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東北大学出版会さんのレビュー一覧

投稿者:東北大学出版会

113 件中 61 件~ 75 件を表示

紙の本

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学習者が誤った知識を自分で作り上げている場合、通り一遍の授業ではそれは修正されない。ではどうすればよいのか。本書には著者たちがこれまでに行った17の独創的な研究が5部構成でまとめられている。工夫を凝らしたさまざまな方法と、理論的な考察が、平易な文章でまとめられている。
 この分野の研究の集大成であり、教育心理学にとって意味があるだけではなく、小学校~高校教師の授業改善に大きく役立つ。


《目 次》

序 章 ル・バーとは何か
第1部 ル・バー修正研究の出発点―ル・バー対決型ストラテジー
第2部 ル・バー修正研究の発展―ル・バー対決型ストラテジーの改善
第3部 ル・バー修正研究の転換(その1)
    ―ル・バーの部分的妥当性に着目したルール表現の工夫
第4部 ル・バー修正研究の転換(その2)
    ―ル・バーと抵触しない事例の積極的利用
第5部 ル・バー修正研究の応用
    ―2つのタイプの方法を組み合わせて用いる



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日本では欧米に比べてアスベストの使用禁止がやや遅れ気味であった。廃棄されるアスベストが今後増加する事、関連の疾患が何十年も経て出現する事、危険を決める閾値が事実上無いという事、治療の研究がようやく始まったばかりである事など不安がいっぱいである。本書ではアスベストとその関連物質についての、商品としての見地や鉱物学的な見地、医学的な見地から現在迄わかっている事を解説した。一般の人を含め特に土木建築関係に携わる方々に理解してもらえるよう努めた。本書により不要な不安をぬぐい去ると同時に、厳重に注意しなくてはならない点を理解してもらえるようになる事を切に希望する。


《目 次》

はじめに

第1章 アスベストとは何か?
1.はじめに
2.アスベストの定義
3.アスべストの種類、形状的特徴および成因
4.アスベスト鉱山の歴史および現状
5.アスベストの物理化学的特性
6.アスベストの用途
7.アスべストの有害性および各国の対応
8.おわりに

第2章 アスベストの世界的な流通の過去と現在
1.はじめに
2.アスベスト使用の歴史
3.世界のアスベスト産出量
4.石綿の使用等に関する国際動向
5.日本のアスベスト輸入先と使用量
6.世界的なアスベスト問題の教訓
7.おわりに

第3章 造岩鉱物学からみるアスベスト同定法とその問題点
1.はじめに
2.鉱物としてのアスベスト
3.アスベストの検出・同定法
4.おわりに

第4章 アスベスト含有建材とアスベスト問題
1. はじめに
2. 建材用石綿の種類と特性
3. アスベスト含有建材と建築物中のアスベスト
4. 建材中のアスベスト問題
5. 石綿規制の流れ
6. おわりに

第5章 アスベストの代替品ロックウールの特性と安全性について
1. はじめに
2. クラスウールとロックウール
3. 建材中のロックウール
4. ロックウールの生物への影響
5. 有害の可能性
6. おわりに

第6章 肺内石綿繊維からみた石綿関連疾患
1. はじめに
2. 石綿関連疾患
3. 解剖例からみたわが国の石綿関連疾患
4. 石綿関連疾患患者の肺内石綿繊維
5. おわりに

第7章 アスベストに関する法規制について
1. はじめに
2. 使用されたアスベストの問題
3. アスベスト関連法規の概略
4. アスベスト鑑定・分析の問題点
5. おわりに

あとがき
引用文献



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種々の単純な話が流布する昨今、「声と耳」を豊かに保ち社会認識につきそう社会学を再構想することはできないか。古典と現在との間で「私」にできることは何か。本書は、ミード研究に内在してきた著者が、原典と史料をいっそう丹念に読むと同時に、シンボリック相互行為論と読書会の論理との接合をはかった研究書である。


《目 次》

概要と構成
凡例
はしがき「身ぶり会話」考

第1部 自然・社会・自己―ミード社会理論の再検討
  序 章 統合と連帯
  第1章 パースペクティブの重層としての自然
  第2章 生命活動の過程としての社会
  第3章 対話としての思考
  第4章 歴史としての自己

第2部 ミードとアメリカ社会学・心理学―社会心理学の生誕
  序 章 実証主義と社会進化論―改革と科学と民主主義
  第1章 ミードとアメリカ社会学
  第2章 計算と習慣―W・ジェイムズにおける生理学的個人の意味転換
  第3章 行動主義心理学―J・B・ワトソンにおける行為の条件づけ
  第4章 機能主義心理学
      ―J・デューイにおける「刺激―反応」のひるがえり
  第5章 模倣と本能―ロスとマクドゥーガル
  第6章 社会心理学―1910年前後のミードにおける―
  第7章 「最初の本」構想―第2部のむすびにかえて

