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めだかの兄弟さんのレビュー一覧

投稿者:めだかの兄弟

153 件中 1 件~ 15 件を表示

<親の家の片づけ方>の取り組み方や片づけ方などのノウハウを学ぶことができるガイド本。

23人中、23人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

私は、この本に出合うまで、<親の家を片づける日が来る>、ということを全く考えていなかった。だが、よくよく考えてみれば、私の母は、65歳。万が一が、いつ起きても不思議ではないのだ。一人で暮らす母に何かあっても、実家から、飛行機で1時間半近くも遠く離れた地で暮らしている私は、すぐには駆けつけることが出来ない。まして、介護施設に入ったり、亡くなったりした場合、家の片づけ、どうしよう・・・。

 本書は、親が介護施設に入ったり、亡くなったりしたために、親の家が無人となり、親が残した家を片づけなくてはならないとき、片づけという実作業の大変さから、モノの多さにうんざりして怒りすら覚えた人など、さまざまなケースを15例紹介したもの。著者は、「15例の中に、もしかしたらあなたに似ているケースがあるかもしれません。これらの取り組みを参考に、ぜひ、あなたらしい親の家の片づけ片を見つけてください」というように<親の家を片付ける>それはいつか私自身の身に起こる問題として初めて意識した。本書の片づけ方や取り組み方のノウハウを知ることは、後悔しない片づけの一歩だろう。
 【第1章 2つの実例から見えてくる「親の家を片づける」ということ―その実態と意味、課題】、【第2章 親と同居するために実家に戻る、実家をたたむ】、【第3章 亡くなった親の家を片づける】、【第4章 片づけを始めたものの、なんとか終えたものの……「親の家の片づけ」で疲れ果ててしまう人】、【第5章 生活研究家 阿部絢子も「親の家の片づけ」に取り組んだ】、【第6章 これだけは覚えておきたい「親の家の片づけ」の基本ルール】、【第7章 疲れすぎない、途中で挫折しないために知っておきたい 有料サービス活用法】、【第8章 「親の家の片づけ」を子世代の負の遺産にしない方法はある?】
 私の場合、母の家は、1階が店舗で2階が住居のため、住居だけじゃなく店舗の片づけもしなければいけない。15例のなかで似たケースはなかったが、【第6章】の≪仕分けしたものの置き場を確保する≫、≪コーナーを決めて、ひとつひとつ順番に片づける≫、≪迷ったら作業は進まない。迷ったら保留≫など、他9項目の片づけ方を参考にすれば、大変な親の家の片づけも、前向きに取り組めそうだ。
 遠方で片づけが無理な場合は、本書で紹介されていた、『かたづけや本舗』のような片づけ業者などの有料サービスも利用するのもいいかもしれない。だが、可能な限り立ち会うようにした方が賢明かも。私の友人の母は、死後1週間で発見され孤独死だった。家の片づけなど遺品整理を、片づけ業者に頼んだそうだ。全部処分にしたため、自分自身のアルバムなどの大切な思い出も、捨てられてしまったことを、ひどく後悔していたからだ。片づけ業者のメリットやデメリットを熟知した上で、利用するのも一つの案だろう。
 親の家の片づけを考えると同時に、私自身も何が起こるかわからないのだ。部屋の片づけ、不要な服の処分など、<出来ることは元気なうちに片づける>を鉄則にしなければ・・・。

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紙の本発酵食品食材&使いこなし手帖

2013/01/31 19:08

おいしくて体にいい発酵食品のメリット、活用法など満載♪

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

<体にいいといわれる発酵食品を、日々の食生活に上手に取り入れたい>という私の願いを、満たしてくれたのが、本書である。【第1章 人気の発酵食品】、【第2章 大豆と野菜の発酵食品】、【第3章 伝統調味料】、【第4章 乳の発酵食品とパン】、【第5章 魚と肉の発酵食品】と5つの章に分けて紹介している。食品紹介のページでは《1、食品名 2、発酵データ 3、特徴的な栄養成分 4、食品の性質や特徴の解説 5、おもな産地 6、保存法 7、選び方 8、活用方、豆知識 9、オススメの食べ合わせ》と“至れり尽くせり”の内容で大満足の1冊。

