということになるのだが)、結局、遺伝と環境のどちらが知性の発達にとってより重要な要因であるのかという点が評者には分からなかった。幼児教育に関連して著者が主張したいのは「知性はある程度遺伝するから、両親が得意とする知性をみれば子どもが得意とする知性を推測することができる」という点のようだ。しかし、こうした「推測」はかえって子どもの可能性を狭めてしまうのではないか。
 また、もうひとつ疑問を感じるのは、「PQ」を発達させるためには「普通の環境」を家庭内でつくることがポイントであるという主張だ。著者がいう家庭内の「普通の環境」とは、たとえば「子どもを生むなら最低3人」、あるいは「生後8ヶ月くらいまでは母親は家にいること」ということなのだ。しかし、そもそも本書の読者のなかには、先行き不透明な時代に、共働きでしか、あるいはせいぜい2人しか子どもを育てられないという読者が多いのではないか。そしてこうした環境のなかにいて、育児や子どもの将来に不安を抱えているからこそ本書を手にした読者も少なくないはずだ。そうした読者には、上記の著者の主張は(仮に正論だとしても)空しく響くだけではないか。問題にすべきはむしろ、「子どもを3人生み育てる」ことができる社会的環境、「生後8ヶ月くらいまで母親が家にいる」ことができる社会的環境をつくることにあるはずだ。著者はこの点についてそれなりの意見をもっていると本書の最後に述べている。次回作に期待したい。

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