第3部 ミードとアメリカ社会―革新主義から帝国と福祉のランデブーへ
  序 章 「科学の方法」
  第1章 「社会主義」とミード
  第2章 セツルメントとシティ・クラブ―ミードの舞台
  第3章 「新教育」と産業民主主義―労働と教育の再結合
  第4章 労使紛争とミード―「市民委員会」報告書より
  第5章 大戦とミード―動員・民主主義・社会主義・ナショナリズム
  第6章 差異と共同
      ―帝国と福祉のランデブーのなかで
むすび 再叙述―再帰的な市民実践に向けて



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中田重治を中心とするホーリネス運動は、明治末から昭和初期にかけて、聖霊の直接的な体験や、病気の癒し、差し迫ったキリストの再臨などを説くことによって、エリートではない庶民層にまで勢力を伸ばした。本書は「宗教学」の視点に立ち、従来の研究史の中で空白になっていた彼らの活動の実態を、当時の機関紙などの資料から丹念に描き出した、初めての本格的な研究書である。キリスト教研究の分野だけでなく、広く近代の宗教史や民衆運動、世界宗教の土着化の問題などに興味をもつ読者にも、大きな示唆を与える一書。


《目 次》

序  章 宗教学の研究課題としての初期ホーリネス
第一章 聖潔(きよめ)を掲げた人たち
第二章 神癒(いやし)の教理と愛児の死
第三章 電信員伝道をめぐって
第四章 信徒たちの「救い」
第五章 二つのリバイバルと再臨信仰
第六章 近代日本における聖霊派の糸譜
あとがき


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紙の本家族 ジェンダーと自由と法

2008/10/08 10:23

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両性がともに人間らしく生き、子どもを心身ともに健康に育てる方策を模索することは、ジェンダー論の大きな課題のひとつである。性別役割分業をはじめ、社会や法は家族という私的な領域のかかえる問題にどのように関与すべきか。家族に関する本書は、戦後の法学界や実務をリードしてきた斯界の長老から、気鋭の若手研究者まで、それぞれの問題を論じるにふさわしい第一人者を執筆者に得て、原論的・総論的諸論文、国際的・比較法的諸論文、日本家族法を歴史的に考察する諸論文、具体的諸問題の今後の解決を考える諸論文と多角的な成果をおさめた書である。


《目 次》

第一部 総論 家族とジェンダー
第1章 家族とジェンダー
第2章 ヨーロッパにおける現代家族の展開

第二部 各論 家族と法による規制
第3章 日本における家族法の展開 
第4章 家族をめぐる法と規制


東北大学21世紀COEプログラム ジェンダー法・政策研究叢書 第6巻(辻村みよ子監修)




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当会の刊行物や活動をPRするメディアとして刊行されている、東北大学出版会会報誌「宙(おおぞら)」の創刊号から19号までを、当会創立10周年を記念して合本編集した。東北大学のシンボルマークであり、本出版会のロゴマークでもある北斗七星の7つの星にちなみ、毎回7人の筆者が登場するという趣向になっている。東北大学内外の関係者の方々を中心に、ひろく各界の人びとにご執筆いただいた珠玉のエッセイは本出版会の読者のオアシスといえる。西澤潤一・樋口陽一・瀬名秀明・小林久三・小田和正・川島隆太など各界で活躍する東北大OB・関係者のエッセイも収録。

日本図書館協会選定図書

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紙の本『西遊記』資料の研究

2008/10/08 10:05

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『西遊記』の歴史は古く、唐初の伝説に由来する。それから約1000年、伝説から簡単な語りもの、そしてさし絵入りの長編小説と物語はふくらみ、人々を魅了しつづけて来た。『西遊記』誕生まで、各時代の密接した関係を持つ資料や作品を、宋代から明末清初まで時代順にならべ、それぞれの資料や作品が持つ特徴を導き出したのが本書である。敦煌出土絵画や絵巻、はては屋根の飾り瓦まで見すえ、研究者も見たことがないような資料を紹介しつつ、豊富な図版によって絵画的視点から『西遊記』発展のあしあとをたどった研究書と言える。


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大江健三郎は日本人の生存状況の思考に身を置き続けている。彼は戦後日本の社会危機と文化危機の申し子であり、危機を打破し、新生を呼びかける啓蒙者と批評者でもある。本論では、初期大江文学の問題意識及びその根底にあったものに注目し、それを再啓蒙意識、自己啓蒙意識と文化批評意識のようにまとめ、一中国人の日本文学研究者という立場から大江文学を解読しようと試みた。そして、文学の独立性を保ち、時代を表現しながらも時代との緊張関係を保つことができた大江文学の考察を通して、「文以載道」の伝統をもっている中国文学に示唆を与えようとする。