 【発酵食品って何?】の解説に、《腐敗と発酵はどう違う?》の説明も含まれていた。「発酵と腐敗は、同じ微生物による食品の変化で、その違いは、ただそれが人間に役立つか否かという点だけ」と。<臭い匂い=体に悪いもの>ではないとはいえ、一見腐敗と思えるものを口にする勇気はいかほどか。先人たちの勇気と知恵のおかげで、現代の豊かな食生活があるのかと思うと、感謝しきりである。
 【発酵パワーってこんなにスゴイ!】には、《1、食べものをおいしくする!  2、栄養価をアップする 3、腸内環境を整え、免疫力をアップに役立つ 4、代謝を上げてダイエットとアンチエイジングをサポート 5、食品の保存性を高める》と5つのメリットを紹介している。【発酵に関わる菌とその働き】では発酵食品を作る代表的な微生物とその働きを紹介し、【発酵効果が高まる食べ方5か条】には発酵食品の働きを生かす食べ方(毎日続けて食べるなど)が載っている。
 【発酵食品を作ろう】では、《塩麹》、《納豆》、《ザワークラウト》など全部で11種類の作り方がある。作りやすい分量の材料、カラー写真と解説による手順、保存方法、保存期間が載っていてわかりやすい。《塩麹》、《みそ》の作り方で驚いたのが、「家庭で塩麹やみそを仕込むときは、納豆菌に注意が必要です。納豆菌は繁殖力が強いため、麹を扱う際に付着すると麹菌が働かなくなってしまうことがあるのです。麹の製造業者や日本酒を作る杜氏は、納豆を決して食べないという話もあるほど」。我が家には冷蔵庫に納豆が必ずあるので、納豆菌に気をつけて《塩麹》を早速作ってみた。材料は、米麹(乾燥)、塩、水(分量は本書参照)のみ。作り方は、米麹をほぐし、塩を加え、水を加えて混ぜる。煮沸消毒した保存容器に入れて、軽く蓋をかぶせて1週間~10日ほど室内におき、1日1回清潔なスプーンで混ぜるだけ。納豆菌の被害なく? 無事に完成した塩麹は、《あさりの塩麹パスタ(レシピあり)》に活用。麹の香りが食欲をそそる一品に仕上がり、家族も大満足♪
 <発酵食品が体に良い>ということは理解していたが、発酵食品のメリット、パワーを改めてよく知ることができた。“健康家族”を目指すためにも、本書を活用し日々役立てていきたい。

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甘くない=砂糖無し。“素材の甘さ”を実感できるおやつ満載。

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ここ数年、料理家の人口増加? のおかげで、レシピには事欠くことがない。数多くいる料理家のなかでも、飛田和緒のレシピは、シンプルで素朴で温かみがあって、好きな料理家の1人である。著者が「材料が揃わないとできないおやつではなく、どうにでもなるおやつがいい」というように、ちょっと作りたいときに、家にある材料でパパッと完成できるおやつは無理がない。私の子どもたちは、スナック菓子には目がないけれど、<おいしい>の言葉は、手作りおやつの時が断トツ多い。“母のおやつ”で、元気に大きくなってもらわなきゃ♪
 
 ● 野菜で作るふだんのおやつ《じゃがいもおやき、野菜チップス、干し野菜、他14種類》
 ● 待たせないパンのおやつ《焼くだけのトースト、チーズフレンチトースト、他22種類》
 ● 作りおきで簡単おやつ《小魚ミックス、ソーセージのディップ、他10種類》
 ● 私が大好きなもちのおやつ《焼きもちとゆでもち、おかき、他5種類》
 ● やっぱりお米のおやつ《お赤飯のおむすび、ちび中華ちまき、他10種類》
 レシピの傾向を一口で言うと、「ちょっぴりボリュームのある、お砂糖なしの辛党おやつ」をつめこんだもの。砂糖が必要なのは、《ちび中華ちまき》、《中太巻き(卵焼き)》、《ちびいなり》と、3種類だけ。甘味は食材から引き出してあるから、砂糖がなくても充分なのだ。
 私は、<かぼちゃのおやき>が好きでよく作っていたが、《じゃやがいもおやき》は初めて。著者が友人のお母さんにごちそうになったときは、もちもちとしていて、弾力があって、なんともいえないおいしさだったそうだ。作り方は、じゃがいもは皮をむき、すりおろして水気を切り、にんじんは千切り、長ネギは小口切り、ちくわは2~3mm幅に切る。じゃがいもの水を切ったら、にんじんなどを入れて塩をふり全体が均等になるように混ぜる。フライパンに油を熱して、食べやすく小さくこんがり焼いて、ポン酢じょうゆでさっぱりいただくおやつで、腹持ちも良いので、食べ盛りの中学生の娘は、特にお気に入りの一品。
 エッセイと共に、著者と、著者の娘、リフォームしたキッチン、海などのカラー写真も載っている。おやつにまつわる思い出とか、ダイニングキッチンから、海を眺めることのできる環境など、住んでいる場所を、とても気に入っている様子が伝わってくる。都会で暮らしていたときにはわからなかった、月明かりのまぶしさなど、エッセイにしたためているのを読むと、自然体で素朴な著者の人柄が浮かびあがってくる。そんな人柄が、レシピに表れているようだ。
 エッセイの項は、【ケーキよりおかきが好き】、【ベランダからの海の景色】、【夏のおやつの定番はゆでた野菜です】、【地元の食材が、いつものおやつになります】、【いつもの料理はこんなキッチンで作っています】、【便利な食材を使うと、より手早く作れます】。母親目線のレシピ&エッセイは、<手作りおやつっていいな>と改めて実感できる1冊である。

