uruudukiさんのレビュー一覧
投稿者:uruuduki
2023/01/23 12:19
高橋留美子感満載!
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よもや「うる星やつら」全巻を買う日が来るとは――!
人間ってのは解らないものだww。
高橋留美子さんの長編の原点は「めぞん一刻」なんじゃないかと、ずっと思っていたけれど、令和版「うる星やつら」のアニメを観ていて、あんがい「うる星やつら」かも……と思った。そうとなったら気になって、探したらこの復刻BOXがあった。
コミックから飛び出すのは――。
ちゃらんぽらんな男に、不可思議でかわいい女の子たち――。アップテンポの軽音楽にのりのりみたいなストーリーが、くるくると展開して、やっぱり高橋留美子だ。
さて、全巻そろったことだし、昭和の「うる星やつら」に浸ってみようかww。
2022/08/26 13:50
有ってはならないこと
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まず、第一にこの本は興味本位で読む本ではないということ。
被害者が大人でも、心が引き裂かれる苦しみと怒りと、時に自死さえ招きかねない自己否定にさえ陥りかねない犯罪に、子供が遭ったというのに――。
それも、教育の現場という最も子供が守られなければならない場所で行われたということに、言い様の無い腹立ちを覚えた。
しかも、その子供の訴えを否定し、なお傷口を広げるような対応をするとは……。
この本を読んで改めて思うのは、教育の現場はどうなっているのだろうということ。そして、裁判がいかに被害者を傷付けるかということ。
ただ、それでも、あなた達は凄いと思ったのは、傷付いた子供を守り、ご両親と支援者の皆様がとことん戦ったこと。何よりも、被害者である子の、真っ直ぐな強さだ。
そしてつくずく思うのは、このご家族とお子さんの心の傷が少しでも癒えること。
教育現場が子供たちにとって安全であること。
祈るような気持ちで読み終わった。
紙の本ただいま神様当番
2022/07/09 16:04
ある日、突然「お当番」になる
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本当は、なりたい自分が有って、なれない自分が有って、自信も一歩踏み出す勇気もない自分がいる。
そんなあなたを援護して、勇気付けて、ほろっと笑顔をこぼさせる本。
「神様当番」なんて言うから、どんな素敵な神様が出て来るかと思えば、ある本の登場神様「ガネーシャ氏?」を彷彿させて、なぜかにやにや笑いを浮かべてしまった。
これを読んだら、もしかしたらちょっと、自分にも他人にも寛大になれるかも……、という神様と人達の話でした。
紙の本小野篁 その生涯と伝説
2022/05/16 15:57
平安時代の人は面白い
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今時の子供なら、「……閻魔様に舌を抜かれるよ!」と言った所で「何?」と聞き返されるくらいならまだましで、「ない、ない」と笑うだろう。
その、閻魔様の「お仕事を手伝った」という話が有るくらいだから、現代でも結構な天才に違いないだろう。
幼くして才気溢れた菅原道真公に比したら「晩成」なのだろうが、さすがに逸話が有る人だ。それも、些か人離れした話だけに、常人ではないなと思う。
それにしても、平安時代やそれ以前の人物には面白い話が多い。
菅公や、安倍晴明ほどではないかも知れないが、とにかく面白い人だ。
そんなこんなで、さんざん図書館から本を借りて読んでいたのが、どうにも我慢が出来なくなって購入に至った。
繰り返し読むには、図書館では二、三回繰り返して借りた時点で、「何だかなあ」だった。
じっくり読みたい本なのだ。
紙の本広辞苑 第7版
2020/10/17 15:30
広辞苑の改定、次回には
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広辞苑第7版が出てから、後数カ月で3年になる。早いものだ。道理で傷むわけだと思いつつ、黒いカバーの縁がだいぶ手擦れして気になったので、自分でカバーを拵えた。
この広辞苑だが、次回の改定では「新型コロナウィルス」が載るだろうかと考えている。もし載るのなら「COVIDー19」になるのだろうか?
こういった辞書を他にも使っているが、出版社ごとに載っている項目に違いが有って面白い。その他社の辞書にも次回の改定にはどんな語句が載るのか興味がある。
ただ願いたいのは、次回の改定には、新型コロナウィルスが載るのなら「終息した」という記述が付いて、過去形で語られるようになることだ。
2020/09/05 10:41
昭和の雰囲気かな?
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昭和時代、サイキックブーム全盛期というのが有った。
ユリ・ゲラーさんはその頃の人だし、たしか「ESPカード」なんてのが有ったと思う。スプーン曲げが大はやりしていたような……。
この小説はそういった頃の雰囲気が満載だ。
ただ、この原作で、いなだ詩穂さんの絵で漫画が連載されていて、コミックにもなったが、異様に怖さが有って、途中でコミックは止めて、小説の方に変えたっけ……。
それが、三巻の直前辺りだったような気がする。
小説の方は、高校生がアルバイトまではいいとして、そのアルバイトが「本業」みたいになっているのがずっと気になった。
今よりも相当おおらかだったとは思うけれど、まだ「受験戦争」が完全に無くなっていない頃だと思うから、高校生なら「赤点イコール留年になったりしないのかなぁ」なんてww
それでも、思うのは、よくもこれだけオカルティックな話のバリエーションを入れて来たな、ということ。
おそらく「サイコ」と頭に付くものは殆ど入っているのではないだろうか?
