まるさんのレビュー一覧
投稿者:まる
2021/06/22 11:07
キリンだけじゃなく 動物たちもおちつかない
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キリンの表情も素敵なのですが、ときおり出てくる 動物園の他の動物たちが、キリンの赤ちゃんを待ち遠しく待つ絵の描写が良かったです。
がんばれ、だいじょうぶか、心配そうになる気持ちが読み手にもとてもよく伝わる作品です。
赤ちゃんを産む、産み落とすその瞬間を ページをめくりより盛り上げてくれています。
命が生まれるというのは、大変なことなんだなと私の子どもたちにも伝わったようでした。
同時に、「うまれた うまれた うまれた」と、とっても嬉しいことでもあり喜ばしい思いが膨れ上がりました。
動物にとって生まれた瞬間の野生ならではの危険も、説かれています。
お父さんキリンのスカイが 最後を締める言葉が じーんときました。
紙の本こたつ
2021/11/28 21:53
コタツあるある
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懐かしい「こたつ」のある家族の日常風景が、天井から見下ろす視点で描かれているのが斬新で、面白かったです。
こたつならではのあるある、よくある絵が描かれている点が特に良かったです。
お婆ちゃんの湯呑みのお茶、ポットとお盆に用意されたお茶セット、こたつの中に見つける忘れ物、コタツを潜る子ども、どの家にも見かけるポンジュースなどなど。
お母さんの頼みごとを忘れる父と子。
色々なこたつあるあると、年の瀬、一度は見て楽しんでほしいオススメ本です。
紙の本たねがとぶ
2021/08/31 22:57
様々な種と植生、植物の姿を学べる
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図鑑では目にする写真と違い、絵本ならではの手描きの描写と身近な植物の植生、色味、形や姿が優しい感じで伝わります。
こんなのが生えてるよ、と絵本で見た草花を改めて野山で見つける楽しみが自ずと身につきました。
紙の本すっぱりめがね
2021/06/22 09:51
わぁ、驚き満載
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すっぱり切っちゃったら、見えちゃった。
いつも工作好きな子どもたちでも、何でもかんでも
切れるわけじゃない。
中身の見れるふしぎな「すっぱりめがね」が見せてくれた世界は、「わぁー」と驚きの満載でした。土の中と水道管にとても食いついていましたよ。
紙の本あめかっぱ
2023/04/30 09:45
あめの日の不思議なお話し
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描画に惹かれて、手に取りました。
雨、薄暗がりな雲、水の滴る風景、最初の「かっぱ」登場まではとても怖がっていた娘ですが、読み進めるうちに、こんなところに「行ってみたい」とワクワクする様子で、細部まで絵を探したどりながら楽しんで読むことができました。
雨、ひとり何もできないような日、こんなカッパさんに会えたらな、カッパたちと遊べたらな。お母さん替わりか兄弟替わりか、お世話してくれているカッパと嬉しそうな子供たちが素敵に描かれていました。
紙の本タップのゆめ
2023/04/30 09:26
人形劇の世界のような
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アンマサコさんの描画。表紙にとても惹かれて手に取りました。
これは絵なんだろうか、人形のセットの写真なんだろうか、奥行きもあり、細部までとても
お話の世界に自分が入り込んだ印象になれる、素敵な絵本でした。
こどもたちと優しい物語はもちろん、ふわっと浮かぶような毛のバレリーナ、秋の森の苔と水しぶき、靴やおじいさん達の優しい目と表情に、心が和みました。
紙の本くろいの
2023/03/26 12:33
不思議なはなし
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怖いかなと思った「くろいの」が、だんだんに可愛くなりました。
女の子がおのずと自分に重なり、不思議にひきこまれていく本でした。
2023/03/26 12:27
ゾロリがかっこいい
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バラを守るゾロリの懸命な姿、ローズさんに渡すバラを「100本」守り抜く姿がとても印象に残りました。一本一本枯れていくバラに、ああ、ああ、と残念がる子どもたちも面白かったです。
