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ガク爺さんのレビュー一覧

投稿者:ガク爺

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

紙の本できる教師のデジタル仕事術

2006/01/05 20:07

「仕事はバッチリです」という教師にこそ読んで欲しい一冊です

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 まず,読み始めて「大きな疑問」あるいは「大きな違和感」を感じました。
 それは,タイトルの“デジタル”と,登場する“カリスマ”です。
 確かに,コンピュータやインターネットをはじめ“デジタル”を使いこなしている教師について書かれています。執筆者のみなさんは,見事に“仕事”を進めてみえる“その道の第一人者”だと思います。
 でも,その内容は,「デジタル」や「カリスマ」は,表現の一つでしかありません。読者を制限してしまっているようで,もったいない気がしました。
 この本は,授業が大好きで,子どもが大好きで,魅力的な人を育てようとする「教師」の書いた「教師」のための本です。
 “デジタル”に臆する教師,“カリスマ”に腰が引けてしまう教師……,そんな教師にも,気軽に読み進める一冊です。
 単なるHow toを紹介しているのではありませんが,今からの“仕事”が変わってくる内容だと思います。
 何かを変えたい教師はもちろん,「今,困っていない」という教師,「バッチリです」という教師にこそ読んで欲しい一冊です。

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紙の本

学問する若者よ,新しい仮説の構築を

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 話題になり始めた頃に手にしましたが,予想以上に“統計数字の量”に戸惑い,読むのに時間がかかりました。
 書店などでランキング入りしていますが,“読者”のみなさんは,きっちりと読み切ったのでしょうか。
 「階層の存在」「“下”の増加」などを,統計資料を根拠に述べています。
 「そうだよな…」「確かに…」「そうかも…」と感じる内容も多くありました。
 でも,読者は,「上」「中」「下」が,統計資料のように分布しているでしょうか。ひょっとしたら,ランキングを作っているのは,「上」と「中の上」の読者なのか……。読みながら,そんな気もしてきました。
 資料の扱いをみていて,『統計でウソをつく法』 (ブルーバックス) を思い出しました。
 確かに,資料をもとに論述されていますが,“資料の価値や検討は十分なの”,“分析の仕方はよいの”といった疑問をもちます。
 この本の「よさ」は,学問する若者にとって,論述の手法を学ぶことができるこtではないだろうか。
 生の資料は手に入っても,そこから“論述できるところ”を切り取るのが難しものです。この本では,それが表と図にまとめられています。
 本のなかの資料から,《自分の論》を作ることができます。そんなトレーニングのできる本だと思いました。
 三浦氏は,「あとがき」のなか(p.283)で,サンプル数の少ないこと,多くが仮説であることを述べ,仮説が今後より精緻に検証されることを望んでいると書かれています。
 学問する若者が,この本から「階層社会」への“新たな仮説の構築”に挑んでいくことを期待した一冊でした。

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紙の本

教育に携わる人に薦めたい一冊

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 昨年の夏,会議の席であいさつされた高等学校の校長先生が,この本を紹介されました。
 そのとき一気には読み切れませんでしたが,1章ごとかみしめながら読むことができました。
 医療少年院の精神科医として,そこで出会った子どもたちの姿から,“犯罪を犯した子どもたち”の心を語っています。
 岡田氏は,新聞の書評で『脳内汚染』が取り上げられ,広く知られるようになりました。
 また, 『DZ』の作者「小笠原慧」は,岡田尊司氏のペンネームだそうです。
 小説のテーマが重い感じなのに読みやすいのは,“悲しみの子どもたち”を見つめる眼をもった氏だからなのだと,納得してしまいました。
 さて,この本に書かれている“子どもの分析”を,知識人に話すと,「そんなこと知らないのか」と叱られそうな気がします。
 けれども,その“知っている”のは,「心理学の教科書的な知識」であって,子どもの心・感覚ではないと思います。
 この本では,岡田氏の出会った「ケース」が事例としてあり,“子どもの分析”に厚みを感じます。
 そして,この本に出ている子どもたちは,特別なのではなく,目の前にいる“この子”と変わらないのでしょう。
 教育に携わる者として,子どもたちに“悲しみ”を感じさせないように学びたいと,姿勢を正した一冊でした。

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紙の本

紙の本千両花

2007/01/21 20:24

お天道様が見ているんだよ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 お加代さんの言葉が,社会に刺さります。
『お天道様(てんとうさま)が見ているんだよ』
 奉公先の米問屋が,一升枡を八合にしていることを,その店先で大声で叫んでいます。
 この場面では,正直者というより,問題のある者という印象でしかありません。
 読み進めると,お加代さんの「お天道様(てんとうさま)が見ているんだよ。恥ずかしくないのかい」という真っ正直にいきる姿がまぶしくなります。
 神田の口入れ屋の若旦那 伊之助の面倒見のよさに,さまざまな人が集います。その人たちの痛快な活躍が楽しめます。
 「笑いで世直し江戸の粋」を楽しめる一冊です。

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紙の本

まずは声を出してコラムを読むことから始めてみませんか

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「脳」が注目されるようになったのは,川島隆太氏の研究成果が大きいでしょう。
 先日見つけたのが『脳を鍛える新聞の読み方』です。
 内容は,大きく4項目。
  1 コラムを読む
  2 天気予報
  3 トップ記事のリード
  4 応用発展
 「コラムを読む」では,新聞の1面にあるコラムを声を出して読みます。それが「何秒で読めるか」と,かかった時間を記録します。
 ここは,今までのものと似てますね。手軽に使えるのがいいですね。
 どの新聞にも「天気予報」の欄があります。そこにある各地の気温で計算しようというものです。
 一覧にある「最高気温」と「最低気温」を足していきます。ここでは,2桁の計算になりますね。
 この本には,“目標グラフ”が載っていましたが,計算の力は50代から急に低下するようです。その年代の方は,急いで“手を打っておく”必要があるかも……?
 「トップ記事のリード」では,まず記事を「ひらがな」で(原稿)用紙に筆写します。
 この「ひらがなに直す」というのがポイントです。
 それがすんだら,次は,筆写した用紙(ひらがなのもの)を見ながら,別の紙に漢字かな混じり文にして筆写します。
 ひらがなから漢字への“変換”がポイントですね。
 頭がフル稼働しそうです。
 応用では,新聞を使った方法がいくつか出てきます。
 毎朝10分の音読と簡単なトレーニングで脳がめざめ,脳の活性化します。そのために新聞を徹底的に活用しようという提案の一冊です。
 脳が休憩モード(?)という方,まずは声を出してコラムを読むことから始めてみませんか。

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