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子どもと一緒に“料理”をすると、いいことがいっぱい増えていく♪

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 小学4年生の娘は、料理とお手伝いが大好きである。母としては嬉しい反面、教えることが苦手で、ついつい口うるさくなってしまう。娘の“やる気”を摘んでしまわないためにも、この本に頼り、楽しい気分で料理を作っていき、「料理って楽しいね♪」が口癖になってくれたら嬉しい。

 休日の朝に、親子で楽しめる朝ごはんレシピが、全部で42種類。休日には、いつも遅くまで寝ている娘だが、この本の休日の「朝ごはん」を習慣化していけば、生活習慣も見直せるし、料理も上手になっていくだろう、まさに一石二鳥である。娘が選んだのは、「こんなの簡単だよ」の、《ポテトのチーズ焼き》。4人分の材料が載っている。必要なのは、「じゃが芋4個、ピザ用チーズ、バター小さじ4」である。「小さじってなに? 」、「耐熱皿はこれでいいの? 」という質問に私が答えてあげると、「ふーん」と楽しそうに準備を始めた。わかりやすい解説、手順はすべてカラー写真である。手順どおりに作り、完成。見た目はおいしそう。だが、食べていくうちに、じゃが芋が生だったので、再度、レンジに入れた。本には載っていないが、レンジで6分という時間は、絶対ではない。だけど、その通りにしないとダメ、と思い込むのが子どもである。レンジにも温度の高低差もあるし、じゃが芋も、大きさはいろいろあるのだから、6分では足りないことだってあるんだよ、と学んだことで、臨機応変に対応していくだろう。

 【親子で料理を楽しむコツ】に、“禁句”の、「ダメダメ」、「早く」、「急いで!」ではなく、反対の言葉の、「だいじょうぶ!」、「それでいいのよ」、「よくできたね」などの言葉を言ってあげるだけで、落ち着くし自信もつく、という。禁句を言っていた私は、ドキッ。確かに、言われていた娘は私にうんざりしていたし、教える私もヘトヘトになる始末であった。子どものやる気が出る、“魔法のコトバ”を忘れずに、これからも一緒に料理をしていき、すてきな女の子へ成長するように、あたたかく見守っていきたい。

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お産の知識は、年代に関係なく、世の中の女性に必要だと強く感じた

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自分が20代前半のときから、子供は早く産みたいと願っていた。“早く”の理由は、多々あるなか、一つは、「高齢出産」のリスクが怖かった。当時の本では、ほとんどがリスクを持ち上げていて、例えば、染色体異常の率が増えることなどが、トップで扱われていて、< 30代前には、産まないと! > という脅迫概念にとらわれていた。
幸い? 自分の願い通りに、20代で、二人出産。二人とも普通分娩で産まれて、五体満足で元気である。高齢じゃなかったから、無事に安心して産めた。という、図式が自分の中で、成り立った。
いま30代後半の“高齢”である自分。友人の中で、高齢出産に踏み切っている人も何人かいるなか、問題なく産んでいて、五体満足である。もしかして、自分は誤認識しているのかな? と思い、改めて、高齢出産に対して勉強したくなった。探して出会った本が、この本である。4人の高齢出産のケース、著者と漫画家と作家の三人の「お産トーク」、妊娠中や出産後のセルフケアの紹介をイラストで見ることが出来る。女性の心身をよく理解して、産む前、産む時、産んでから・・・など、高齢出産のノウハウが詰まっていた。活字がおおいのだが、わかりやすくて、読んでて疲れない。
そうそう、この本に書かれていたのだが、知っている人もいるのだろうけれど、私には、寝耳に水であり、< へ〜! > 。それは、P13にある、「子供を産むか、産まないか、産みたいならいつか、何人産みたいか、その前提となる性的な生活についても、女性が自分の意志で主体的に選択する自由がある」という、WHOの権利の保障を謳った文書があるらしい。
今、30代以上、未婚、子ナシは、“女の負け犬”というレッテルを貼られた人には、この権利は、なんとも心強い文書であろうな。

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「「やってはいけないこと」を知ることとは、「やったほうがいいこと」を知ること」

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 私は以前から風水に興味があり、我が家は、風水を参考にしたインテリアになっている。「やってはいけない風水」はしていないはず、と自信満々に本書を開いたら、知らずにやっていることがあって驚いた。本書は、「すぐにできる」ちょっとした改善が満載。「運気の体質改善」へと導いてくれる1冊である。

