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  3. やまたのおろちさんのレビュー一覧

やまたのおろちさんのレビュー一覧

投稿者:やまたのおろち

24 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本いやでも楽しめる算数

2002/07/23 23:53

分数

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この本で印象に残ったのは分数の説明。1/3で割るということを我が子にどう説明しますか。ケーキの例ではよけいにこんがらがる。そのあたりをわかりやすく解説した名著です。なんたって気楽に読めるし、方程式をaとかxとか使わずに考えていくあたりはすばらしい。その他、アラビア数字の卓越した点とか、ゼロの概念の不思議とか、基本的なところほどおもしろいし、むずかしいということを実感させてくれました。

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紙の本もっとおもしろくても理科

2002/07/14 20:11

理科っておもしろい

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前作につづいてとてもおもしろく読めました。ビッグバンなんて実感できないけれど、なんか納得というかんじ。細かいところはとりあえずおいといて、本質の部分をザックリと突いているがとてもわかりやすい。中学や高校でもこんな感じで理科を習えば、自分の人生はすっかりと変わっていたのではないかと思われるほどです。
ただ、前作に比べて内容が高度になった分、シミズ博士の講義が長くなって、やや難しくなりました。

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紙の本四月に降る雪

2002/05/28 21:18

「過去に封印してしまった苦い感情」(本文より)って誰にもありますよね。

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女の子の微妙に揺れ動く心の世界をはじめて垣間見たような気がします。誰もが心の底にいだく淡く、醜い心のゆらぎ。人間という存在のなかにある、光と闇。現代は、あまりにも「闇」を葬り過ぎたのではないか? 闇を箱の中に封じ込めて、心の闇を現代はないがしろにしているのではないか、とおもいました。醜くたっていい、誠実であれば、自らの感情に誠実であれば……。

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紙の本空と風と星と詩 尹東柱全詩集

2002/07/14 19:53

ユンドンジュって知ってますか?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

尹東柱(ユンドンジュ)は韓国の詩人である。第二次大戦中日本に留学していたが、ハングルで詩を書きつづっていたために、ある日、独立運動の嫌疑がかけられ、特高に連行。その後、福岡刑務所に送致され、わけのわからぬ薬を何本も注射された挙げ句、獄死。
「死ぬ日まで天を仰ぎ/一点の恥辱(はじ)なきことを/……」(序詩)に始まるこの詩集からは、若さゆえの清純な感性がほとばしり出る。
朝鮮人弾圧のさなかにあって、決然とハングルで詩を書き、故郷や星々や弟たちを歌ったこの詩人の強さとやさしさが思われる。
彼の抱いていた哀しみ、彼の詩に流れる寂しいトーン。私たちはもう一度、そこに立ちもどらなければならないのかもしれない。

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紙の本檸檬 改版

2002/05/28 21:28

これは古典的名作

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

とても、とても、美しい散文詩的作品です。見たこともない当時の京都の町ががあざやかに浮かびます。しつこい憂鬱がたった1個の檸檬によって紛らわされる逆説。檸檬と出会う前と後の作者の心情の対照。深く深く心にしみ入ります。あるいは人生は逆説(パラドックス)に満ちているのかもしれません。

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紙の本1984年

2002/07/24 00:25

情報化社会

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この小説は近未来のSF小説であるが、現代の情報化社会の中に潜む恐ろしさを内包している。情報という得体の知れない物をだれかが一元管理したときに、小説にあるように過去の改ざんによって、現在が輝かしいものであると人々に思いこませたり、存在すら不確かな仮想敵国を信じ込ませたりというような、不気味さに背筋が寒くなる。この小説の出来事はある意味でこれから起こりうることなのではないだろうか。

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氷山の一角

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 私たちはついつい目に見える学力で子供たちを判断しがちである。具体的にはテストの点数とか、何かをやりとげた成果とか。もちろんそれはそれで大切ではあるが、人間の能力にはそういう方法だけでは測れないものがたくさんある。私たちはそのことを忘れているのではないか? 大人も子供も。教師も親も、そして子供自身も。「見えない学力を大切に」という言葉は、そのような私たちにとても大きな示唆を与えてくれる。
 山の高さを支えるためには豊かな裾野の広がりが必要だし、海面に出ている氷山を支えるためには海の下の見えない氷山が必要である。
 そんなことに気づかせてくれる良書である。

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紙の本和泉式部日記 上

2002/07/03 23:29

和泉式部

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平安時代の代表的歌人、和泉式部の一つの恋を描いた名作である。
情熱的で心のこもった歌を数多く残している和泉式部は、他方恋多き女としても有名である。それを非難する人もあるけれど、彼女の求めていた「恋」の奥にある純粋なせつなさは、萩原朔太郎が「千古の名吟」と評した「つれづれと空ぞ見らるる思ふ人天下りこむものならなくに」という歌からもうかがい知ることができる。彼女は自分に対してとても純粋であった。自己の感情に対して、とても誠実であったのだ。
この物語は1年ほど前に亡くなった恋人、為尊(ためたか)親王の思い出に浸っていた式部のところへ、その弟である敦道(あつみち)親王から手紙が届けられるというところからはじまる。二人は恋に落ちるのだが、平安時代と言う身分社会の中で、受領の娘(中流階級)と皇族(雲の上の人)との間の決定的な身分差はいかんともしがたい。
男が女の許に通う「通い婚」が普通であった当時において、窮屈な身分である親王の訪れは途絶えがちになる。そのような状況のなかで、親王は「召人」として式部を自邸に招くことを申し出る。召人というのは、主人に仕える「女房」のなかで特に主人と情交関係にあった者のことを言い、比較的恋愛が自由だった平安時代にあっても、社会的に軽蔑の対象となった存在である。そういう申し出を受け、式部は思い惑い、出家を考えたりもするのだが、結局、親王の申し出を受け入れる事になる。
そうした展開のなかで、思い惑う一人の女の心理が見事に、そしてかなしく表現されている。現代語訳はもちろん原文(古文)でも読み味わいたい作品である。

