まちゅさんのレビュー一覧
投稿者:まちゅ
紙の本淋しい狩人
2001/06/06 07:52
本の魅力
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本をテーマに連続した短編集。面白いのは舞台が古本屋から始まり、そのイワさんというおばあさんと稔という少年が謎を解いていく。この二人の年の差のある会話は面白く、内容が淋しい雰囲気であるのに、楽しく感じられます。
ぜひ一読してみてくださいね。
紙の本堪忍箱
2001/06/06 07:11
開けてはいけない…だからこそ
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「開けると災いが起こる」という堪忍箱。代々受け継いでいく堪忍箱の謎が謎を呼び読者の「中身は何なの?開けちゃって」という欲求がとまらなくなるだろう。
江戸を舞台にして8っつの短編があり、どれもが人の悲しさや弱さが見えてくる。だからこそ謎の答は人を感じられる作品になっているのだろう。
紙の本地下街の雨
2001/06/06 06:36
地下街に雨はふる?
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極上の短編がきれいにならんでいる作品。「地下街の雨」は特に題名からも謎があふれていて私はすっごく好きなフレーズ。このまま歌にしてもいいんじゃないかと思っちゃう。
誰かと待ち合わせの時に読んでも、雨の日のひと時にも、電車の中でも、サラリサラリと読める謎の宝箱。
紙の本長い長い殺人
2001/06/06 06:31
まさかぁ
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実に変わった語り手にすっかり引き込まれてしまった。日本初、いや世界初の語り手ではないだろうか? いくつもに重なった話を結末まで案内してくれるのだが、それぞれのパートが個性の強いものになっている。
本当に宮部ワールドに入り込むと寝不足続きだと思わされた一冊。
紙の本平成お徒歩日記
2001/06/06 06:16
お徒歩しよう!
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小説以外の単行本として出された「平成お徒歩日記」は実に疲れる作品だ。
疲れるといっても、内容ではなくて、この日記を書くにあったって歩いた量のすごさに感服してしまう。灼熱の日差しの中を歩き、歩くのにままならない獣道を歩き、その中で起こるアクシデントが実に面白い。
この「お徒歩」の積み重ねがあるからこそ、宮部氏の時代小説はまるで今目の前にあるかのような江戸が書けるのではないかと思う。
ちゃんとポイントごとの写真や説明まであり、これを片手に江戸を歩いてみたくなった一冊。
2001/06/06 05:48
自然で遊ぶ
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最近、部屋でゲームばかりしている子供のことが問題とされているが、それは外に魅力がないからなのだろうか?もちろん家の近くに「森」があるという環境にいる子供も少なく、親が子供を「森」へ連れて行くのも時間も労力もかかるだろう。そして思い切って「森」に行ったところで、「どうしたらいいの?」と初めて体験する自然に子供はとまどってしまうのではないでしょうか。
この「森の学校」では自然を使った遊び方、楽しみ方がふんだんに盛り込まれていて、見ているだけでも楽しめる。木の実を使って動物を作ったり、普通の石に色を塗ってみたりしている子供の目はクリクリとしていて自然の魅力を全身で集中して体験していた。子供と自然の遊ぶきっかけにして欲しい一冊です。
紙の本みんなの秘密
2001/09/20 22:38
誰にでも秘密はあるもの?
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短編だとばかり思っていたら全ての話がリンクしているという不思議な作品で休みなく読み進めてしまった。誰にでも秘密はあるのだろうが、登場人物の生活環境や人付き合いの秘密が本当にありそうでゾゾっとしてしまう。特に女性は描かれ方が驚くほどに巧みで鋭い。
女性はもちろんですが、男性にも読んでもらいゾゾっとして欲しい一冊です。
紙の本ぐりとぐらの1ねんかん
2001/05/27 11:43
毎月が楽しくなっちゃう
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通常の絵本より少し大きめの「ぐりとぐらの1ねんかん」はページいっぱいに季節が詰まっています。それはイチョウであったり、トマトであったり、どんぐりであったり、ポプラの木であったりとさまざま。その中を思い切り楽しんでいるぐりとぐらとその仲間たち。
今月はどうやって季節を楽しもう?なんてときにページをめくると忘れていた季節の楽しみ方を思い出させてくれます。さてささて今月は何があるのかな?