 本書は、テレビ朝日『お願い!ランキング』発の企画をより充実させ単行本にしたものである。著者は、「風水は、中国で何千年もの歳月をかけて構築された風水学という学問であり、どう捉え、どう活用するかはその人次第。「環境が人を作る」という言葉もあるように、風水をより良い環境作りに役立てていただけたら・・・」という願いを込めて、日々の生活ですぐに実践できる風水ポイントを紹介している。【第1章 やってはいけない風水 基本編:「風水」とは?/「気」とは?/陰陽五行説とは?/紫月流風水とは?/】、【第2章 やってはいけない風水 おうち編:玄関/トイレ/洗面所/お風呂/キッチン・ダイニング/リビング/寝室/廊下・階段・壁/収納】、【第3章 やってはいけない風水 オフィス編】、【第4章 やってはいけない風水 行動編】、【第5章 目的別にどんどんやりたい風水:恋愛運+結婚運アップ/金運+仕事運アップ/健康運+ビューティー運アップ】、【あの人気芸人の自宅を鑑定!~テレビ朝日『お願い!ランキング』より:もう中学生さん 他5名】。他に、column.6項目があり、色や香り、方位、開運モチーフ、開運ドリンクなども紹介されている。風水と組み合わせることで、運気アップが期待できそうだ。全体の構成は、風水ビギナーでもわかりやすく《やってはいけない》のタイトル、絵、解説があり、ちょっとした改善のポイント《どんどんやりたい》がある。

 我が家の「やってはいけない風水」は、トイレに自分の写真を貼っていたこと。《やってはいけない3:トイレで予定を立てる》を見ると、トイレにカレンダーを貼り予定を立てるのはご法度だという。「トイレは陰の気が多い場所なので、計画したことに厄(負のパワー)がついてしまいます。(中略)また、トイレに自分の写真を貼るのも×。自分自身に悪い運がつき、特に健康運が下がってしまいます」と・・・。《どんどんやりたい》ことは、「予定を立てるなら他の場所で。貼るなら花や自然の写真を」。我が家は、カレンダーは貼っていないが、家族写真を貼っていた。特に下の娘の写真が多く、病院に行く回数は家族の中で一番多い。すぐに改善したのは言うまでもない。本書の解説には、「それまでに積み重ねてきた悪い習慣が長ければ長いほど、変わるには時間がかかります。最低でも3ヶ月は続けて欲しい」とある。5年は貼り続けていたので、時間がかかるということなのね・・・。せっかちな私だが、風水は漢方のようなものだというし、あせらずコツコツと運気の体質改善を続けていきたい。

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紙の本ぷるぷるプリン

2008/11/18 11:00

プリン三昧で身も心もプリンプリン♪

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 私は、子どもたちのおやつは、手作りが一番安心だし安全だと思っている。だけど、諸物価の値上がりで家計が圧迫されぎみになり、値上がり幅の大きい小麦粉、バターを多量に使用する焼き菓子などはしばらく封印せざるを得ない。その代わり、我が家の冷蔵庫に必ずストックしてある卵と牛乳の、比較的に値上げの“ダメージ”が少ない二品を使い、家計にも体にも優しいプリンを当面、作ることにした。< 簡単、安い、おいしい、三重奏のプリン > を求める私のリクエストにも応えてくれる、プリン満載のレシピ本である。 

 Chapter1 ベーシックプリン:5種類
 Chapter2 いろいろな味のプリン:20種類
 Chapter3 アレンジプリン:8種類

 最初に作ったのは、子どもたちのおやつに最適だと思える【ベーシックプリン】の中の〔電子レンジで作る場合〕。作り方はプリン生地とキャラメルソースを作り、後は電子レンジにのせるだけ。< 手順も片付けも楽で、普段のおやつにピッタリじゃない? > と憶測した以上に、プリンってこんなに簡単でいいの? と拍子抜けするぐらいだった。20分もあれば形は作れる。ただし、“真の完成”にたどり着くまでは冷蔵庫で2時間以上冷やさなくてはならない。その時間があるから、子どもたちの目の前で作ると、まだ食べられないの~? とせっつかれる羽目になる。そこで、子どもが寝てから作り、翌日の夕方に、おやつで出した。期待のままに、「いつ作ったの? おいしい~」と大喜びの顔を見られて、私も満足。今度は、チョコ好きのパパにも喜んでもらえそうな〔チョコレートプリン〕に挑戦しようっと♪

 私は最初に電子レンジで試したが、正統派であるオーブンでの作り方はもちろんだし、蒸し器でも構わない、はたまたフライパンも載っている。各家庭にある器具に合わせて、自分の好みでチョイスしたい。ちなみに〔キングオブプリン〕の焼き時間、140℃のオーブンで40分、蒸し器だと15~20分、フライパンは20分ほど。巻末には、〔プリンの基本材料〕をカラー写真付きの解説で紹介してあるし、〔いろいろなプリンの型〕も載っている。〔プリン作りのトラブルガイド〕は、作る前に読んでおくと成功率も高くなるだろう。型や大きさによって加熱時間も変わるし、「す」を立たせないためのコツも載っているからだ。

