日経情報ストラテジーさんのレビュー一覧
投稿者:日経情報ストラテジー
図解キャッシュフロー経営
2000/10/26 00:16
1999/3/1
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2000年3月期決算から始まる新しい企業会計制度では、連結ベースで「キャッシュフロー計算書」の提出が求められる。このため、最近「キャッシュフローとは何か」をわかりやすく記述した入門者向けの書籍が数多く登場している。本書もその1つだが、単なる会計制度の解説ではなく経営の面から語っている点が大きな特徴だ。
元大手銀行マンで現在はコンサルタントの著者は、本書で自ら「もう銀行は当てにならない」と述べ、「なぜキャッシュフロー経営が必要なのか」「キャッシュフロー経営で企業活動はどう変わるのか」「外資系金融機関とのつきあい方」といった視点でキャシュフロー経営の本質を説く。キャッシュフローによる財務分析手法にも触れ、三井物産や三菱商事の例を挙げて具体的に記述している。
米国経済再生の背景にはこうしたキャッシュフロー重視の経営姿勢があり、日本企業も急いで転換する必要があると著者は見る。大山
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「勝ち組」の経営 情報戦略が会社を変える
2000/10/26 00:16
1999/3/1
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「明確な目的を持たない形だけの情報化は無意味」という前提に立って、中堅・中小企業が情報化戦略を立案するための指針を示した一冊。
本書が情報化の目的として特に強調するのが「ノウハウマネジメント」だ。これは本書の造語で、マーケティングや商品開発、人材育成といった企業の経営ノウハウをあらゆる側面から革新していく仕組みを意味する。
その中身は、過去の売り上げデータのような「定型情報」だけでなく、マーケット情報や業務ノウハウなどの様々な「非定型情報」も共有。社員がそれらを使って新しい経営ノウハウの仮説を見出して検証する。その繰り返しによって、経営ノウハウを継続的に洗練していくというものだ。
本書は、そのための具体的な方法論にまでは踏み込んでいない。しかし営業日報の共有によって社内組織をフラット化した札幌市の菓子流通業者などの事例を通して、最低限必要な成功のポイントを示した。中山
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