雰囲気は昭和っぽいけれど、何回読んでも面白い小説です。
紙の本秘密 9 season 0 (HANA TO YUME COMICS SPECIAL)
2020/09/03 10:12
不安な成り行き
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雑誌に連載されているのは極力読まないようにしている。
理由は簡単だ。一話だけ読んでしまうと次までに不安になるからだ。待ち遠しいというよりも、結構ストレスを覚えるのだ。
8巻の最後から想像して、一話だけ読んだら、次までが落ち着かなくなりそうだった。
では、その次には解消されるかというと、これまでの展開からして、和むとも思えなかった。むしろ、その状態が繰り返され、続くに違いない。
どうも精神衛生上よくないww。
そこで、そんな緊張状態を少しでも緩和する方法として、コミックになるまで待つという選択をしている。
待ちに待った新刊である。
ただ、これまでの分は全部電子書籍にしてきたので、もし今回は紙の本だけが先行していて、電子書籍化が先送りされるとしたら、どうしようか……。
そこへもってきて、この表紙の絵。
当面紙の本だけなら、製本された本に切り替えてみようか?
迷っている。
で、迷いは解決。
電子書籍が同時に刊行されるのだ。
外で読むのはちょっと躊躇うけれども、最近は、紙の本のようにカバーを掛けなくていいのは、都合がいい。
いよいよ今回の「事件」も佳境に入ってきているみたいなので、没頭したい。
電子書籍英国アフタヌーンティー&お菓子
2020/09/03 08:11
紅茶にあうお菓子
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
お菓子というと、どうもフランスか、和菓子かという感じで、あまりイギリス風のお菓子は食べていない気がしていた。
アフタヌーンティーというと、キューカンバーサンドイッチ(キュウリのサンドイッチ)やスコーンを想像してしまって、美味しいお菓子は無い(ごめんなさい)と先入観がずっとありました。ホースラディッシュやマスタードが入ったサンドイッチも苦手でしたから、イギリスのお菓子の本を買おうか、とはなかなかなりませんでした。
それを買おうと決めたのは、表紙のスコーンが何だかおいしそうだったから。
しかも、中を見て、アプリコットクランブルを見つけて「おお!」
これまでも、秋にはリンゴのクランブルを作って食べていました。
「そうか、あれはイギリスだった」
本を見て気が付くなんて!うかつでしたが、チョコレートブラウニーも、「そう言えば有った」ですし、美味しい紅茶に、美味しいお菓子で午後の紅茶は優雅でおしゃれ。(笑)
エインズレイのカップで、午後の紅茶を楽しんでみようかな。
電子書籍薬膳と漢方の食材小事典
2020/07/17 02:17
普段の食生活の中で
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昔は食べ物の食べ合わせの良しあしを表にしたポスターが有った。
最近はついぞ見かけないので、作られていないのだろう。全部が正しいわけでもなかったのだろうが、食べる時に気を配る習慣づけには良かった。
ところで、世の中にはいろんな食べ物が有るが、最近は漫然と食べていることが多い。
そのせいだろうか、時々調子が良くないなと感じる時が有る。
そこで、もう少し食べる物に気を付けてみようかと購入をしてみた。
同じような本を他にも買ってみた。
それぞれが扱っている食材に変化が有って、並べて読んでみて面白い。日々の食事に出来るところから取り入れてみようと思う。
電子書籍平安貴族
2020/07/09 20:07
一般書とは言うけれど
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最近、平凡社の本にはあまりお目にかからなかった。
「縁が無い」などと言えば、読む気が無かっただろうと指摘されて、しゅんとなるところだ。ところが、表紙絵に目が留まり、よく見れば「平凡社」だった。失礼ながら、「意外」というのが第一の感想だった。
それというのも、こういった歴史関係の本は、本格的に読もうとすれば、専門書を探すのがこの頃の習慣だったからだ。ましてや、平安時代の貴族についてとなれば、本気で調べるなら、基本、専門書を考えるといった思考回路が出来上がっていた。しかも、「当時はこうである」と書かれていたとしても、人が変われば解釈が変わりもする。
そんな中で、この本を、と購入を決めた最大の理由は、著者の橋本氏の謙虚な記述にある。
どんなに調べ、どう考えても間違いは避けられないのは、古い文献であるだけでなく、それを書いた人の思惑や、思い違い、他にも、現代との間に横たわる、繰り返された書写のエラーの蓄積の問題が有るからだと思う。
そういった事による間違いを、有るものとして読んではいるが、ご自身で認められて書かれる方というのは少ないだろうと思う。けれども、橋本氏はご自身でどのような間違いをされたか書かれていた。しかも、良くもこれだけの人物を採り上げたという位、多くの人を採り上げられている。
資料として大切に読ませていただきたいと思います。
電子書籍秘密 season 0 (8)
2020/06/26 15:22
どこまで続く――
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
子供の悪意の扱いが結構リアルで、どこまで掘り下げて行くのか、背筋に冷たい物を感じる。
法律では裁けない子供の犯罪は、基本更生を目的として、家裁の案件になると思うが、過去に、イギリスで八歳前後の子供たちによる殺人事件が有ったのを考えれば、この話は単なる虚構の話ではないと思う。
ここまで「秘密」シリーズの全作を読んで思うのは、清水玲子さんが科学的にも時事的にも良く調べて描かれているのではないかという点だ。
同時に、子供を「天使」に描いていない点に、ずっと注目をしてきた。
この話では十歳前後の子供達が中心だが、四、五歳の子供で、既に周りの顔色を窺い大人を味方にして他の子に意地悪をする。それは、善か悪かといっただけではないように思う。自己中心性によるものか?