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本物の野菜とは何か? ・・・野菜の知識を得て、“見る目”も養える。

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 野菜を選ぶための“見る目”が自分にはない。だから、ガッカリする味に出合うこともある。その上、近年、食の偽装事件なども横行し、味と同時に食材への不安も募る。この本は、ある(知る)べき“本物の野菜”の姿を見せてくれる。

 著者は、料理人を経て、レストラン向けの青果の卸しをして27年になるという。長女が生後まもなくアトピー性皮膚炎となり、食と体質の関係に気づかされ、食べることの大切さを痛感したそうだ。無農薬自然栽培を支持し、安心・安全な野菜を見極める達人である著者が選んだ野菜(季節の野菜:25種類、定番野菜:3種類)は、食卓にもよく並ぶおなじみのものばかり。それぞれの野菜にはレシピも載っている。他に、【ベジブロス(野菜を煮出したもの)、野菜ピューレ、おすすめの調味料、内田流手作り調味料、コラム1~3(農法、種、生産者)】もあり、正しい野菜の選び方、扱い方をカラー写真、解説入りでわかりやすく伝授してくれる。
 私は野菜の中でも、特にトマトが好きだけれど、当たり外れが多いのが悩みの種。その原因として考えられるのは、トマトだけに限らないが、旬が“いつ”なのかわからないほど、毎日同じ野菜が並んでいるからだろう。著者は、「それぞれの野菜の「旬」を見極めることが必要」と言っている。そして、「目利きになる第一歩は、「旬は露地栽培にある」と覚えること」だそうだ。「産地」、「品種」、「栽培方法」を知ることが必要だという、覚えることがたくさんだが、好きな野菜からなら無理はない。
早速、この本で学んだ“目利き”が出来るか、大好きなトマトでテストしてみた。「重さ」と、「お尻の部分の放射線状の筋がたくさんある」ものを選び、水に入れてみた。結果、トマトは沈み(沈むと糖度が7度以上あるという)、味は甘くておいしい。自己採点だが、目利きは大成功♪ 

 見極めるための“知識”を得ることは、自分のため、家族のため、何よりおいしい食生活のために必要不可欠である。より良いものを選別し、時にはレシピを添えて野菜を顧客に届けるという、そんな多忙な八百屋を営みながら、私たち消費者のために、素晴らしい本を作ってくれたことに、《ありがとうございます》と、感謝の気持ちを著者に伝えたい。

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紙の本ぐるんぱのようちえん

2006/05/02 10:08

“笑顔”でいられる居場所っていいよね

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 娘と一緒に読みおわると、二人で拍手するのがお決まりの、< 希望と勇気 >を教えられる素敵な絵本。
 主人公の、おおきなぐるんぱ(ぞう)が作り出すものは、どれも特大サイズ。「おおきな おおきな びすけっと」「おおきな おおきな おさら」「おおきな おおきな くつ」「おおきな おおきな ぴあの」「おおきな おおきな すぽーつかー」どこの店でも「もう けっこう」といわれ、しょんぼりのぐるんぱ。仕事に一生懸命なだけに、かわいそうで切なくなるようで、娘は読むたびになみだ目。それでも、この本を何度でも開く。
 ストーリーに、どんどん引き込まれていく。仕事を一生懸命やっても、ぐるんぱのようにうまくいかないこともあって、しょんぼりすることもたくさんあるから。
 最初はひとりぼっちで、悲しい顔のぐるんぱが、最後は大勢のこどもたちに囲まれて、幼稚園の先生になって、笑顔のぐるんぱになった。自分の居場所をみつけたぐるんぱに感動。
 拍手〜♪

