hatonohiさんのレビュー一覧
投稿者:hatonohi
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2022/01/23 10:45
思い出と記憶
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もちろんタイトルは知っていた。
映画化されていることも知っていた。
なのに、何年も手に取ることがなかった本書。
読みはじめてすぐに後悔した。
「こんな面白い本、なんで今まで読まなかったんだろう」
読み進めて気付いた。
「この年齢になって読めたことは幸いだった」
学生時代の、顔やエピソードは思い浮かぶのに、何故だか名前が出てこない彼・彼女たちは元気だろうか。
そんな事を考えた。
出会えてよかった。
2024/06/01 17:54
不変の青春
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私は走ることが嫌いだ。
集団で活動するのも苦手だ。
そんな私でも、この駅伝チームは誰もが魅力的で、応援したくなってしまう。
自分もその場に居たくなる。
青春中の人にも、青春してた人にも、
多くの方に手にとって欲しい名作。
2021/07/18 00:43
日常の調べすら物語の一部になる
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話題になった作品だし…とりあえず、と、ぼんやり読み始めた。
何日かかけて、のんびり読書を楽しむつもりだった。
が、この作品はそれを許してくれない。
決して少なくない登場人物も、みな個性的に、そして愛おしく感じる。
頭の中に聞こえない筈の音楽が聞こえる。
ふと日常に戻ると、身体が無意識に秒針でリズムを取っていて、短くない読書生活でも始めての事におののいた。
上巻を読み始めたその日、息をするように下巻も手に入れました。
2021/07/17 18:09
喝采と余韻
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上巻が終わり、矢も盾もたまらず読み始めた。
ページを閉じた後、最初に感じたのは達成感だった。
無論、私はこのピアノコンクールには出場していない。
しかし、感動よりなにより先に感じたのは達成感だったのだ。
その明確な理由は分からない。
今このレビューはそれから何日も経って書いているが、
未だに目を瞑ると舞台とピアノが浮かび上がる。
きっと、何年経っても思い出せる作品。
きっと、何度でも出会い直したくなる作品。
電子で読んだが、久々にハードカバーを本棚に並べたいと思った。傑作。
2023/08/28 00:03
氷河期世代のためか…
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ほんとうにタッチの差ほどの年の違いなのだけど、氷河期世代の自分とは、こんなに感性が異なるんだなぁと驚いた。
とは言え、思わずフフフと声を出してしまうことも多数。
読みやすいエッセイです。
2021/07/17 16:12
「20」の作品集
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「20」をモチーフにした作品集。
表紙には華のある名がずらり。
一編が短いせいか、普段からの各作家に対する得意不得意の印象を他のアンソロジーよりも顕著に感じた。
好きな作品(思い出した順)
・if/伊坂幸太郎
・廿世紀ホテル/森見登美彦
・いま二十歳の貴女たちへ/白石一文
・20光年先の神様/木皿泉
挙げてみると、結局、日頃から好んで読む書き手が印象に残っている。
『if』はこれまでも何度も読んでいるのに、ここでも選んでしまい不思議。
さくっと「あの作家!」を体験するにはよい一冊。
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