こたろうさんのレビュー一覧
投稿者:こたろう
電子書籍囚愛契約
2015/10/10 21:35
自虐的な攻めと男前?受け
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
契約でムリヤリ体の関係から始まるBL王道ストーリーのはずなのですが
いい意味で想像の斜め上をいく明るい?展開でした。
それというのも受けの主人公が繊細とはほど遠いザイルのような神経で
仕事のできる有能な上司なんだろうとは思うのですが、
かなりエロひどい目にあっているのに
他の方のレビューにもあるように割りとHにはノリノリ?
攻めがどこまでも自虐的でいつも
「なんでこんな目に遭って自分のこと嫌いにならないんですかっ(必死)」
といった感じなのに対して、
「お前だから別にいいんじゃないか(ケロリ)」と言ってしまうような主人公。
どちらもある意味鈍くてどこまでもすれ違うという
読んで行くうちに何だか攻めが不憫になってくるという不思議なお話でした。
受けはどこまでも素直で男前ってことなのか変人でしなやかで
何とも言えないいいキャラでした。
電子書籍【限定おまけ付き】 掌の檻
2015/09/13 20:52
監禁執着愛
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
宮緒センセお得意の?攻めが狂気の執着愛でブラックバージョン
でも「蜜家族」のように主人公が最後壊れて囚われるのではなく
主人公が自我を失わない精神的な監禁であるところに救いがある気がしました。
「渇仰」シリーズも好きでしたが、こっちの主人公の方が真っ当で自立していて
ちゃんと攻めを好きな気がします。
結局これまでに主人公が執着したのも攻めキャラだけだったので、
他の誰も愛せないということではお互いさまで、
ある意味これも割れ鍋に綴じ蓋なハッピーエンドといえるかも?
電子書籍デレない猫の愛しかた
2015/10/31 20:58
ツンデレで天然なネコ
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ネコといえばツンデレ受けでしょう、と期待して購入。
でもただのツンデレではなく相当な天然ボケでそれがエロかったです。
人付き合いが不器用な主人公にネコ耳と尻尾がはえてしまい
必死に隠していたのに
常に人の輪の中心にいるような苦手に思っていた同僚に見られてしまい、
という展開。
アリガチではあるものの相当な天然ボケな主人公が無意識に誘い受けで
割りとツボりました。
電子書籍銀の魔物の契り
2015/09/23 00:56
中華風ファンタジーで主従関係愛に萌え
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
妖の主、美しい銀芳(受け)と、友を助けて自分を犠牲にする覚悟で妖の村に囚われの身になった人間、冬星(攻め)のラブストーリーです。
過去の恨みから人間嫌いの銀芳と、自分の村を滅ぼすと脅されて言いなりになることに決めた冬星の間にはギスギスした主従関係で始まります。
そんな中で銀芳は冬星に夜伽も命じて関係だけが深まりますが、冷ややかな関係です。
しかし冬星の生真面目な態度や、銀芳の背負っている責任の重さなどが、いくつかの事件を経て二人の気持ちを変えていきます。
ただ銀芳が妖の長なくらいなので超ツンデレキャラで、
冬星も寡黙で実直なキャラなので、
互いに恋愛感情がありそうで中々両者、相手がよもや自分を好きかもとは夢にも思わず、気持ちが伝わらない感じです。
とくに意地っ張りな銀芳は自分の気持ちもままならず、
読んでいて焦れったい関係のままやがて妖の村を揺るがす大きな事件が起こります。
終始、妖の村が舞台で人間は冬星しか登場しないようなものです。
焦れったい主従関係が最後に無事くっつくところが美味しかったです。
電子書籍雨月堂アンティーク
2020/08/05 10:17
面白かった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ちゃんとオカルト風味でちゃんとエロくてラブもあり面白かったです
2017/07/17 22:46
可愛い初恋ネタで面白かった。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
あらすじと表紙でもっと軽薄な(失礼)内容かと思いましたが嬉しい誤算で、切ない初恋の恋バナでした。
高校生時代の二人の思い出がうまく要所に織り交ぜられていて、初めはもっと攻めが企み系かと思いきや、どっちも真っ当なキャラでした。
受けも過去のことをちゃんと酷いことをしたと後悔していたり、攻めも別に復讐をネチこくたくらんでいることもなく、純粋で素直な感じのカップルで、読んでてほんわかしつつところどころで切なくなり安心して読めました。