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この辞典は台所の救急車である。

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

< こんな便利な本があったんだ! > まさに目からウロコ。たとえば、料理の本はたくさんあっても、まさか「料理の辞典」は、ないだろう。と思っていた。とにかく見つけて嬉しい。しかも3年前に出版されていたなんて! まったく知らなかった。
料理関係の本でも、国語の辞典のような本が欲しかった! 例えば、「鶏のから揚げ」を作りたいときに、「と」を開いたら < 鶏のから揚げが、載ってる〜♪ > みたいな。著者の小林カツ代の、この本を作る動機が、「結婚したてのある若い女性が風邪気味の夫のためにおかゆをつくりたいとおもったけれど、さて作り方がわからない。(中略)本屋に走った。料理の本は多すぎるほどあったけど、おかゆの作り方はとうとう見つからなかった」とある。そして「焦る彼女の気持ちの切なさがよくわかる。あれを作りたい、あれが食べたい、あの料理の作り方は?といったとき、すぐにパッとわかる本はできないか」と。
なんと百数十冊の本を出している著者。一個人のレシピだけで辞典という形をとるのに、三年もの歳月がかかったという。料理レシピ(2448種類)の他に、「料理コラム・索引(調理法別索引・素材別索引・メニュー別索引)」がある。P937〜「総索引」を開くと、簡単にレシピを探せる。先日、我が家の冷蔵庫を開いて、愕然・・・「たまご」しかない・・・。そこで本書を開いたら、たまごから始まるレシピだけで20種類以上のレシピがあったので、参考にした。その日は「玉子丼」を選んだ。レシピでは、焼きかまぼこと玉ねぎと三つ葉が書かれているが、生憎、本当に何もない。しかし、ちょっとだけ長ネギが、かろうじてあり、玉子と長ネギで手順や調味料はレシピを参照につくった。調味料に、だし汁って書かれているんだけど、本書には「だしをとる」ってレシピがあるので、それも別に参照し作った。
そうそう、コラムに「だし」についてかかれていた。この「コラム」・・・知っているようで知らなかった、料理や素材などの由来が書かれている。料理などの雑学をたくさん知っておきたい私、こういうコラムがあると嬉しさ100倍になる。

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紙の本ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと

2012/08/31 18:05

自分の仕事に誇りをもてるようになれる1冊

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1983年4月15日、千葉県浦安市に東京ディズニーランドが開園したとき、私は14歳であった。高校3年の時に初めて行って以来、2年に1~2回は行っているほど大好きな場所である。本書は、著者が体験した、清掃の仕事の素晴らしさや、さまざまなエピソードを元にした、【第1話 夢の国の落し物】、【第2話 月夜のエンターティナー】、【第3話 魔法のポケット】、【第4話 夢の、その先】、4つの感動の物語は、「仕事が夢と感動であふれる」ものであった。

 どの物語も涙なしでは読めなかったが、なかでも、【第3話 魔法のポケット】は、清掃の仕事に偏見を持つ親と、清掃の仕事に誇りを持つ娘の感動の物語に心を打たれた。偏見を持っていた親が、娘の仕事の素晴らしさを理解し、娘の上司である、金田(著者)に、「―ディズニーランドのそうじとは、心を清らかにする最高のおもてなしなのだと、知ることもできました。そして夢を持ち続ける気持ちの大切さを、娘に教えられました。これからも、陰ながら見守りたいと思います」という手紙を出す。金田は聡美に親からの手紙を見せて、「親が子供から何かを教えられた時、それはこの上ない恩返しの一つだと、僕は思うんだ」という。
 オープン当時、パークの清掃を担当するカストーディアルは、「裏方」というイメージだったが、今では多彩なパフォーマンスでゲストを楽しませつつ、パークの清掃や案内をするディズニーのキャスト中でも一番の人気職種になっているという。

 本書のタイトルにある『そうじの神様』とは、実在人物であり、ウォルト・ディズニーの理想を叶えたカストーディアル、チャック・ボヤージン氏のことである。東京ディズニーランド開園の3ヶ月前に指導の為に来日したチャック氏は「この床に落ちたポップコーンを、君たちは食べられるかい?」と、10代から30代までのキャストたちに投げかける。だが、皆が黙っていると、「いいかい? 君たちには、子供がポップコーンを落としても、躊躇なく拾って食べられるくらい、床を綺麗にしてほしいんだ」と。チャック氏の妥協を許さない指導の先にあるのは、ゲストに夢を与え、幸せを提供するためなのだ。そして、「そうじは、汚れているからするのではなく、汚さないためにするんだ。汚せないぐらい綺麗にすれば、捨てることに躊躇するんだよ。そうなれば、ゴミを捨てる人はいなくなる。劇場の舞台に、ゴミを捨てる観客はいないだろう? それと同じで、ここも舞台なんだ。舞台を作るためのエンターティナーなんだよ」と。
 私は、ディズニーランドのパークに、ゴミを落としたままにしたことは一度もない。綺麗なパークは、私(ゲスト)の心も綺麗にしてくれているようだ。

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紙の本池上彰の親子で新聞を読む!

