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りさこさんのレビュー一覧

投稿者:りさこ

55 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ウーさんちの子になりたい

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この料理本は私のバイブルとなりつつあります。
私はあまりお料理が得意ではありません。毎日何作ろうかとない知恵を絞っている日々を送っています。昔オレンジページを購読していた時期もありましたが、これが全然私の力になってくれませんでした。そしてある日この本とめぐりあいました。何気なく手に取ったんですが、なんかすごく食欲をそそるんです。んでもって、自分でも作れそうなんですよ。やはり料理が苦手な人にとって「自分でも作れそう」というのが大きなポイントだと思います。
ウーさんの作る料理はどれもお母さんの作る料理です。中華と和食の融合でもあります。ちょっと変化のあるご飯を作りたいなというときにとってもいい本です。
私がもう一つ気に入っているところはこの本の写真です。ウーさんの子供たちがお母さんに甘えている写真、食事をしている写真、笑顔があふれています。とっても幸せそうなんです。
お母さんの愛にあふれたこの一冊。私はもうページが取れてバラバラになってしまっています。なんたってバイブルですから。一度手に取って見てください。
最後に私の好きなメニューを紹介します。「トマトと卵のスープ、うどん」です。中華スープのうどん、いいですよ、これ。

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紙の本

紙の本殺しの四人 新装版

2002/07/22 15:24

梅安に惚れるとやけどするよ

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

藤枝梅安ってむかしむかしドラマでやってましたね。緒形拳でした。
あのときもかっこいいなって思ってたけど、本を読んでますますいいのだ。
頭のてっぺんから足の先、影や、梅安の残り香までが、絵になるのだ。
江戸という街に、梅安という男に、池波正太郎という作家に、仕掛人という仕事に恋をしてしまいそうです。

池波正太郎の本のもう一つのお楽しみは、お酒と食べ物。
お酒とか、おそばとか、ちょっとした小鉢料理とか、読んでいるだけで苦しくなるほど食欲をかき立てるのだ。
私は池波正太郎の本は老後になんて思っていたのだが、一冊読んだらもう止められない。人には勧めずにはおれない作家の一人です。

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紙の本

ジュラシックパークなんて目じゃない

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「ジュラシックパーク」っていう映画がありましたね。恐竜ががおーーーっていうやつです。あれをはじめてみたときにはけっこう怖かった。ほんとに人間を食べてそうだったから。でもね、あれは作り物なんですよ。想像なんです。この「栗林慧全仕事」は全部本物。全部生きてるんです。いまもこの地球のどこかで活動している小さな生き物達なんです。

 バッタってこんなに顔が長いのかぁ とか、仮面ライダーって昆虫をモデルにしたのね とか、カブトムシってこうやっておしっこするんだぁ とか、アリの表面って実はざらざらしてるんだろうか とか、ハチってほんとに蜜が好きなんだな とか、カミキリムシの触角ってものすごく長いなあ とか、カマキリに襲われたら腕をスパッと落とされそうだわ とか、トンボが古代は何メートルもあるほど大きかったと聞くけれどほんとにそうだったかもしれないなあ とか、とにかくいろいろなことを感じたり、考えたりできるすばらしい写真集なんです。

 写真を撮る上でいろいろな苦労があったとは思います。解説もたくさん載っていますが、とにかくとにかく写真を見ればその苦労はすべて実っていますよといいたいです。

 この写真集の中に「ネコvsカマキリ」のおもしろい写真があります。だまされたと思ってぜひ本屋さんで手に取ってみてください。きっとあなたはこの写真集を持ってレジに並んでしまいますから。

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紙の本

紙の本ポラロイドライフ

2005/06/30 10:04

ポラロイドをもって街へ出よう!

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本はポラロイド本体の魅力、写真の魅力、撮り方(遊び方)の魅力の三つから構成されています。オールカラーです。
このオールカラーってところがすごくいいんです。ポラロイド本体のコレクションをカラーで見るととってもカッコイイ。(絶対欲しくなる)
紹介されているポラロイド写真を見るのももちろんいい。(ヌードもあったりしてドキッととする)これを見るとポラロイドカメラを持っている人はすぐに写真を撮りたくなりますし、持ってない人はポラロイドが欲しくなります。
最後には撮影のテクニックも紹介してあります。接写とかフィルタ撮影とか。
ってことで、私も引っ張り出しました。JOYCAM(ジョイカム)っていうフィルムが小さいサイズのポラロイドです。フィルムもあるある。ここまでは順調。フィルムもセット。撮影。あれ?みんな黄土色だわ。(この色が不吉)なんとフィルム古すぎ。消費期限は99年7月。えー。がーん。6年前・・・。
私のポラロイド写真への思いは片思いで終わってしまいました。週末には新しいフィルムを買ってカッコイイ写真を撮るよ。
本を見るだけでも楽しいし、撮影心をくすぐられたらカメラをもって街へ出よう!

