アトレーユさんのレビュー一覧
投稿者:アトレーユ
紙の本写真で旅する北欧の事典 デザイン、インテリアからカルチャーまで
2016/01/06 08:35
北欧ライフスタイル関連
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眺めているだけで素敵な時間を過ごせる。こうゆう、北欧・東欧のものって、見ていて飽きない。ついつい見かけるたびに買ってしまうけど、見るとやっぱり心がウキウキする。
2016/01/05 21:29
北欧ライフスタイル関連
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実際に作らなくてもいいの。眺めているだけで素敵な時間を過ごせる。こうゆう、北欧・東欧のものって、見ていて飽きない。ついつい見かけるたびに買ってしまうけど、見るとやっぱり心がウキウキする。
紙の本両シチリア連隊
2015/12/29 07:13
腑に落ちない感じ
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各章ごとに登場人物の一人にスポットをあて、主題の話が螺旋的に進むという構成はすごく好きだ。ミステリ…う~ん、殺人があり、謎解きがあればミステリというのか? 結末は、陳腐ではないが、煙に巻かれた気分。アト的には、すっきり・しっくりせず。
2015/12/17 21:43
毒な諷刺が心地いい
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うちに召使いがいなくてよかったよ(笑) この皮肉さがたまらなく面白い。ご主人様のお財布は気にするがご機嫌は気にしない、この割り切り具合が心地いい。
紙の本バベットの晩餐会
2015/06/04 11:50
イギリスの曇天を思わせる静かな小説。舞台はイギリスじゃないが(笑)
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期待値が大きかっただけに、あっさり読了であっけなかった。読み終わってから「そういや『アフリカの日々』も期待していた濃度じゃなかった」と思い出した(苦笑) サラッと感のとても高い寓話。
紙の本古書店主
2014/10/08 08:57
ハードボイルドでお決まりな展開ながら、洗練された文章
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古書の蘊蓄を期待していたが、その点では期待はずれ。
思いの外、硬派な主人公でハードボイルド小説。
プロットは素敵だが、『古書』にまつわる話というより、『過去の歴史』にまつわる話の小物として、古書が使われている感じかな。
ベルンハルト・シュリンクの『ゼルプ~』シリーズに似てる…のは設定の問題か?(笑)
ちなみに古典作品蘊蓄のエンタメなら『サーズデイ・ネクスト』シリーズが一番!(^-^)!
紙の本現代の英雄
2015/12/29 08:48
余計者?
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『死せる魂』のチチコフと『オブローモフ』のオブローモフを足してドライアイスにした感じ?(笑) 人生の目的ってなんだろう…そんなものなくても謳歌できるんだろうけど、この主人公・ペチョーリンは、漫然と生きる見本、みたいなものか? おもしろくはない(笑)が、考えさせられる一冊だった。
紙の本書記バートルビー/漂流船
2015/12/18 11:29
訳の違いの楽しさ
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『幽霊船』は岩波文庫も重版再開になるらしく、なぜ今、メルヴィル祭?(笑)『バートルビー』の決め台詞は好みの問題ながら、以前読んだ別の訳の方が好きかな。何を御願いするにも冷静に、丁寧に、真剣に『しないで済めばありがたいのですが…』と返すバートルビー。無気力なことをひたすら真剣に主張。そこについ笑ってしまう。
紙の本お星さまのレール
2015/12/18 08:49
子供目線の大切さ
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『静かなドン』を読んでたらなんとなく読みたくなった。これと『窓際のトットちゃん』は小さい頃に何度も読んだ本。戦前、朝鮮半島へ渡航し、そこで終戦を迎えた人々。北緯38度線を境に、異国の地におきざりにされた市井の人々の、たくましくもあり、はかなくもある、そんな『なんとかみんなで生きていこう』という思いが、子供目線で語られると、すごくわかりやすく切ない。浅いかもしれないが良心の目でみつめている、その健気さに思わず泣きそうになった。
紙の本ボーン・コレクター 下
2015/12/18 08:44
純粋に楽しめる
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久々の再読。このシリーズもおもしろいが、キンケイドのシリーズも好きだな。最新作まで全作再読…の前に飽きちゃうかもしれないが(笑) 『特捜部Q』や『フロスト』シリーズほど、登場人物のアクは強くはないが(この2つが強烈過ぎるのか?笑)、一気に読みたくなるドライブ感にとりつかれてしまう作品。
紙の本死の家の記録 改版
2015/12/17 21:46
それほど…
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おもしろい…といえば不謹慎か。それなりに興味深く読めた。ソルジェニーツィンの『収容所群島』の方が肉薄していた感じがあるのはなぜだろう。設定場面の広さの違い? こちらは手記の形なのだが、収容所送りになり、手記を書いた筆者なのに、その視点が最後まで他人事のように、外からの目線だからか? 『収容所群島』がまた読みたくなった。
2015/06/06 21:43
人魚姫のお話
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ローレライ伝説を読みたかったのだが、違う本を読んでた(笑) 人魚姫の伝説の原型、なのかな? 構図がわかりやすい。魂の有無(ヒトの感情の有無)、良い人と利己的(人間的)、等々。ストーリーは日本で言えば、鶴の恩返し、かな。ジロドゥも同じ題材で書いてるらしく、そちらも読みたくなった。
紙の本悲しみを聴く石
2015/06/04 21:34
静と動の対比が美しい
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外で繰り広げられる戦闘と、中で語られる静けさ。それは無風無音といっていいくらい、静謐な主人公の一人語り。その主人公の罪悪感から生み出される狂気の世界。こういう静かな小説、好きだな。ストーリー展開はもっと掘り下げたらいいのに…と思ってしまう流れだが。
紙の本この世の王国
2015/06/04 08:43
マジックリアリズムの先駆…
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不完全燃焼。マジックリアリズムの“マジック”と“リアリズム”が融合せず半端な感じ…なんというべきか…ナラティブ性がさがってしまい、入り込むまでに至らず。好きなジャンルのはずなのに。
紙の本シスターズ・ブラザーズ
2015/02/24 06:56
味がある(笑)
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おもしろいかというと…う~ん。
味がある、と答えるかな。
語り手がちょっとIQ低めな弟、っていうところが、話に深みをだしている。
バンバン人を撃っちゃうお兄さんに対しても、
他人であれば『荒くれ者で人でなし』になるが
兄弟だからそれを受け入れる許容が自然と出てくる。
それを語っても、血なま臭くならないのは、そんな弟が語っているからか。
善き人のように描かれている弟。
見返りをそれほど期待せずに女に金を与え、社会的弱者には少しの情けをかける。
だが、踏み込んだ人間関係は一切遮断。
だからこそ決して仲良しではないような兄弟の描かれ方だが、その絆が浮き出される。
見え透いた『絆がテーマの感動作品』より、余程いい。
読みやすい。が『このミス』4位っていうのはちょっと疑問。
ミステリ??(苦笑)