《目 次》

序  章
第一章 再啓蒙意識の現れ
  第一節 文壇登場:出発の原点としての「火山」
  第二節 時代を相対化する仕掛け:「奇妙な仕事」と「死者の奢り」
  第三節 再啓蒙意識の「露頭」
第二章 同時代への再啓蒙
  第一節 「戦後」への再啓蒙
  第二節 再啓蒙の冒険と挑戦
第三章 啓蒙者の脱構築と再構築
  第一節 啓蒙者の脱構築
  第二節 啓蒙者の再構築
第四章 文化批評の達成
  第一節 「歴史」の語り方:『万延元年のフットボール』における大江の新しい問題意識
  第二節 「歴史」の喚起と追究:文化批評の成立
終 章


第3回東北大学出版会若手研究者出版助成刊行図書

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紙の本杭基礎の耐震問題に関連して

2008/10/08 09:56

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建物を支持する杭の耐震設計で基本となる弾性支承上の梁の曲げ解析において,杭頭固定度とともに杭先端の境界条件も考慮した理論解が丁寧に解説されている。また,周辺地盤の杭応力への影響を表す理論解を求める荷重分布法や,既製コンクリート杭の地震被害様相,その原因追究の解析例,杭体の耐力など構造特性に関する実験も紹介され,さらにその他の耐震問題にも言及されている。本書は,杭の耐震設計が行政上で重要な問題として扱われるようになった最近の歴史的流れを知る上でも構造設計者,研究者,学生にとって良き参考書になる。

 
《目 次》

第1章 基本的事項
第2章 杭頭固定度と杭長を考慮した杭の水平抵抗解析
第3章 杭周辺地盤の応答の杭応力への影響
第4章 杭の地震被害と破壊耐力の確認実験
第5章 杭の地震被害原因についての考察
第6章 杭頭部に靱性継手を持つPHC杭の軸力変動下の水平交番試験
第7章 杭基礎の耐震問題余話


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東北大学全学教育の転換少人数科目・基礎ゼミ〔平成18年度文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム」(特色GP))に採択〕の取り組み実践事例を公開。「学びの転換」を企図した東北大学「基礎ゼミ」の歴史と現状を紹介するとともに、担当教員33名からの協力を得て、実際に行われた教育内容・方法をカラー刷りで詳細に紹介。さらに、基礎ゼミを起点に発展した「学校ボランティア」企画など社会貢献活動の様子も紹介しており、大学初年次教育に携わる関係者にとって必読の書。


《目 次》

はじめに
 (高等教育開発推進センター長 坂本尚夫)
東北大学「基礎ゼミ」の評価と期待
 (特色ある大学教育支援プログラム審査員 大輪武司)
第1章 「基礎ゼミ」の誕生と歩み(齋藤紘一)
第2章 「基礎ゼミ」実践事例(平成18年度)
第3章 学生が主体的に学ぶ基礎ゼミの実施方法
    (渡利夏子・中島平・水原克敏)
第4章 「基礎ゼミ」から地域貢献へ
    -「東北大学学校ボランティア」の取り組み-
第5章 「基礎ゼミ」の成果と展望(関内隆)


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紙の本藤野先生と魯迅 惜別百年

2008/10/08 09:51

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仙台医学専門学校の藤野厳九郎教授が、医学を捨て文学へ転身することを決意した学生、周樹人(後の魯迅)に「惜別」と書いた写真を送ってから100年。本書は、今まで注目されることの少なかった藤野先生に光を当て、貴重な諸資料をもとにその生涯を辿ると同時に、藤野先生が毎週添削した魯迅の「解剖学ノート」の医学的見地からの分析及び翻刻を初めて試みたものであり、魯迅研究の新しい地平を拓くものとして、日中の研究者から注目されている。東北大学魯迅研究プロジェクト、あわら市、北京魯迅博物館の共同研究の成果である。

 
《目 次》

刊行にあたって
惜別百年
1 あわらの藤野先生
2 魯迅と藤野先生(1)
3 魯迅と藤野先生(2)
4 魯迅と藤野先生(3)
5 魯迅とあわら市~日中友好の軌跡~
6 藤野先生の故郷 あわら市
あとがき

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紙の本ジェンダーの基礎理論と法

2008/10/08 09:48

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「性差とは何か。」「ジェンダー(社会的・文化的性差)とセックス(生物学的性差)とはどう違うのか。」
この基本的な問いに答えるべく、ジェンダー学、生物学、歴史学、法学、政治学等の代表的研究者が集結した学際的研究の成果を収録。本書は、「法とジェンダー」を考える東北大学COE拠点と日本学術会議(公開講演会「生物学とジェンダー学の対話」)やジェンダー法学会等との連携活動の記録でもあり、また、その基礎理論研究の集大成であるといえる。