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紙の本

紙の本Riko 女神の永遠

2002/07/18 10:55

第十五回横溝正史賞受賞作

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

私が柴田よしきという作家とであった一冊目であった。
RIKOは緑子と書く。女性の刑事だ。バイセクシャルだ。恋人もいる。少なからず過去も背負っている。自分とはかけ離れた存在だけれども、男の中で働く緑子の姿に共感を覚えた。それがこのRIKOシリーズの人気の秘密だろう。
一つの事件を解決していくという形で物語は進んでいく。さすが横溝正史賞を受賞したなと思うのは事件だけではなく、恋も、愛も、性も濃厚に混じっていて、それがもう息苦しいほどなのだ。これを書き上げた柴田よしきの筆力にちょっと驚いたのだ。軽い気持ちで読むと酔いますよ。

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紙の本

最終巻

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 なんだ、この厚さは! 最近は厚い文庫も珍しくないけど、重いことには変わりない。通勤とか持ち歩きには全然向いてないです、ほんと。しかし、9巻まで読んで来た人にはなにがなんでも読まないと気が済まない最終巻である。

 もしこのシリーズをはじめて読む人はこの本を読んではいけない。そういう意味では評価を★1つにしておくべきかもしれないなあ。そして「すべてがFになる」を★5つにする。9巻まで読んでる人なら、★1つでも読むだろう。

 萌絵がロケットパンチを知らないなんて。これは笑えました。

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紙の本

ベールをはがせ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 昔は飛行機に名前が付いていた。その名は「よど号」。その昔空港には手荷物検査がなかった。無計画な若者たちは、北朝鮮に行こうとよど号をハイジャックした。

 この本は学生運動が盛んな時代のハイジャック事件について詳細に書いている。そして、そのあと若者たちがどのように生活し、活動し、生きているかを書いている。

 あの事件から長い時間が過ぎた。結婚して、子供も大きくなった。最近その子供たち(といっても大人だったような気がする)が日本に帰ってきた報道があったような気がする。あのときはぜんぜん興味がなかったけど、この本を読んでいればきっとテレビにくぎ付けだっただろう。

 国内で、海外で日本人がいなくなる事件がある。それがあの人たちの仕業であると書いてある。これがほんとかどうかは自分では確かめることはできないけど、この本はそのほかのこともたくさん調べていて、どんどん秘密のベールをはがしていく。そのベールの数は尋常ではない。ページをめくるたびに新しい驚きが記載されている。
 そして読み終わったときに、これはあの若者たちのことを書いた本じゃない、北朝鮮のことを書いた本なんだ、ということに気づく。

 この本の目次が平壌の写真になっている。読み終わってもう一度目次を見ると、背筋がぞっとする。

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紙の本

紙の本蜜月

2002/07/17 12:03

甘い香りで恋を誘う一冊

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「欲望」(小池真理子著)と表紙が似ている。
複数の植物の葉が、複数の女性の愛を表現しているのかもしれない。

人は生きている間にいくつもの恋をして、破れたり実らせたりする。
その恋の激しさは人それぞれでそっと見守るだけの恋もあれば、
相手を燃え尽くしてしまうほどの恋もあるだろう。
この物語は、一人の男性の死をきっかけに複数の女性が過去の恋を
思い出す。短編集という言い方はしたくない。というのは全部で一人の
男性を表現しているから。読み終わって感じたことは、自分も一人の
女性としてこの中の一人になり、天才洋画家・辻堂環と激しい恋を
してみたい、ということだった。それが怖くもあり、甘くもあり、
禁断の果実のようである。

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紙の本

紙の本方舟さくら丸

2002/07/16 15:24

いまはもういない安部公房

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

安部公房が亡くなってもう何年たつだろう。名前だけしか知らない作家の一人だった。「文学」という感じの難解さを抱えた人物のように思っていた。
死んでしまえばもう二度と新しいお話は生まれてこない。となると、いつ読んでもいいのだが、ふと思い立って読んでみた。

これはある四人の男女の物語。読み始めてみると全然難解ではなかった。どちらかというと冒険物語だった。文章の表現のあちこちに安部公房という作家の才能が数多くちりばめられていて、さすがという感動を覚えた。
単なる冒険物語に終わっていない、それでいて難解すぎない。私は安部公房への認識を改めた。ほかの物語にもぜひ挑戦したい。

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紙の本

紙の本第三の噓

2002/05/09 19:18

ほんとか嘘かなんてどうでもいいことだ

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『悪童日記』『ふたりの証拠』に続く三部作の完結編となる。
正直言って『第三の嘘』を読み終えたときにほっとした。
これ以上つらい物語が続くのは心苦しかったからだ。
それほどに嘘と真実の狭間で傷ついた人々の苦悩は深かったのである。
何が嘘で、何が真実であったかどうかは最後はどうでもよくなる。どこを取っても日本人の私には感情移入できない物語だったけれど、人々が生きた証、作者が表現しようとした世界は太い流れとして充分に伝わってきた。