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紙の本文章読本 改版

2002/06/17 21:02

文章修業

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上手な文章を書きたいと願う人には必読の書。「名文を読む」ことの大切さ、「ちょっと気取って」というスタンス、「達意」ということの基本、などなど、とても参考になることが多い。さらに、引用されている文章の多彩さ、引用文を読むだけで、その本が読みたくなる。文章読本は数あるけれど、面白く、ためになるという点ではこの本が随一である。

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紙の本小僧の神様・城の崎にて 改版

2002/06/05 22:18

小説の神様

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城の崎にては、志賀直哉の作品の中でもとても素晴らしい作品です。さりげない小動物の死をとおして、生き物の生と死を考察した作品ですが、「生と死は対極ではないような気がした」「それほど差がないような感じがした」という心境は最近になって特に共感します。かつて「小説の神様」といわれた著者が現代では少し人気を失っているようですが、やはり志賀直哉の文体は素敵です。

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紙の本子どもたちが語る登校拒否 402人のメッセージ

2002/07/25 22:04

子どもたちの声を聞いて!

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いろんな子どもたちのいろんな感情が込められている。
乱暴な言い方をすると、登校拒否になる子は、きわめて感受性が豊かで、繊細で、物事をまじめに考えている子が多い。これですべてをくくることはできないが、そんな印象を受けた。
学校へ行けない自分に対する自責の念、学校に行っていないことに対する罪悪感。そんな文章や詩をまのあたりにすると、むしろこういう子どもたちの感性こそが正常で、彼らや彼女らを問題視する現代という時代に安穏と生きている我々の方が異常なのではないかという思いが去来する。

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不登校(学びの多様性について)

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不登校の問題は現在深刻である(厳密にいえば深刻なケースが多い)。しかし、その深刻さについて「何が、あるいは、なぜ、深刻なのか」という基本的な事柄が案外あいまいなままになっているのではないだろうか。
たとえば、不登校は「学校不適応」という言葉で言い換えられる。でも、「学校」に「適応」できないことは悪いことなのだろうか? 学びの場、あるいは学力を獲得する場は「学校」だけではない。「学校」は近代が生み出したいわば効率的に学びを獲得する場の一形態にすぎないと考えれば、「学校」に行かないことは効率的に、そして(国の補助があるので)安価に、学ぶという権利を放棄しているにすぎない。
したがって、そのこと自体はそんなにたいしたことではない。問題なのは、このことを「問題」だと深刻に考えてしまう点である。人間の心は常に不安定であり、「学校へいかない自分」を親たちが、先生が、そして自分自身が否定してしまう点である。そうした状況のなかで助長される自己否定がトラウマになってしまう点である。
多くの人に本書を読んでいただいて、不登校問題の「問題」になっている本質を考えてもらいたいと思う。

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現代の子どもたち

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学力低下や最近の子どもたちの学習時間の低下が叫ばれて久しい。それを受けて学習時間の確保とか、いかに学ばせるかという視点でのみものをいう風潮の中にあって、本書はなぜ子どもたちが学ばなくなったのかということを、子どもたちが置かれている現代日本の社会環境を鋭く分析している。
高度経済成長ははるか昔に終焉を迎え、したがって、それを背景にした、いままでの教育スタイル(ヨーロッパの近代文明に早急に追いつくことを至上命題としたいわゆる詰め込み教育<氏は東アジア型>という)の行き詰まりを指摘し、その抜本的改正とともに、学ぶことの本質にまで言及している点は氏の学識の深さを感じさせる。
氏の主張がどの程度教育の現場で受け入れられ、それが子どもたちの「学び」に反映させるにはどうしたらよいか方法論においてはやや抽象的ではあるが、「勉強」という日本独特の「学び」を表す熟語に象徴されるような、つらくて、厳しくて、耐えて、というような学習ではなく、豊かで、楽しくて、充実した『学び』の獲得こそが、これからの教育の基本となるべきだろう。

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紙の本天の夕顔 改版

2002/07/24 00:36

純粋な恋

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かくまでも純粋な恋愛がこの世にあるだろうか。これほどまでに一途な恋の物語がこの世にあっただろうか。「若きウェルテルの悩み」も「ロミオとジュリエット」もこの小説の純粋さには及ばない。奥飛騨の山の村にこもる主人公、花火とともに打ち上げる夕顔の花。源氏物語の夕顔の巻をもかすかに連想させつつ、主人公の哀しい恋は終わる。

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逆説的

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タイトルからして逆説的です。学校はどうしてこんなに子どもたちにとって「いやな場所」になってしまったのだろう、と考えさせられます。アフガニスタンのみならず、世界中には「学校に行きたくても行けない子」があふれています。
物事を本質から考えてみましょう。基本から考えるべきです。「なぜ」という問いを大切にしたいです。大人である私ももう一回、今の生活に「なぜ」と問いかけて見ようと思います。

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