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sfこと古谷俊一さんのレビュー一覧

投稿者:sfこと古谷俊一

171 件中 16 件~ 30 件を表示

紙の本日本史モノ事典 正

2002/07/13 12:59

ハンディな歴史モノ図典

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

古墳時代から第二次大戦後あたりまでの、日本の歴史上のいろいろなモノの図版が四千点掲載された事典です。
イラスト豊富で2500円は安く感じます。わりと珍しいものもありまして(コタツの断面図とか、千石船の構造図とか)面白いものになってます。

章題がページに書いてないのと、コンパクトサイズできちきちに書かれてるので、ちと事典としては引きにくいかも知れませんけど。ハンディ辞書みたいな感じにパラパラめくりやすいので、探すのはそれでなんとかなります。

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紙の本傭兵の二千年史

2002/07/13 12:57

傭兵がヨーロッパを変えた

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

傭兵になる機会も傭兵に出会う機会もない我々は、傭兵のことを、なにやら用心棒やなんかと思ってしまうことがあるような気がします。しかし傭兵はまず、戦争のために人殺しとして、組織的に雇われる存在です。その傭兵集団がどのようにして誕生し、どのような需要で利用され、いかにして歴史にかかわり、そして消えていったのかを、この本は解説しています。

傭兵の時代から国民皆兵の時代への入れ代わりのダイナミクスのあたりが、とくに興味深く感じました。
初期の傭兵は騎士の副業だったりしますんで、あんまり詳しくない人だと、中世の冒険のイメージも変わるかも知れません。

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紙の本死の蔵書

2002/07/06 01:35

古本にまつわる本好きのためのミステリ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

主人公は、当初は猟書家の刑事。事件の舞台は古本屋業界。古本屋を回って欲しい本を捜し歩いたり、本を軽く数千冊以上は持ってるような読書家には、いろいろと楽しみどころの多い作品です。
最初に殺された被害者は掘出し屋って商売です。フリーマーケットや値付けを工夫しない古本屋で一ドル以下で叩き売りしている中から、数十ドル以上で売れる本を探して、売ることで生活しているという。日本では背取り屋と呼ばれてるらしいですね。

地味めのハードボイルドにみえて、キッチリとミステリになってるかな。トリックは基本だけど、本の蘊蓄とからめて上手くまとまってる印象。アメリカの古本屋業界が見えて面白いですね。
書評を見ると、出てくる古書の値段は不思議に高いように思うひともいるようですが、絶版本のオークション価格などを考えると、あんなもんでしょうという感じ。

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紙の本惑星カレスの魔女

2002/07/02 04:04

たのしい冒険譚

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

どんどんエスカレートする事態、次々あらわれる強敵と襲いかかる窮地。それを知恵と度胸と意外な力でどんと片づけていく。小気味良いスペースオペラ。

いまだとライトノベル系のお手本ともなる作品ですね。まあ原作は1966年、最初に翻訳されたのも1987年。実際これに感銘を受け影響を受けた作家も多いのではないでしょうか。
シリーズでずるずると展開するような話と違い、一冊で大きく事態が動いて展開して行きます。最近の小説だと、これ一冊のネタで十数冊は書いてしまうんじゃあないでしょうか。

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紙の本ケイビング 入門とガイド

2002/07/02 04:03

洞窟探検の基本書籍

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ケイビング(洞窟探検)の基本入門書として著名な一冊。ケイビングの歴史と道具・技法、心構え、危険と対策、各種ノウハウ、用語集、そして日本の41の洞窟の詳細情報が詰まっています。
自然洞窟の天然の罠や地形にどのようなものがあるのか、竪穴と水没した経路が結構多いこと、などなど知らないことが沢山あったことに気づかさせられます。
半分ほどは洞窟の紹介に当てられ、それぞれの縮尺つきの地図、入る時の手続きや現場までの行き方、必要な装備や潜るときの細かな注意点、などが詳しく書かれており、読んでいるだけで洞窟に入る情景を思い浮かべることができます。

