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零螺さんのレビュー一覧

投稿者:零螺

6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本レベリオン弑殺校庭園

2003/01/12 16:55

前巻より、香澄の女の子らしさ、脆さが出ていたと思う。

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今巻は前巻よりも、重い内容だった。
恭介と香澄はずっと喧嘩しているし、恭介の従兄妹が絡んでいると言うことで恭介は苛々しているし…。

恭介がただの不良にレベリオンの力を使ったことに対して香澄が珍しく感情を露わにしたのは、恭介のことを本気で心配しているんだ…と言う事がひしひしと伝わってきた。確かに、恭介はそれなりに喧嘩慣れしているからレベリオン能力を使わなくても蹴散らすことは出来ただろうし、香澄の言うように警察を呼べば良かったと思う。そんな簡単なことにも気がつかなかった恭介は自分の力を強く見すぎているんだろう。香澄はその事を思って、恭介を叱ったんだと思う。

香澄が廃校で戦って帰った後の恭介の言い方は酷過ぎたと思う。
香澄はレベリオンの力を持っていようと、冷徹そうに見えても所詮は15歳の女の子だ。恭介はその事実を忘れている。もう少し、彼女をいたわってあげても良いんじゃないだろうか?

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紙の本レベリオン 放課後の殺戮者

2003/01/12 16:42

終わり方に少し愕然とした

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連続殺人犯に自分の尊敬していた先輩を殺された恭介が、一人の少女と出会った事から恭介の運命は変化していく−−

香澄の冷徹な性格と言う仮面を被っている中で恭介にだけ垣間見せる女の子らしい仕草や言動は、とても可愛らしく見える。
R2ウイルスを自らで作ってしまったため、その責任を感じ、たった一人で戦ってきた香澄には強さの反面、とても脆いところが在ると思う。その脆さを、三雲さんは綺麗に描いていると思う。

犯人としてまったく挙がっていなかった人物が犯人で、しかも自ら命を絶つという結末は、少し衝撃だった。てっきりハッピーエンドで終わるものと思っていたからだ。

香澄と恭介のこれからの関係がどうなるのかとても気になった。
次巻も、必ず買うと思う。

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ドキドキした

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とあるゲームに巻き込まれてしまった少女と、その少女を守るために戦う少年…。

この作品が他の作品と違う所は、ヒロインとヒーロー(主人公)がゲーム中に一回も会わないこと。まあ、厳密に言えば、一回だけ会って(見て)はいるけど、会話らしい会話は一切していない。
こんなちょっと特殊な環境でヒーローがヒロインを守りたい、ヒロインがヒーローを守りたい(支えたい)と思えるのかぁ?とか、勝手に心配してたけど、あっけなく私の心配は崩された。
最初の方はヒロインの事を言いたい放題言ってたヒーローだけど、最終的には『彼女を守るんだ!!』って言ってたし、ヒロインの方は、さりげなくヒーローを助けていた。う〜ん。すばらすぃ。
成績が学年最下位と言うのに、素晴らしい博識振りを発揮したヒロインには、ちょっと矛盾が残る…。まあ、彼女の場合、ただ単にやる気がないorテスト中にほかの事を考えてたんだろうけど…。

個人的に、この二人の今後が物凄く気になった。
続編希望!!…である。

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紙の本アナン 下

2002/11/10 16:37

涙で文字が読めなくなりました

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この作品を読み終わったとき、私の心には『愛って、こういうもののことを言うんだなあ…』と言う漠然とした気持ちが残りました。

アナンの将来を思ってアナンから離れていった父。
そんな父を必死で探すアナン。
そんな二人を、優しく見守る周りの人。


流が死ぬときの描写はとても泣けるものがありました。
そして、父を探すアナンの描写も、泣けるものがありました。

最後の最後までアナンは人の支えになっていた。そう思えました。
こうゆう作品には、後味が悪いものがあったりするんですけど、この作品は、読み終わった後にすっきり感が残ってよかったと思います。
また、何度も何度もくり返し読みたい作品です。

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紙の本アナン 上

2002/11/08 21:42

人間の生き方をありありと

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死のうと思っていたホームレスがゴミの中から赤ちゃんを見つけた—。

記憶喪失の流と捨て子のアナン。この二人と、その周りの人たちの過去の物語。
色に対して、幼い頃から執着していたアナンは成長するにつれてその才能を開花させていく…。

人の心を柔らかくし、過去の傷を癒す不思議な力を他の子より強く持っているアナン。そんなアナンに自分の過去の傷・罪を訥々と、淡々と、そして涙ながらに話す大人。
この、大人たちの半ば独り言のような話を聞いて(読んで)私は泣いてしまいました。人はそれぞれ悲しい過去を背負って生きているんだなあ…と、自分だけじゃないのかも…とも思えました。

アナンを身を挺して警察から守ったホームレスの人たち。
私は、この人たちのその後が気になりました。
世間的には、この人たちは悪い事をしている訳ですから、警察に捕まったのかもしれません。もしかしたら、他の場所でそれまで通りに暮らしているのかもしれません。
これは、読者が自分で考える…と言うことなんでしょうか。

下巻では、アナンは小学生になります。
このアナンの人生と、父親の流の人生を私は見守りたいと思いました。

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心の不安定さ、危うさ

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一人の美術部員が描いた七枚の連作。

文化祭中に起きた失踪事件に巻き込まれた空目達。異界を見、それを絵に描く事で自我を保っている美術部員。そんな先輩を見て『助けなければ』と思い一人で走り出す後輩…と、此処までは今までの作品とたいした差は有りません。異界に引き込まれ、事件が起き、その事により誰かが傷つく。これが、この作品のスタイルだと思っています。
でも、今巻は少し違う要素が取り込まれています。
例えば、亜紀が再び自分の周りを危険視し始めた事、稜子の武巳や皆への不安、武巳の自分は感染しているという事への恐怖。そして、その事で悩み、苦しむ。
その事を通して、自分には失うものがある、今の関係を壊したくない、と言う心の不安定さ、危うさが強く書かれていると思います。
どんな人間でも、弱いんだなあ…。と、改めて思った作品です。

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