加えて、それが誰であれ、善悪を教え諭すには根気がいる。だから、三つ子の魂なのだろうが、子供のすることには、子供であるというだけで甘くしてしまう、見てしまうことが多いのも事実。
それは、どこか、天使や聖母の絵を描く有名な画家がすべからく、立派な人物であると思い込むのに似ているように思う。
無邪気に見える子供の仕草や表情に、天使を見たい大人の無意識の希望が、目を逸らさせているのかも知れない。この話はそこを容赦なく描いている。
この話、その後どうなるのか、最後まで見届けたいと思う。
2020/05/27 14:49
意外な着目点
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男が妊娠をする。はたまた、出産をするって、大概冗談の世界ですよね。
でも、驚くなかれ!過去に、真面目な科学雑誌にそういった記事が載ったことが有った。よもや、本気で漫画にする人がいるとは思わなかったけれどね(笑)
だが、この話、読み方を変えれば、結構問題の提議が多いとは思いませんか?
もしも、もしもですよ、男性が妊娠出産をしたら、少子化問題って少しは改善されるとか、健康保険制度の改革がされるかも、とかありませんかね?
今でも妊娠、出産は病気ではないということで、健康保険証は使うけれど、保険は利かないんですよね。出産だって「出産手当金」ですもんね。
定期検診に行くとか、結構時間も費用も掛かるし、妊娠自体が、体にも、心にも負担が有るのにねぇ。
過去の男性妊娠可能説の記事を思い起こすとすれば、男性の場合の方が危険は大きくなるらしいし、女性だって、出産は命がけなんですよ。当たり前のように言いますけど。
だからかな、実際にこんなことが有ったら、女性よりも風当たりが強いかもって、思ってしまうのが悲しい。そうなったらそうなったで、受け入れられる世界ならいいのに―ー。
いろいろ考えさせられるなあ。
紙の本ふるぎぬや紋様帳 4 (FLOWER COMICS SPECIAL)
2020/03/08 09:59
絵にほだされ
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
買うべきか、買わぬべきか。
波津彬子さんのコミックは見るたびにジレンマに陥る。新刊でも悩ましいが、既に出ているものでも、大判のを見てしまうと、扉絵にうずうずするのだ。
そのたびに買ってしまったら、歯止めが利かないし、着物にそのまましてみたいなぁと思う絵を見て我慢も、好物を前にした猫状態だし……。
話は怪異でも、古典の怪異譚みたいで、深夜に読んでいてもうなされる気がかりはほとんど無いので、結構丑三つ時に本を読む習慣の有る人間には、美しい絵もしかりで有難い。
因みに、今回の話は青砥の過去の話も有って、興味津々で深夜に読んでしまったが……。
電子書籍読書大全 世界のビジネスリーダーが読んでいる経済・哲学・歴史・科学200冊
2021/06/01 16:55
不足を知る
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この本に挙げられた本の数と内容に、頭を殴られた気がした。
読んでいない本がいかに多いことかと、愕然とした。たった「200冊」だというのに、これまでに読んできた本との分野の違いで、まだ何も知らないのだと思い知らされた。
これからまだ足りない所を埋めて行く作業が必要なのだと自覚しただけでも、今は良しとすべきか?などと自問しながらの読書だった。
他人の書棚を覗く機会に行き当たったような本でした。
2020/10/14 21:09
2冊目
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寝られないほどの痛みで、考えた選択肢は二つだった。
一つ目は、当然「医者に行く」だ。だが、すでに掛かっている医師がいて、次に行くとしたら別の医者で「注射、痛み止めの内服とシップ」の三点セットになるのが目に見えていた。
二つ目は、「自分で治す」だ。
今回この二つ目を選択して、本を探して驚いた。
有ること有ること。沢山の医師、療法士、トレーナーが様々な本を出しているのだ。
その中から、なぜこの本だったかと言えば、先に電子書籍で酒井氏の別の本を購入していて、案外良かったからだ。
ただ、電子書籍は困る所も有った。大きな画面でなければ見にくいからと、パソコンなどにすると、どこでもいつでも、というのが出来ず、確認しながらとなると、どうしても特定の場所でしなければならないのだ。
そこで、二冊目の購入に至った。
読み易かった。厚過ぎずシンプルというのも使い易い。もう一冊とは少し違う方法も紹介されていたので、自分に合いそうな方法の選択肢も増えて良かった。