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紙の本ダーク・バイオレッツ 1

2002/06/25 23:45

限定された能力がいいかんじ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

霊を見ることしかできない少年が主人公、霊を触ることしかできない少女がヒロイン。怪異を引き起こす強敵に巻き込まれつつ出会い、事件を解決すべく頑張るお話。ちょっとした能力のある一般人に過ぎないのは、最近のライトノベルには珍しいと思いますが、品良く使われてるかな。
最終的解決方法が伏線はあったものの秘密兵器を使うタイプのものなので、もちっと創意工夫だけであったほうが良かったなあ。そのあたりは電撃hp掲載の外伝小説では多少改善されていたと思います。

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戦国京都を活写する

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

山科言継の日記を材料として同時代史料を駆使し、山科言継の生涯を中心にして、戦国時代の京都、貴族の生活や政治行動や窮状・対処などから、当時の生活や考えかたを解説していく本です。

山科言継は良質の記録を日記として残し、現存するものとしては戦国時代の貴族の最良の一次史料と言われています。戦国の世のなかで荘園が蚕食され、一部商人の独占権を保証することで得ていた収入も奪われつつ、それでも工夫をしつつ貧乏ながらも生き延びてきた貴族の生活が、良くわかります。
町衆の力、武家がどのように勢力を伸ばしていったのか、調停し保証する権威としての朝廷や幕府の意外な実力、当時最大最強の経済都市であった京都のありかたと戦乱。特に信長上洛前の京都の歴史的流れなんかは、知らなかったので興味深いものがあります。

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中世ドイツの庶民生活を史料から

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

昔のほんとうの生活程度や価値観念なんかは、情報が少ないわけですが。この本では、残された文献を史料批判しつつ、実例を示しながら生活を分析しています。中世とくに後半のドイツにおける徹底した史料分析の成果にもとづいた、当時の日常についての研究報告です。

農民叛乱での略奪への補償などから見る騎士たちの貧しい生活の実情や、当時の騎士の城の実態。都市民からの偏見ばかりが残されてきた農民の姿の復元。商人の利潤の無制限な追求と、宣誓の無価値化ののちに経済の発展とともに誠実さが必要になったこと。都市にどれだけの手工業者がどのように住み、その衣食住と祭りはどうだったのか。そしてペテン師・売春婦・無頼の徒などの、意外に人数比が高い都市の貧民たちの生活の実態と、救済のシステム。あたりが扱われています。

たとえば騎士についてでは。山城における地下水槽の重要性、馬上試合は城の庭などでは行なえない、城の防備人数の少なさと武器の備蓄の不足、生活のための菜園などの工夫、城の構造などなど、示唆的な細部がいろいろとあります。

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紙の本ポケモン・ストーリー

2002/06/16 10:56

多くを恵まれたがゆえの必然的大ヒット?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

あの日本最大級のキャラクタービジネスに成長したボケモンが、いかにして(さほど期待されずに)誕生し、それを育てる人たちにより大きく成長していったか。そのプロセスを追いかけるビジネス本です。

トップクラスの人間と会社が、優れて革新的なアイデア(ゲームデザインだけでなく企業戦略や運営システムを含めて)を用いて、大成功を修めた話という印象が。真似できないなあ、とうてい。
いささか最初のゲームの開発が成功した理由の肝心なところでぼかされているような印象もあります。なんにしても、良い製品を、良い戦略で最良のメディアを駆使して、大量の金を先行投資して売りまくるという印象のついてまわる本でした。もうすこしアイデアと工夫だけで初期の販売がまわったのかと思ったんですけど、そうでもないようなのが残念です。成功譚としては面白いんですけどね。

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紙の本邪馬台国はどこですか?

2002/06/16 07:54

酒場放談らしい歴史ミステリ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

酒場での歴史漫談という形式の歴史ミステリ。
突拍子もなく見える結論を、歴史事実や文献をうまいこと利用して、それらしく見せてしまう剛腕ぶりがステキです。トンデモな陰謀論的歴史解釈にも似たイメージがありますが、エンターテイメントになってるぶん、こちらのほうが良いですね。
ミステリの論理性ってのは、すきのない組み立てよりも、それらしく思えてしまうように情報を提供、論理を組みたてることにあるんだなあと痛感しました。

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植物の寿命を動物のそれと同一視してしまっている人はぜひ読もう