《目 次》

第一部 ジェンダーとセックス―性差をめぐる学際的研究の成果と課題
第1章 ジェンダー概念の有効性について
第2章 ジェンダー概念の意義と効果
第3章 進化生物学とジェンダー
第4章 セックスとジェンダー、そして男女共同参画
第5章 遺伝子と性差―医療現場から
第6章 女性と高齢者介護問題に関する疫学的アプローチ
第7章 スポーツする身体とジェンダー

第二部 ジェンダーとフェミニズム
    ―女性の地位・権利をめぐる歴史的・思想史的研究の成果と課題
第8章 古代ギリシアにおける家の継承―後継者確保のための法制と慣行
第9章 オランプ・ドゥ・グージュと女性の人権
    ―フェミニズムと人権論の源流
第10章 メアリ・ウルストンクラフトと女性の人権
第11章 シモーヌ・ド・ボーヴォワールの今日的意義
    ―「女であること」と「女性の権利」
第12章 公/私区分の再定義
第13章 フェミニズムの思想を稼働しつづけるもの

第三部 ジェンダーと法―ジェンダー法学・フェミニズム法学の方法と課題
第14章 フェミニズムと法・国家論
第15章 ジェンダー法史学の課題と展望
第16章 ジェンダー法学の意義と課題
第17章 憲法学とジェンダー研究
第16章 ドメスティック・バイオレンスをめぐる法政策
     ―「人権アプローチ」と「福祉アプローチ」



東北大学21世紀COEプログラム ジェンダー法・政策研究叢書 第10巻(辻村みよ子監修)

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日本では久しく教育改革の必要が叫ばれ、教育基本法の改正までもが行われた。しかし教育が劇的に変わる気配は今のところ感じられない。一方で時代の流れという言葉で示される不可逆的・不可避的な変化を教育に関して感じることも少なくない。巷間言われる教育の自主性・自律性とは、人間の思惑を超えた文字通り教育そのものの自律性なのかもしれない。本書ではルーマン社会システム理論の視座から、教育システムの自律的展開の過程として我が国における学校体系の変化を読み解いてゆく。


《目 次》

序 章 課題と方法
第一章 男子中等教育システムの形成ー中等学校令成立の基盤形成過程1-
第二章 女子中等教育システムの形成ー中等学校令成立の基盤形成過程2-第三章 青年教育システムの形成ー青年学校令成立の基盤形成過程- 
第四章 中等教育システムと青年教育システムの関係構造
    -学校教育法成立前後の変化-
第五章 男女両中等教育システムの融合
    -単線型学校体系成立以降の動き-
終 章 結論と展望


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昭和恐慌から戦後改革期に至る激動の昭和前期,そこに政策と地域現実との狭間に自問しながら実践を構築した小学校教員たちの姿があった。1930年代,常会指導者として部落常会・町内常会に出かけた姿。報徳運動と結びつき学校報徳社・児童常会を創出した姿。1940年代の国民学校令下に学校少年団常会を指導した姿。戦前の「学級常会」「母子常会」を戦後新教育「福沢プラン」へと転用していった姿。本書は,これらの断片を常会の形成と展開という一連の流れに位置づけ,地域・学校・子どもをめぐる教育史実に迫った一冊である。


《目 次》

序 章 主題の設定と研究の方法
第1章 佐々井信太郎の常会構想
    ―新たな国民教化方策の提唱と内務省訓令第17号へ至る道程
第2章 大日本報徳社の長期講習会における常会指導者養成
    ―教員受講者に焦点を当てて
第3章 教化町村運動の創設と常会の「実績」形成
第4章 教化町村運動における常会と教員
    ―福島県相馬郡太田村の報徳運動・報徳教育
第5章 学校報徳社・児童常会の形成―学校少年団・少年団常会の先駆
第6章 報徳教育から「農村地域社会学校」へ
    ―戦時と戦後における常会実践の実相
結 章 昭和前期地域教育の再編と教員

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紙の本教育の条件 人間・時間・言葉

2008/10/08 09:26

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教育を成り立たせている根本的条件は何か。欧米と日本の教育に大きな差はないという前提に立って、明治以来、日本人は欧米の教育を学んできた。筆者はそのような前提に疑問をもち、それぞれの文化が、教育の考え方、在り方を規定すると考える。具体的には、ヨーロッパと日本の「時間」の捉え方の相違、意志伝達における「言葉」の役割についての考え方の相違、人間と環境との関わり方についての認識の相違が、教育の根本的条件に影響を与えているとする。教育哲学に関心を持つ人の必読書。

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