2010/04/20 14:58

身近な教材でもある<新聞>のあり方を深く考えさせられた。

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 池上彰の解説は、“わかりやすい”。ニュースや新聞よりも、池上彰の本や番組(時々スペシャル番組がある)によって、難しいことやわからないことが、スッキリ理解できる。だが、それだけでは足りない。著者は、新聞を読むことで、「世の中の仕組みを知り、民主主義の大切さを知ること」だ、と説く。

 <子どもの学力は、どうすれば養われるのか> それは、「新聞を読むことです」と著者は断言している。文部科学省が毎年実施してきた全国学力テストでは、試験と同時に子どもたちにアンケートを実施して、学力と生活習慣の相関関係について調査している。このアンケートの中に、「新聞やテレビのニュースなどに関心がありますか?」という項目があり、調査の結果、調査対象の小学校6年生のうち、「ニュースに関心がある」と答えた子どもと、「関心がない」と答えた子では、学力に大きな差のあることがわかり、関心のあるなしで、平均点が15点ほど違ってくるというという。国際的な調査でも同じような傾向が出ているようだ。
 早合点してはいけないのは、「新聞を読む子は学力が高い」と言えても、「新聞を読めば学力が高くなる」とは言いきれないということだ。結果だけを見てやみくもに <読みなさい!>では、拒否反応されるだけ。著者の推論は、「新聞を読めば社会のことに関心を持つようになり、社会への高い関心は、「知りたい」という知的好奇心を呼び起こし、それが学習意欲につながり、高い学力をもたらすのではないか」ということなのだから、親が新聞を読み、積極的に話題にあげて、子どもに<新聞って面白そうだな>と、自然に興味を起こさせるようにすることは、親(大人)の役目だなあ、と痛感した。

 ○第一章 民主党政権の誕生を読む(1、本格的な政権交代が実現。他10項目)
 ○第二章 地球温暖化問題を読む(1、鳩山首相が出た国際会議は何だったの? 他2項目)
 ○第三章 海外ニュースを読む(1、オバマ大統領、ノーベル平和賞を受賞。他1項目)
 ○第四章 経済ニュースを読む(1、急な円高どうして起きた? 他3項目 )
 ○第五章 社会ニュースを読む(1、最初の裁判員終わる。他2項目)

 この本は、子どもにもわかりやすくニュースを読み伝えるため、ほとんどの漢字にふりがなが付いている。大人向けの新聞の記事と、子ども向けの解説記事を読み比べることができる。塾などを否定するわけではないが、新聞を読むことによって、ニュースへの関心と興味を高め、読解力を身につけ、文章力もつくなら、高いお金を出して塾に生かせる必要はないと思うのは私だけかしら。身近な教材でもある<新聞>のあり方を深く考えさせられた。

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火加減のコツが“ガッテン!”

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 < たかが火加減、されど火加減、火加減のコツさえわかれば、失敗はしない >とは、母の口癖。私は、肉料理の火加減には、多少自信があるものの、よく失敗するのが、餃子と春巻き。この二つの料理に限っては、一筋縄ではいかず、どうにかしたい思いで、本書を手にし、早速チャレンジ!

 いままで、たくさんのレシピ本を参考にしてきたけれど、火加減を細かく指示するレシピは、「世界中どこにもなかったはず(たぶん)」。この本は、「簡単・手早く」のレシピ本とは逆で、「とにかくクチうるさい!! ほどコツやアドバイスをふんだんに盛り込み、“シロートさん”でも「プロの味」を完璧に再現できる“これぞホンモノの料理本”」を目指したもの。早速、餃子を試作した。私が信じていた手順がひっくり返されるので、半信半疑になりつつも完成。すると、これまでどうして失敗していたのか不思議なぐらい納得の出来栄え。まさか餃子を焼いて、言葉にならないほどの感動が待っているとは・・・。

 餃子は、フライパンに並べたら、ものすごーく熱い熱湯を入れて、最後にごま油大さじ1をかけたらフタをして、焼き色がついたら出来上がり。ただ、最後の最後に一仕事がある。これは、本を読んでのお楽しみ。是非、実践してほしいかな。【誰でもゼッタイおいしく作るコツ】、【「プロ級別次元」の味にするための最終チェック】、レシピは9種類あって、焼きそば、チャーハン、オムレツ、野菜炒めなど、家庭でもよく作る定番料理ばかり。だからこそ、いつもと違う味に気がつける。

 この本の[クチうるさいレシピ]の構成は、通常のレシピの作り方が、「2.1と肉、調味料をボウルに入れ、よくこねる。」とあったら、問題のある箇所に、赤字で線を引いて、「調味料を一緒にいれちゃダメ! どれだけこねるのかわからない!」など、ダメな部分を浮き彫りにしてくれる。だから、何がいけないのか、わかりやすく伝わってくる。各レシピの手順は、春巻きの場合だと、《フツーの作り方のどこがダメ?:作る前の準備:プロ級別次元春巻きの作り方:やってしまいがちな「春巻き」NG行動リスト》(他もほぼ同じ手順)、時間がたってもパリパリの春巻きを作れるようになるレシピは、本書ならでは。