2023/03/26 12:08
学びがある
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サバイバルシリーズ、今回の激流は、万が一にトラブルにあった時のお話に知恵となりました。川には流れがぐるっと変わるところがあるなど、読まないと全く知らなかったことがたくさんありました。いのちを自分で守る勉強になります。
2023/03/26 12:00
インチキだったのがおもしろかった
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みんなの大好きなカレー、地下であやしく行われている数々の秘密。
ゾロリシリーズをたくさん読んでいる娘が、怒りに怒って読んでいました。
人をだますのがいけないこととよく分かり、感じ取って怒っている様が面白かったです。
いつも学びのある作品です。
紙の本ことわざのえほん
2023/03/26 10:29
めからうろこ じゃないけど
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めからうろこじゃないけど、こどもは意外とおもしろがって読んでいました。
兄弟の小学生が「ことわざ」を学びだしたので、幼稚園の娘にもどうかなと見つけた本でした。よく耳にすることわざがひらがなで描かれ、意味の様子が絵と和訳のように易しく描かれているところが、こんな小さなこどもでもすんなり覚えやすくなっていて、とてもよかったです。
ことわざを、生活の中で口ずさむことがあり、どこでおぼえたの、と、こちらがびっくりします。
「にかいからめぐすり」がすごく気に入った様子でした。
紙の本ライオンのひみつ
2023/03/26 10:22
ひみつはだれにでもある
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ライオンは石の様だな、と最初は動物園のライオンのお話ではないと表紙で分かりましたが、どんな「ひみつ」なのかきになるので手に取りました。
英雄、王様の代表格のライオン。そんなあるライオンの「ひみつ」に気づいた娘は、
じっくり聞いていました。
一見長そうな文字の絵本であっても、幼ないこどもに響いた素敵な一冊です。
ライオンが、どんなひみつをもってそこにいるのか、こころ温まる絵本でした。
親の私は、最後のシーンでライオンの周りに集まる子どもたちと女の子。
「あれ、女の子、大きくなってるの」と娘に尋ねたら、ちゃんと分かっていたようです。
お話の絵にも物語の続きがあり読み取れる力に、感動しました。
紙の本まわるよる
2023/03/26 10:12
まわるよるになったらどうしよう
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表紙の絵からは想像できない、とてもおもしろい不思議な奇妙なお話でした。
何が回るかな、目が回るのかな、夜が回るのかな、最初にいくつも想像しても思いつかないお話でしたから、読んでよかったです。
ゆっくりページを開き進めて、もう一度読み直した時には、絵の隅に「ここにいる」と改めて気づかされることも。こどもは絵を隅々見て繰り返し開いて読んでいました。
いつもの日常が、ふと、立場が自分と変わって、それになってみる。そんな体験が、
面白くも怖くも、追体験できる。奇妙なお話でした。
紙の本びんぼうがみとふくのかみ
2022/12/31 11:29
びんぼうがみとは
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「びんぼうってなに」と聞く娘と、楽しく読めました。貧乏な様が現代では掴みにくいのか、娘に聞かれて、同じ昔話でもこちらの作画を気に入りました。貧しいとはどんなものか、文字だけでなく、押し入れ奥の穴や、ネズミが顔を出している、蜘蛛の巣だらけ、食器が欠けている様子など、探しっこしてみました。
それでも人の良さそうな夫婦、貧乏神の痩せこけ具合が終いにはふっくらしてること、お屋敷になることなど見比べれるおもしろさもありました。
紙の本びんからだしてごらん
2022/12/31 11:20
心を見える形に表現
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誰もが、自分の気持ちを押し殺してしまう経験が一度はあるだろう日常で、この絵本と巡り会えて、心が軽くなりました。
こんな気持ち、あんな気持ち、つい人の目を気にして押さえ込む自分も、絵本の主人公と絵にある地下室いっぱいになる瓶の様子に重なりました。
題名がやさしく心のままにありのままに解放
し、受け止めてもらえる喜びを再確認しました。