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紙の本

島根の知名度を押し上げた男

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 竹下登、彼は彼が越えようとした田中角栄よりもとても体の小さい男だった。誰よりも野心家で、誰よりも努力家で、誰よりも淋しく悲しい男だった。
 私は彼と同じ島根県出身だ。日本の片隅で、これといった大きな産業もない小さな県である。東京の人に出身を聞かれて説明しても、たいていの人は鳥取県と間違えるような影の薄いところだ。しかし竹下登の出身県だというとたいていの人は、ああという顔をするが、喜んだりはしない。それは竹下登という人が、どういう政治をしてきたかということを日本人がよく知っているからだろう。

 いま鈴木宗男氏が世の中を騒がせている。彼が北海道にしたこと、北方四島にしたこと、アフリカにしたことが次第に明らかになって来ている。この本を読んで鈴木氏と竹下登とどれほどの差があるのだろうかと、考えながら読んだ。地元にお金を流し、お金で周囲を固め、一つ一つとのし上がっていく。その方法は全く同じだ。これはこの二人に限ったことではなく、きっと政治家なら当たり前のセオリーなのだろう。しかし、方や辞職寸前、方や総理大臣だ。

 田中角栄ほどに、竹下登という人はまだ語られていないけれど、彼の正体はまだまだこれから明らかになっていくだろう。こうした本が出るのがとても楽しみだ。

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紙の本

紙の本OUT 上

2002/07/26 19:51

コンビニ弁当の奥に広がる物語

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

まだ上巻しか読んでいないのです。だから、結末を知らない。
いろいろなことが私の心の中で渦巻きながら、これを書いています。

あなたはコンビニでお弁当を買ったことがありますか。
特製幕の内弁当、カルビ弁当、小分けそば・・・
あれだけの数のお弁当を作るとなるとお弁当工場は24時間体制を取らないと追いつかないでしょう。そこではたくさんの数の人が働いている。
主婦もいれば、外国人労働者もいるでしょう。
その一人一人に家庭があり、人生がある。
夫を殺した主婦がいれば、借金まみれの主婦もいる。引きこもりの息子を持った母もいる。祖国を離れて異国の空の下で米飯を詰める外国人もいる。
物語はこの工場から始まるのです。

直球勝負でぐいぐいと書き進める桐野夏生の筆力に圧倒されないように読みましょう。
夏にもってこいの一冊、いや二冊です。

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紙の本

紙の本大学病院ってなんだ

2002/07/22 15:10

読んでから入院するか、入院してから読むか

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

患者の取り違え、医療ミス、カルテの改ざんなどなどたくさんの問題が世間を騒がせている。それでも患者は大学病院に押しかける。いまはそんな世の中です。
よほど医療の世界に詳しい人じゃない限り、大学病院のことなんてわからない。
この本がすべてを批判しているわけではないけれど、実態の一部を見せていると思えば冷静になれるかもしれない。
私はこの本を読んだ後に大学病院に入院する機会があって大変面白かった。部長先生と私の主治医の先生はうまくやっているかしらとか、あの外賀部長は絶対独裁だとか、いらぬ想像をしつつ入院生活を楽しんでいた。
日本の医療がお金とうまく切り離せて健康と結びついた線路を走れるのはいつの日になるのだろうか。
最後に全国の大学病院の一覧がついているところがマジメなのか冗談なのか。

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紙の本

紙の本欲望

2002/07/17 11:48

小池真理子路線まっしぐら

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

表紙の植物の葉が怪しげでエロチックな印象です。
小池真理子ファンならこの物語は絶対に読んで欲しい。
人間の性という名の欲望、人を愛するという力、他人に対する嫉妬との葛藤。
そして最後に残るのはかなわぬ思い。
ああ、こうもありふれた食材でおいしいお料理が作れるなんて…。

もう一つの楽しみとして、三島由紀夫の作品について話し合うところが
出てくる。その紹介の仕方がうまくって、これを読み終わったらそちらも
読んでみようという気持ちになる。
そういう読書の連鎖って楽しい。
三島由紀夫なんてありふれてると思うかもしれないけど、案外そういう
名作って読んでないもの。これを機会に手をつけてみるのもいいものよ。

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紙の本

このわくわく感

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この漫画の影響で、ちまたでは少年たちが目を輝かせながら碁を打っているらしい。それを知って1巻を読んでみました。
主人公は小学6年生だから、子供たちにとっては等身大なんでしょう。大人が読んでも面白い。
大人であっても子供であっても、自分の成長を感じ取れたり、強敵と対戦したり、新しい友達ができたりするという刺激はわくわくさせられるもの。
さて、2巻を買いに行こう。

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