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

植物と動物の細胞などの構造や、生長システムの違いを解説して、なぜ一部樹木の寿命が長く見えるのかというのを紹介しています。

植物の構造・進化などについてまとめてあるので、高校レベルの生物を押さえてさらに知識を整理するのに便利ですね。抜けを補充して全体像を再認識できました。
東北と九州では同じ樹木でも倍ほど最高樹齢が違う、針葉樹はなぜ腐りにくいのかと木質の進化との関係、導管と仮導管の性能と寿命のトレードオフ、などなど盛り沢山。

巨木の数値データ・分布などの資料も参考になります。どうして長生きなのか、最高樹齢と地域差・気温差の影響についての実証データ、なども書いてありますしね。

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紙の本樒/榁

2002/06/13 22:38

ファン向けプレゼントという印象

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本が袋とじになっている密室本企画の一冊。えらくページ数が少なくて薄いというのが第一印象。樒と榁の二編からなる短編集(分量的にそんな感じ)です。
二編の重ね合わせを利用したトリックも、表のトリックもわかりやすすぎるかなあ。描写的には年月の変化の部分は面白いのですが、『鏡の中は日曜日』を読んでいないと楽しみにくいように思います。なんというかファン小説のような印象の、外伝といったとこですか。

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紙の本儲かる古道具屋裏話

2002/06/12 10:22

とっても楽しい古道具ビジネスの工夫とエピソード

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

飛鳥新社刊『古道具屋さんの経済原論』を改題・再編集したもの。自由が丘で古道具屋をはじめ、一味違う仕入れと売り方の工夫で、うまいこと楽しく生きてきた著者による、体験的な「かしこい商売」のノウハウが詰まったエッセイです。
安く仕入れたものに時代と顧客層にあわせた工夫をして売れるものに変える。売れるものを不要に思っているところから安く仕入れる。先読みしてブームになる前に仕入れて人気の出たところで売り抜き、ブームになってから高額で仕入れたりしない。話題になるような高額商品を看板代わりにする。雑誌が記事にしたくなるような話題性のある店作り。どれも、なるほどと思うものの、普通には実践できていない、思い至りにくい、実践しにくいコツがもりだくさんです。
それ以外にも、ロシア人に米軍のマニュアルや通信機の買いつけができないかと依頼された顛末や、ヤクザに防弾チョッキや足のつかないの調達を頼まれたこと、回収に出向いた先での悲喜交々などなど。できごとと人々だけでも、とっても面白い内容になっています。

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紙の本ポケモン・ストーリー 上

2002/06/12 05:44

ポケモンがヒットする経緯やいかに

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

あの日本最大級のキャラクタービジネスに成長したボケモンが、いかにして(さほど期待されずに)誕生し、それを育てる人たちにより大きく成長していったか。そのプロセスを追いかけるビジネス本です。
トップクラスの人間と会社が、優れて革新的なアイデア(ゲームデザインだけでなく企業戦略や運営システムを含めて)を用いて、大成功を修めた話という印象が。
いささか最初のゲームの開発が成功した理由の肝心なところでぼかされているような印象もあります。なんにしても、良い製品を、良い戦略で最良のメディアを駆使して、大量の金を先行投資して売りまくるという印象のついてまわる本でした。もうすこしアイデアと工夫だけで初期の販売がまわったのかと思ったんですけど、そうでもないようなのが残念です。成功譚としては面白いんですけどね。

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紙の本絶滅動物データファイル

2002/06/12 05:42

新生代の絶滅哺乳類

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

新生代の絶滅哺乳類と絶滅鳥類について、どのような生き物でどのような習性だと推測され、どのように滅んだと言われているのか、カラーイラストと解説で紹介する本です。新生代オンリーなので恐竜やなんかはなしなので、そのぶん哺乳類についての内容が濃いのが魅力です。
内容的に進化についての書きかたに違和感がありますし、資料的に古めの二次・三次資料っぽいのが主要な参考文献となっていますので、正確さや情報の鮮度に疑問はあります。まあ手軽な値段の入門書くらいに読むと良いんだと思いますし、イラスト狙いだけでも良いかも。

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