紙の本カバンに色えんぴつ
2001/12/05 23:56
旅に出たくなる一冊
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絵をうまくかけたらいいなぁと思ったのは数年前のこと。そのときに水彩色鉛筆を買ったものの…引き出しの奥にしまいこんでいました。
最近になってこの「カバンに色えんぴつ」をみつけて、楽しくなって買ってしまった。もちろんサラサラっと絵が描けるようになろう、と購入したのだけれど、見ているだけでも楽しくなってしまうこの本。
写真もいいけれど、旅行に行った思い出を絵で表現できたら「絵を描いた」という思いでもできて楽しいですよ!!
紙の本美女入門
2001/09/20 22:21
美女になりたい?!
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美女に入門って何?というのが正直なところ。でも手にとってしまうところが、女性の弱いところだろう。テレビに出てくる芸能人や雑誌に登場するモデルを見てはため息が出てしまう。そんな人におすすめなのが「美女入門」だ。
著者の林真理子さんとともに美女を目指し、美女の苦悩を感じ、美女を笑いながら、美女への道を突き進んでみませんか?
紙の本ベトナムの料理とデザート
2001/09/18 18:10
おいしいベトナム
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最近、アジア料理がブームですが、アジアと一言にいっても沢山の国がありますよね。そのアジアの中でもベトナム料理の香辛料は特徴があって癖になりそうな風味。
本場のベトナム料理はお友達が来たときでも、いつもとは違うご飯でも、休日のランチにも作ってみたいものばかり。写真だけでも香辛料の香りがしてきそうな一冊です。
2001/09/10 18:22
元気印のお弁当
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おべんとうに求められることってやっぱり「午後もがんばるぜぃ」というパワーの出てくるようなものじゃないかな?最近では外食よりもお弁当人気の方が強くなってきていますよね。手軽に美味しく、なにより元気の出るお弁当をぜひ作ってみてください。お昼が楽しくなっちゃいますよ!
紙の本孤島パズル
2001/06/14 09:54
孤島に行こう!
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プライベートな孤島に別荘を持っている…なんて人はそうそういないだろう。嘆くことなかれ、有栖川ワールドの別荘にご招待しよう! きっと誰もが謎のあるリゾート気分を満喫してもらえるはず。
まるで孤島に入り込んでしまったと思うほどの描写、そして目の前に出される謎にすっかり虜になってしまうこと間違いなし! こんなに充実した夏休みを送ったのは初めてと思った一冊。
紙の本粗食のすすめ 夏のレシピ
2001/06/05 08:18
目でも美味しい
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食べることって体にとって大切なことだと分かっていても、食べたいものをたらふく食べてしまう私。ある夏の日に夏ばてになり食べたいような食べたくないようなというからだの具合の時に出会ったのが「粗食のすすめ 夏レシピ」でした。
表紙のトマトはさっぱりとしていてすがすがしい気持ちになってしまうほど美味しそう。中にもカラーでさまざまな料理が載っていて、見ているだけで胃腸の調子が良くなりそう。
体の喜ぶ料理は目にも美味しい!!そんな一冊です。
紙の本猫語の教科書
2001/12/06 00:17
我が家の猫の愛読書?
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我が家には一匹の黒猫がいる。鳴き声でなんとなく言いたいことは分かるけれど…もっと、猫の気持ちが分かればなぁと思う今日この頃。
この本は「猫後の教科書」ということだけれど、人間が人間に猫について書いているのではなく、猫が猫に向けて書いている本である。きっと「???」と思うだろう。私もはじめは「???」状態だった。けれど読み進めることによって分かったことがある。それは…猫の目から見た人間の姿なのだ。そして猫が驚くほどに賢く、計算高く、なにより愛らしいということ。
なんとなく我が家の猫の気持ちが分かったような気がする。