二人の距離が過去の話を思い出しつつちょっとずつ近づいて行くところなどが萌えました。
もっと攻めが執着気質の変態なキャラかと思ったのですが、大分乙女過ぎなキャラではあるけれど(笑)、受けの方が笑えるくらいあっさりしていて、かつ鈍過ぎるので、そのギャップも可笑しくて、楽しく最後まで読了しました。
電子書籍【期間限定価格】囚われの聖騎士~凌辱の檻に堕ちて~【書下ろし】
2015/09/20 19:25
面白かったです
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
中世のお話かファンタジーかと思いきや、おそらく近代くらいの架空のヨーロッパの小国という設定で無理なく世界観にはまれました。
そこまで時代考証や舞台背景など細かく語られることなく、でも主人公は日本人で文明の遅れた野蛮な国の人種としてやや異端視されていました。
小国が隣国に攻め落とされ、主人公は忠誠を誓って守っていた年下の王子を命がけで他国に逃がして、代わりに捉えられ拷問され隣国の王に性奴とされる、という話です。
ややネタバレですが、
この隣国の王がめちゃくちゃかっこ良く有能で、あれよという間に英断の嵐でバッタバッタとこの小国の窮状を解決していく上に、主人公も痛々しい目に合うのは最初だけで隣国の人達は酷いことはしません。むしろ元から幅をきかせて小国の貴族達の方が酷い奴らで、その窮地を颯爽と救い出す王様。
Hシーンも無理なくそこそこあって、かといって二人のラブストーリーなだけでなく国を平定していく様子も無駄なくそこそこ描かれて、すごく優秀な騎士である主人公が王様に身も心も捧げる気になっても当然だよなーっという展開で読み易く面白かったです。
ただこの作者さん初読だったのですが、他の作品のレビューがまんま全くこの作品と展開一緒で、もしや全部同じ話なのかもしれません。。。。
でもまあ初読なら楽しく読めるかと思います(^ ^)
2015/09/13 21:23
お兄様最高です
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
お兄さんがとにかく鬼畜で変態。
主人公は思わず読者からも生暖かい目で見られかねない素直バカ。
白い綿のブリーフネタやらクマのストラップやら
コメディー要素満載でゲラゲラあっという間に読みました。
脇キャラも秀逸であっという間に終わってしまい残念。楽しかった。
2015/09/13 20:25
可愛い話なのに3Pと獣姦
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
神様もので主人公が無垢で真っ直ぐ純粋でと
よくある設定にも思えますが、Hありの大人な童話という雰囲気でした。
可愛い話なのに気がつくとHシーンは全て3Pです。
神様が犬神なので獣姦っぽいシーンありです。
でも鬼畜だったり痛々しかったりはあまりなかった気がします。
子供が出てくる話は苦手なのですが、この話では重要な要素を占めていて、
可愛くて犬神様共々絆されました。
電子書籍鬼畜
2015/09/13 19:34
タイトルどおり
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
タイトルどおり攻めの鬼畜っぷりがすごい
Hが鬼畜というよりは攻めのキャラ設定が鬼畜。
他の方のレビューにあるように攻めの幼児語がこれまたトンデモなさを際立たせていて、似たような兄弟もの設定もBLではたくさんありますが
他の追随を許さないキワものっぷりでここまでくるといっそ新鮮でした。
根暗くドロドロしそうな設定なのにそう感じないのは作風でしょうか。
突き抜けた感がこういうのもたまにはアリかなと思わされてしまいました。
電子書籍泥棒猫
2015/09/11 22:39
トラウマ持ちのツンデレ受
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
猫好きじゃなくても楽しく読めました。
ビッチな女王様が主人公かと思って手が出なかったのですが、
意外にトラウマ持ちのツンデレ受けな猫で、
攻めのキャラもただのいい人ではなく初めはなかなか気持ちの読めない食えない男で、二人のやりとりが面白かったです。
ウサギ話が気に入って猫話も買ってみたのですが、
私はこちらの猫話の方が面白かったです。
電子書籍愛は執淫の闇に啼き【イラスト付】
2015/09/11 22:01
すれ違いな主従愛もの
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
設定自体はファンタジーなんですが、くどい説明はあまりなく、