 《ギョーザ》の焼き方も、目からウロコだったけど、《春巻き》は、作り方も巻き方も全然違う、生まれて初めておいしい春巻きを作れたことで、他のレシピを作るのも楽しみ。最近、火加減のコツが“ガッテン! ガッテン! ガッテン!”。料理をするのが、楽しい♪

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“探訪三昧”の内容に大満足♪

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 テレビで「渡辺篤史の建もの探訪」という番組が始まって20年(1989年~)、探訪した家は1000軒を超えたという。この本は、番組の歴史を一冊にまとめたものである。

 渡辺篤史が個々の家々を訪問するだけの番組が20年も続けてこられた理由は、【新進気鋭の作家が綴る! 探訪スペシャル・エッセイ 篤史フォーエバー:文 万城目 学】で記される。番組を「テレビ界のお米」と表現し、渡辺篤史の「コメント能力」、「親和性」、「フレンドリーシップ」を褒め称え、「人、建物、篤史―この三者が共鳴し合って生まれる」など、渡辺篤志の魅力をたっぷり語っていて、熱烈なファンぶりが楽しい。
 私は、オープニング曲の「-言葉と心-」(小田和正)が大好きで、【渡辺篤史と対談1】では、2人の対談が6ページも載っていることにウキウキしながら読んだ。近隣とのコミュニティや街並みが壊されていることを危惧し、民家の再生を願う渡辺篤史と、無駄やゆとり、自然を取り込むことの素晴らしさを説く小田和正の2人が建ものに対するそれぞれの思いは深く広く、芸術の域で、ただ傍観するのみだが、教えられることもありタメになる。
 どこを見開いても番組同様の、飽きない本になっている。プロデューサー2人とディレクター3人が集まっての【建もの探訪、ここだけの話】など、裏話好きな私のツボにズッポリ。訪問した家の障子を破ってしまったハプニングや失敗談や、撮影後、渡辺さんが、ご家族と意気投合して「ちょっと一杯」というのもごくまれにあるそうだ。家づくりで大事なアドバイスも必見だ。
 私は、1992年~2002年の間、ほとんどこの「渡辺史の建もの探訪」を視聴していた。それは、いつかは建築家による、注文住宅を建てよう! と、未来の家の設計を描き続けていたからである。そして、2002年に実現した。だが、ここ7年は番組をみることはなかった。< 建てたい家に満足していたかった >からだ。でも、改めてこの本を手に取ると、懐かしさいっぱいの家が登場するし、空白の7年分(一部)は、建主の個性は年々進化するという新しい発見がある。【20年を振り返る 建もの探訪アルバム】で見ることが出来ただけでも、嬉しく価値があった。

 「建もの探訪」の撮影現場のシーン【初公開! 番組の制作現場をレポート】や、【こころに残る家のかたち:23軒】、【名作チェア探訪】、【20年の全放送リスト】など、“探訪三昧”で見ごたえたっぷり♪

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我が家のチーズ辞典はこれ一冊で十分

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私が子どもの頃は、チーズといえば給食に出るベビーチーズぐらいしか知らなかった。それが、どうだろう? いまや、スーパーに行けば、たくさんの種類がずらりと並んでいる。チーズ好きの私としたら、大げさにいうとこの世の楽園の感じだけれど、しかし、どんどん売り場に溢れている、知らないチーズ。食べてみたいが、なかなか値段も張るし、買って自分のお口に合わなかったらもったいない。ならば、本を参考に、あれこれ試してみれば! と、いつもの探究心が沸々と・・・。
きれいに撮られたチーズのカラー写真(包装されているのと、中身)と、解説(由来など)、DETA(種類・原産地・原料乳・固形分脂肪分・形・季節)、MEMO(合う飲み物や食べ方など)詳しくって、わかりやすい。他に数冊、立ち読みしてみたが、この本が私と相性がよいように感じて、一家に一冊、チーズ辞典を置くなら、< これしかない! > と、ばかりに購入。
「チーズをおいしく食べるコツ」が三つあり、①(切り方)②(保存法)③(選び方・食べごろ)だそうだ。そして「チーズの道具」「チーズに合う食べ物」「おすすめのナチュラルチーズ取り扱い店」「チーズ用語」と、チーズの知識が欲しい私には、本を見開くたび、楽しく授業を受けている気分になる。
この本には、レシピはない。あくまでも、“チーズ”が主役だから。厳選された、113種類ものチーズを見ると、< こんなの食べられるの? > というような、秘密の基地みたいに、草に覆われているチーズがある。これに「恋の芽生え」というロマンティックなネーミングがついているのが不思議・・・。いろんなお国のチーズを見られて、味も詳しく載せられている。親しみやすい味、苦味も加わり繊細な味、ピリッとした強い味、ほんのりとした甘さとミルクの風味が見事です、といった具合なので、自分好みのチーズを、データを見て、探すだけでも楽しい。

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