新月に体が淫らに昂ぶってしまう特異体質な主人公一族に、
神社を守る一族が代々抱くことで鎮めることができて、仕えている
というトンデモ設定で割とあっさり展開していきます。
主人公は子供の時に自分の世話をしてくれる相手として
攻めに引き合わされます。
攻めは当然お互いの役割を理解している訳ですが、
主人公の受けは途中でショッキングな形で知らされます。
それまで主人公は攻めのことを慕っていたのですが、
相手に気持ちを伝える前に自分の体の秘密や
相手の一族の役割を知ってショックを受けます。
穢れを祓う儀式としてHを行うようになってからは
お互いに相手は義務で仕方なく嫌々しているのだ、と信じて
二人の気持ちがすれ違います。
攻めは主人公が自分の兄を好きなのに自分に嫌々抱かれている
と思っていて、主人公は、家の為に人生を縛られ自分を抱かなければならない攻めを解放してあげたいと思っています。
最後は二人くっついてハッピーエンドですが、
誤解とすれ違いなHやらが結構美味しく、
また主人公の父親などのエピソードも絡みBLファンタジーを堪能しました。
一見ドロドロしそうな設定ですが比較的サクサク展開して結構好きな設定でもあり気軽に読めて楽しめました。
実は父親の方のストーリーの方が萌え要素多そうなのでそちらのカップルもぜひ書いて欲しいです。
主人公の弟の話として『月は執愛に濡れ』が別にあります。
電子書籍鬼の王を呼べ 鬼の王と契れ2
2015/09/08 23:55
夜刀がけなげで可愛すぎ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
大好きな作品の続編が出て嬉しいです!
今回は確かに山場があまりなくてインターバルといった趣きでしたが、新キャラも出てシリーズ化もするような展開なのでこれはこれでアリと思います。
Hシーンも前作より充実してるし二人の甘々なやりとりが読めて満足です。
この作品の一番の魅力は攻めの鬼が一途で健気で真っ直ぐでとにかく可愛いところ。そしてバカじゃない(重要)
さらに主人公が私たち読者以上にそんな攻めの可愛いさにキュンキュンし愛おしいと思って行動してくれるところ。いい加減気づいてやれよ!というイライラがない。こんな攻めと受けキャラを求めていた!かも。と思うように新鮮です。
主人公はただいるだけで鬼にやたら好かれるだけで、他に特技がなく才能もない「これまで知る中で最弱です」と新キャラに言い放たれるほど弱い鬼使いです。それを自覚して野望に燃えず正義感にも燃えず目標もなく生きてきて、でもこのままではいけないと真っ当に悩み試行錯誤し失敗し、と、ちゃんと自分や鬼や鬼使いの組織と向き合おうと努力します。これぞ現代のサトラー?のヒロイックファンタジーかと思わせるものがあり新鮮です。
大好きな作品なので次回も待ち遠しいです。
電子書籍極道と愛を乞う犬【イラスト入り】
2015/09/08 22:57
気持ちの距離の変化が読み応えあった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
主人公が初めはどうしようもないクズでヒモ(攻)として登場し、ヤクザにお仕置きとして受けに調教されて、最後は二人くっついてハッピーエンドというお話でした。
この主人公二人の気持ちの距離の近づく描かれ方が説得力あって最後まで引き込まれました。
攻めのヤクザは過去の事件から誰も愛さなくなっている孤高のボスで、主人公のクソガキいや受け君は図体だけ大きいものの、実は甘えさせてくれる相手と自分が受け入れられる居場所を切実に求めている。
途中で痛い展開がありますが、それもこんな二人が互いに愛情を自覚するのに必要だったと思わせるような展開です。
到底くっつかないようなキャラ同士が気持ちの距離を縮めていく展開に引き込まれ結構気に入りました。
電子書籍白虎の契り
2015/07/19 22:40
ファンタジーですれ違い萌え
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
モフモフ愛満載でそれだけでも大満足ですが、とにかく主人公カップルが呪いにより喋れず、そばにいるのに意思疎通がはかれず、すれ違い萌えで、かつ舞台も鏡の中の神様世界というファンタジー。
白虎は本当はとても強くてクールなキャラなのに素直な主人公に翻弄されまくり、どんなに傷ついても当然のように何度も主人公を守ったり。たとえモフモフしてなくても十分カッコイイし、主人公もモフモフ好きすぎですが、真っ直ぐ素直で非常に好感が持てます。
物心つく前にお互いに会っていて白虎は気が付いているのに主人公は気が付かない、とか誤解がまた読者にはじれったくて美味。
Hシーンが充実してるかというとさほどでもない割に、萌え要素が多いためか十分BL人外ラブストーリーを楽しめました。